★クエンティン・タランティーノ監督とダブル・フィーチャーした「グラインドハウス」(2007年)のオマケ？！として作った、実際には存在しないウソの映画の予告編を、ロバート・ロドリゲス監督が、相棒の編集マン、イーサン・マニキスと共同でメガホンをとり、本当に長編映画にしてしまった「マチェーテ」を、配給の20世紀FOXが全米2,670館の約3,400スクリーンでリリースしたオープニング成績は約1,130万ドルで、残念ながら公開2週めの強盗映画「テイカーズ」に破れて、初登場第3位となってしまいました…！！

「マチェーテ」がどうして、「テイカーズ」に負けてしまうのか？！というのは、下 ↓ の各動画をご覧いただくと、その理由として、「テイカーズ」のレイティングが PG-13 で実質的に観客を選んでいないのに対して、ウルトラ・ハードR指定の「マチェーテ」は17歳以下要保護者同伴で、ローティーンや、子どもは絶対に観られないため、興行的には、かなりと言うか、めっぽう不利であることを察することができます。

しかしながら、そもそも本作が生まれるキッカケとなった映画「グラインドハウス」(2007年4月公開/製作費6,700万ドル)のオープニング成績も約1,159万ドル(2,624館)でしたから、製作費が同映画の半分以下の約2,500万ドルしか使われていない「マチェーテ」にとっては、オープニング成績の約1,130万ドルは、そんなに悪くないことになります。
よって、初日の金曜日(9月3日)＝約390万ドルから、翌土曜日(4日)は約375万ドル、そして、日曜日の見込み売り上げは約365万ドルと、数字をスローダウンさせている「マチェーテ」が、仮りに大沈没映画のムービーボム「グラインドハウス」のひどすぎる国内成績＝約2,503万ドルの水準にとどまり、同映画と同じく、海外でわずかに約38万ドルのセールスしかできなかったとしても、製作費の安さから本作は赤字は免れるはずです。


果たして、フェイクの予告編を作った時点で、ロバート・ロドリゲス監督が「マチェーテ」のストーリーを真面目に考えていたのか？！はわかりませんが、アメリカで現在、社会問題化しているタイムリーな移民問題をテーマに取り込んで、ヒスパニックの観客に焦点を絞った本作は、映画の格付けサイト RottenTomatoes で、今のところ、73％の意外に高い支持率を集めています。
レビューでは、そうした硬派な社会派の要素などに着目し、Bランクに置くむきもありますが、一方では、単にマンガチックなパルプ・フィクションのアクション映画として、まったく評価しない見方もあるのは否めません。
が、まぁ、こうしたB級タッチのグラインド・ハウス映画が、まともにその本質を観てもらえないのが、今に始まったことでないのは、CIAリーダーの映画マニアのみなさんは、とっくにご承知のはずですね。


かつてメキシコでまっとうな警官だったダニー・トレホのマチェーテは裏切りに遭い、アメリカのテキサスに流れ着いて、不法移民の日雇い労働者の身に落ちることに…。そんなマチェーテに、移民への取り締まり強化を訴える知事のロバート・デ・ニーロを暗殺する仕事の依頼が舞い込むのですが、それもまた罠だったことから、マチェーテは自分と同じような不法移民の仲間と蜂起し、事件の黒幕と対決することに…！！




マチェーテのダニー・トレホ66歳が今だに現役で、女にモテモテというセクシーなTVスポット！！






命知らずの正義の警察官マチェーテが、果敢な特攻で裸のおねえちゃんを救出する場面！！






ジェシカ・アルバが、女の最強の武器？！のハイヒールを使って、敵を仕留める必殺場面！！






特殊メイク・アーティストのトム・サヴィーニが武装して攻めてきやがったので、牧師のチーチ・マリンが迎え撃ち、頭を破裂させて、特殊メイクの腕前を発揮させてあげる場面！！






「マチェーテ」はあまりにもメチャクチャ…と呆れるのには充分の超過激な最凶TVスポット！！



★グラインドハウス炸裂の「マチェーテ」の写真は、ココとココに、たくさんコレクションしています…！！

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