【警告】イスラエルのインディーズのフィルムメイカー、イラッド・ラスさんが作られた約6分半のショートホラー「イートゥン」(Eaten)には、生理的に嫌悪感をもよおして、胃液が逆流するような気分になる描写が含まれています。なので、こんなもんでよろこぶホラー映画バカの連中の趣味はわからない…という方は観ないほうが無難ですよ。








QE が紹介してくれたイスラエルのショートホラー「イートゥン」です。憔悴しきった様子の男性が、悪魔だか死神だか、そういった恐ろしい存在の人物と食事のテーブルをともにしています。不気味な悪魔の死神は、食の進まない男性に向かって、自分が過去にタイのホテルで、大きなトカゲに出くわした際の戦慄や、ジャングルで自分の命を狙った野性の動物を返り討ちにして殺した経験などを語り、恐怖を克服するには、それを食べることだ…と言いながら、ご覧のように、おぞましいものを次々と口に運ぶことに…。そして、男性にも目の前のものをたいらげろ…！！と無理強いする死神ですが、男性が口にすべきか、どうか、ためらっているのは薬品のカプセルで…。

と、どうやら、一連の出来事はすべて、死の妄想にとり憑かれた男性の悪夢だったようですね…。
ひとつの場所を舞台に、登場人物をふたりに限定して、無理のない小道具で最大限の効果を発揮することを狙った本作は、自主製作の短編のホラー作品としては、大変、上手にまとめられていて、約6分半という作品の長さも絶妙だったように思います。CIAリーダーのホラー映画バカのみなさんは、どのような感想を持たれたでしょう…？！





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