メリハリのない予告編の作り方が下手なだけ…といった見方もできるのでしょうが、全米の封切り日が閑散期の映画の墓場シーズン突入直前であることから、ユニバーサル映画もそれほどヒットは期待していないようです…！！








得意のコメディ・タッチを随所にうまく取り込んで、初の社会派映画と解釈できる「フロスト×ニクソン」(2008年)を成功させ、自ら最優秀監督賞の候補に躍り出たのを含む計5部門でオスカーにノミネートを果たしたロン・ハワード監督の最新作「ザ・ジレンマ」の予告編を、配給のユニバーサル映画がリリースしたので、ご覧下さい…！！
「ラスベガスをぶっつぶせ」(2008年)や、来週末9月24日から全米で封切られる金融サスペンス「ウォール・ストリート2/マネーは眠らない」(日本2011年1月28日公開)の脚本家として知られるアラン・ローブのシナリオを映画化した本作は、親友同士のふたりの男性を主人公にした、浮気をめぐるコメディ映画です。

「フォー・クリスマスズ」(2008年)に、「カップルズ・リトリート」(2009年)と、男女の関係の機微をテーマにしたコメディ映画への出演が続いているヴィンス・ヴォーンが演じる、独身生活を謳歌する主人公のロニーは、同僚にして親友ながら、自分とは正反対に家庭人であり、良き夫のニックことケヴィン・ジェームズの妻が、若い男と浮気しているのを知ったことから、真実を告げるべきか、否か？！、男同士の絆を計りにかけた葛藤のジレンマに陥ることに…！！

ケヴィン・ジェームズの妻ジェネヴァは、新生「スタートレック」(2009年)では、スポックのお母さんだったウィノナ・ライダー。その年上のウィノナ・ライダーを寝取るのは、「G.I.ジョー/ライズ・オブ・コブラ」(2009年)のチャニング・テイタム。ヴィンス・ヴォーンの恋人は、「リトル・チルドレン」(2006年)などで、今や、演技派の美しいジェニファー・コネリー。
主人公のおっさんコンビの上司は、「リリィ、はちみつ色の秘密」(2008年)で、そのジェニファー・コネリーのダンナのポール・ベタニーから、ダコタ・ファニングを守ってくれた、いつも素敵な笑顔のクィーン・ラティファですね…！！

…と、以上のような豪華なキャスティングで、大ヒット映画の続編「天使と悪魔」(2009年)も成功に導いたロン・ハワード監督がメガホンをとった…ッ！！と言われれば、映画ファンの方は食いつかずにはいられないはずの本作ですが、さて、予告編をご覧になった印象はいかがでしょう？！、CIAリーダーのみなさんには、ちゃんと期待の想像に匹敵する、さすがロン・ハワード監督の映画として、目に映ったでしょうか…？！

当たって当然の映画がコケてばかりのユニバーサル映画は、やっぱり、何かがおかしい…と、同社の内情を気にせずにはいられない最新作の「ザ・ジレンマ」は、1月第3月曜日のマーティン・ルーサー・キング・デーの祝日をからめたロング・ウイークエンドで集客を狙う来年2011年1月14日に全米公開！！
冒頭で、その日付けを、映画の墓場シーズンに突入の閑散期と書きましたが、ケヴィン・ジェームズが主演したソニー・ピクチャーズ作品のコメディ映画「ポール・ブラート/モール★コップ」は、前年同時期の昨2009年1月16日公開で、約1億4.633万ドルを売り上げる大ヒットになっているので、その前例を考慮すると、あながち、この「ジレンマ」も見捨てられているわけではないのかもしれませんが…、果たして、ケヴィン・ジェームズは再び、ミラクルを達成することができるでしょうか…？！




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