スピルバーグ監督の念願のプロジェクト「リンカーン」が実現!!、ダニエル・デイ=ルイスが主演して、奴隷解放の偉大な大統領を演じ、ディズニーが2012年末の全米公開を発表!!
by
Billy
2010年11月20日土曜日
この「リンカーン」のプロジェクトがお釈迦になったことを伝えた昨2009年2月末にアップした記事の中で、ぼくはディズニーは「リンカーン」に興味があるのではないか…?!と書きましたが、その通りだったようです…!!
ディズニーと業務提携するスティーヴン・スピルバーグ監督の映画スタジオ、ドリームワークス2.0が、アメリカでは今日となる11月19日(金)付けで発行したプレスリリース(↓)によれば、同監督が長年、暖めて念願していた、アメリカ合衆国第16大統領の業績を描く伝記映画「リンカーン」のプロジェクトがついに実現に至り、主人公のリンカーンを、「マイ・レフトフット」(1989年)と「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(2007年)で、2度にわたりアカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた名優のダニエル・デイ=ルイスが演じることが決定した…!!とのことです。
この「リンカーン」の伝記映画のプロジェクトはそもそも、スピルバーグ監督が過去のドリームワークス1.0の時代に業務提携していたパラマウント映画において企画開発を進めていたもので、パラマウント映画とスピルバーグ監督との間に軋轢が生じ、その仲たがいを作った張本人のクソ野郎と言われるパラマウント映画の重役ブラッド・グレイ氏によって、プロジェクトが昨2009年2月にお釈迦にされてしまいました。
そして、スピルバーグ監督が居心地の悪いパラマウント映画から離脱し、夢とおとぎの魔法の王国ディズニーに移住して、新たに同名の新会社ドリームワークスを立ち上げ、ディズニー・ドリームワークスとなったことから、パラマウント映画側から、“どうしても「リンカーン」を引き続いて作りたければ、あんたがプロデューサーをつとめた、ピーター・ジャクソン監督の訳のわからん、くだらん映画の「ラブリー・ボーン」を買いとれや、ボケ!!、あんなもんに大金を出して、うちは大損じゃ!!、責任とれ!!”と、「ラブリーボーン」の大失敗をめぐるトラブルの取り引き材料とされ、「リンカーン」はスキャンダルのネタとなっていました…。
それがどうして、突然、実現することになったのか?!、経緯は不明ですが、スピルバーグ監督の「リンカーン」は当然、ディズニー映画として公開されるので、太っ腹のミッキー・マウスがサイフを開いてくれたのかもしれません。
とまぁ、そんなハリウッドの裏側の醜い四方山話はさておき、これまでリンカーン役にアタッチされていたオスカー・シンドラーAKAリーアム・ニーソンに変わって、ダニエル・デイ=ルイスが南北戦争を北軍の歴史的勝利に導き、奴隷解放を実現した後、暗殺されて、その後、ニコラス・ケイジが暗殺者の日記をもとに事件を調べてくれることになった偉大な大統領の業績を、スピルバーグ監督が映画化する「リンカーン」は、野球マニアの歴史家ドリス・カーンズ・グッドウィンが2005年に著わしたノンフィクションの著書「チーム・オブ・ライバルズ:ザ・ポリティカル・ジーニアス・オブ・エイブラハム・リンカーン」を原作の頼りとし、前述の昨2009年2月にもお伝えしたように、「ミュンヘン」(2005年)のシナリオを執筆した、ピューリッツァー賞受賞の劇作家トニー・クシュナーによる脚本を映画化することになります。
原作者ドリス・カーンズ・グッドウィンの講演(日本語字幕を表示可能です)
トニー・クシュナーが過去にハーバード大学のエイブラハム・リンカーン大統領をテーマとする政治研究のフォーラムで語ったところによれば、スピルバーグ監督が映画化するお話の内容は、リンカーン大統領の生涯を描き切る伝記映画ではなく、1865年4月15日に同大統領が亡くなる直前の2ヶ月間に焦点をあてるもので、1862年9月に発した奴隷解放宣言が、1865年1月に議会提案を経て、5月に正式に批准され、奴隷制度の禁止を定めた合衆国憲法修正第13条が制定されるにいたるまでの政治闘争の駆け引きがテーマになるとのことでした。
で、下 ↓ のプレスリリースにも、それをかなり端折ったことがプロットとして書かれているので、新たにディズニー・ドリームワークスが作る「リンカーン」は、大筋ではパラマウント映画で進めていた企画の内容と変わらないのかもしれません
スピルバーグ監督最新作のディズニー映画「リンカーン」のプロデューサーをつとめるのは、スピルバーグ監督自身と、スピルバーグ映画のおなじみのプロデューサー、キャスリーン・ケネディです。
撮影は来年2011年の秋からの開始を見込んでいるとのことで、ディズニー傘下のタッチストーンのレーベルから2012年の秋以降…、ということは、つまり、映画賞レースに突入の時期を狙って封切るということですから、ディズニーとしては、ひとまず、スピルバーグ監督の「リンカーン」を2013年春のアカデミー賞で最優秀作品賞に導きたい…といった思惑を練っているようですね。
ついに念願のプロジェクトが実現したスピルバーグ監督の次回作は…、スピルバーグ監督に見捨てられたパラマウント映画が製作費をケチって、暗礁に乗り上げたのを、ソニー・ピクチャーズの女神がポンとお金を払ってくれたので、なぞのユニコーン号が本当に謎にならずにすんだ「タンタンとなぞのユニコーン号」で、来年2011年12月23日にクリスマス映画として全米公開!!、そして、そのわずか5日後に、青年と馬との絆を描いた戦争映画のディズニー感動作「ウォー・ホース」も全米公開!!、なので、来年2011年暮れの全米映画興行はスティーヴン・スピルバーグVSスティーヴン・スピルバーグのドリームマッチ!!という、ひとり相撲対決が実現することになります!!
ACADEMY AWARD WINNER DANIEL DAY-LEWIS TO STAR AS LINCOLN FOR DREAMWORKS STUDIOS.
Los Angeles, CA (November 19, 2010) – Two-time Academy Award winner Daniel Day-Lewis will star as the 16th President of the United States in DreamWorks Studios’ Lincoln to be directed by Steven Spielberg.
The announcement was made today by Spielberg and Stacey Snider, Co-Chairman and CEO of DreamWorks Studios.
"Daniel Day-Lewis would have always been counted as one of the greatest of actors, were he from the silent era, the golden age of film or even some time in cinema's distant future. I am grateful and inspired that our paths will finally cross with Lincoln,” said Steven Spielberg.
"Throughout his career, he has been exceptionally selective in his choice of material," added Stacey Snider, "which makes us feel even more fortunate that he has chosen to join with us for Lincoln."
Based on the best-selling book, Team of Rivals, by Pulitzer Prize-winning historian Doris Kearns Goodwin, the screenplay has been written by the Pulitzer Prize winner, Tony Award winner, and Academy Award nominated writer Tony Kushner. It will be produced by Kathleen Kennedy and Steven Spielberg.
It is anticipated that the film will focus on the political collision of Lincoln and the powerful men of his cabinet on the road to abolition and the end of the Civil War.
Doris Kearns Goodwin won her Pulitzer Prize for No Ordinary Time, the story of Franklin and Eleanor Roosevelt and the home front in World War II.
Kushner's prize was for his play Angels in America, which later became an Emmy Award-winning television special. He had previously worked with Spielberg on Munich for which he was nominated for an Oscar in the Adapted Screenplay category.
Filming is expected to begin in the fall of 2011 for release in the fourth quarter of 2012 through Disney’s Touchstone distribution label.
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