************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


FYC は、“For Your Consideration” = “どうぞ、あなたの検討に加えてください”の略で、投票を訴える呼びかけの決まり文句ですよというのを、今春全米で公開されて大ヒットになったばかりか、極めて高い評価を受けたパラマウント/ドリームワークス・アニメ「ヒックとドラゴン」のオスカー・キャンペーンの広告を、先々月の9月初めにご覧いただいた際にも記しましたね。で、「ヒックとドラゴン」のFYC広告を紹介したのなら、当然その最大のライバルとなるディズニー・ピクサーの「トイ・ストーリー3」のそれも紹介しておかなければならないことになります…!!






と言うわけで、ディズニー・スタジオのチェアマンのリッチ・ロス氏が、業界メディア DEADLINE の記者ピート・ハモンドの取材に先週、応じて、ディズニーはオスカーの本丸である最優秀作品賞を真剣に全力で獲りにかかる!!と宣言してくれたディズニー・ピクサー大ヒット・アニメ「トイ・ストーリー3」のちょっと風変わりな FYC 広告です!!
上 ↑ は、「トイ・ストーリー3」が、2004年の第76回授賞式で最優秀作品賞に選ばれた「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」以来の傑作であることを訴え、下 ↓ は、1999年の第71回授賞式において、今となっては何かの手違いで選ばれた…と苦笑されている「恋におちたシェイクスピア」以来の傑作である…!!と訴えています。


それぞれ比較にあげた映画がちょっと的外れな感じがする点にユーモアを持たせていると見てとれますが、過去にアニメ映画がオスカーの最優秀作品賞を受賞したことがないだけに、こうなるのも仕方がないですね…!!
仮りにもし、オンラインで一般から投票を募れば、アカデミー賞の最優秀作品賞になるのは、ほぼ間違いない!!と言いきって過言でないほど、人気・評価・興行成績のどれをとっても、現時点までに2010年公開映画の中では最高の地位を得ている「トイ・ストーリー3」ですが、オスカーを主催する映画芸術科学アカデミーは妙に権威を重んじるだけに、アニメを映画と認めてもらうには、まだ少し壁がありそうな気がしないでもありません…。
果たして、その壁を破れるのは、「ヒックとドラゴン」なのか?!、それとも、やはり、「トイ・ストーリー3」なのか?!、次回の第83回アカデミー賞のノミネート作品および各賞候補者は、新年1月25日(火)に発表される予定です!!

(Thanks for the heads up to Germain Lussier)




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