************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


シリーズ最新作にして、初の3D映画「バイオハザードⅣ/アフターライフ」が予定通りに初登場第1位を奪取し、公開3週めの強盗映画「テイカーズ」が第2位に着ける、1、2、フィニッシュを果たしたばかりか、公開6週めの刑事コメディ映画「ジ・アザーガイズ」が第6位で、今週末の9月17日(金)から日本で公開されるジュリア・ロバーツの「食べて、祈って、恋をして」まで、崖っぷちの第10位にしがみつき、なんとッ!!、ソニー・ピクチャーズがBEST10のうち、計4本を占め、この週末の全米映画興行の売り上げの半分以上にあたる約54%を、同社が1社で稼いでしまいました…!!
と、そのように、まさにソニピが孤軍奮闘でガンバッた週末だったわけですが、残念ながら、レイバーデー(労働者の日)のロング・ウイークエンドだった先週の前回(9月3日~5日)から比べて、全米の映画館は約16%の集客ダウンで、前年同時期との比較では、約1割強の実績をダウンさせてしまっています…。
それはつまり、遊びにくり出した連休の翌週末として、出費を抑え、外出を控えた人が多かった…ということですが、そうした低調な興行を予想して、他社が新作映画の封切りを控えるなか、単独公開で独走を狙った「バイオハザードⅣ/アフターライフ」だったのですが…、


ソニー・ピクチャーズ傘下のスクリーン・ジェムズが、先週末の9月10日(金)に世界同時公開し、全米では、2,062館の3Dシアターを含む、3,203館の約4,700スクリーンで封切った「バイオハザードⅣ/アフターライフ」のオープニング成績は約2,770万ドルで、シリーズ中、最大のヒットを記録しました…!!

失敗が常のゲームの映画化としては珍しく大成功をおさめた本シリーズの生みの親であるポール・W・S・アンダーソン監督が、第1作めから約8年ぶりにメガホンをとった最新作のオープニング成績を、過去の3作品と比較してみると…、
(数字は、オープニング成績、国内売上げ、世界トータルの順です)


      「バイオハザード」(2002年3月公開/製作費3,300万ドル)
        1,770万ドル(2,528館) 4,011万ドル 1億244万ドル

      「バイオハザードII/アポカリプス」(2004年9月公開/製作費4,500万ドル)
        2,303万ドル(3,284館) 5,120万ドル 1億2,939万ドル

      「バイオハザードIII/イクステンクション」(2007年9月公開/製作費4,500万ドル)
        2,367万ドル(2,828館) 5,064万ドル 1億4,771万ドル

…とのことで、封切りで約2,770万ドルを売り上げた「バイオハザードⅣ/アフターライフ」は、確かにシリーズ史上最大のオープニング・ヒットを記録してはいるのですが、前述のように本作が3D映画であり、チケット代が割高であることを踏まえると、実際の観客動員数としては、シリーズ第1作をすら下まわっている可能性がある、最も不入りの作品であることが、アメリカの各映画サイトの興行記事の分析では、指摘されてしまっています…。


そのように「バイオハザード」シリーズが、実はすでに北米での支持を失ってしまっているらしいことは、今夏のサンディエゴ・コミック・コンに参加した最新作が、まだ、やんのかよ…、もう、やめとけ…といった投げやりな反応しか得られなかったことで、少し予想はしていたのですが、それが数字に表れてしまったような感じです。

しかしながら、上 ↑ の過去の3作品の興行成績を見て、お気づきと思いますが、いずれもアメリカ以外の諸外国で約6割強を売り上げ、この「バイオハザード」シリーズが海外で人気の高い作品であることを理解することができます。
よって、実態として集客数は落としたものの、3D効果の恩恵で、数字的にはシリーズ最高の金額を集めた「バイオハザードⅣ/アフターライフ」も、最終的な全世界での売り上げトータルが1億ドルを超えていくのは、そう難しくなさそうで、ドイツのコンスタンティン・フィルムが約6,000万ドルの製作費で完成した本作の配給権を、約5,200万ドルで買い取ったソニーは、映画館の興行で、その元手の投資を回収し、ポール・W・S・アンダーソン監督作品のDVDレンタル市場での強みを活かし、利益をあげていくことができると見込んで、考えられそうです。


バイオハザードⅣ/アフターライフテレビスポット



なので、ソニーとポール・W・S・アンダーソン監督は、「バイオハザード」シリーズの今後について、話し合いを持つことになりそうですね…!!
前述のように北米では見向きされない傾向にある本作の映画の格付けサイト RottenTomatoes での支持率は14%と最悪に近い結果ですが、よりグローバルに評価される IMDB でのレイティングでは、10分の7.4★と、まずまずの好評価を集めています。
早速、本作をご覧になったCIAリーダーの方は、★いくつだったか?!、あなたの評価を、CIAファンページコチラに書き込み、これから観る人に教えてあげてください!!


なお、ソニー・ピクチャーズの調べによれば、R指定映画として、17歳以下は要保護者同伴の本作のオープニング興行の観客は、その約6割となる58%が男性で、全体の半数の51%が25歳以上のアダルト層だったそうです。


スタイリッシュな映像による、スローモーションの演出をクールと納得するか?!、それとも、スピード感を失って、迫力に欠け、MTVの音楽ビデオみたいで、映画らしくない…と不満に思うか?!で、本作の評価が分かれるアクション場面の一例として、アリ・ラーターのクレアが、アックスマンと戦うシーンをご覧下さい…!!












さて、今週末の全米公開映画は、以下のポスターの4本です…!!

上 ↑ のふたつは、過去に紹介済み(下記の関連記事参照)の、エマ・ストーンがヤリマン女子高生のレッテルを貼られてしまう、ソニー・ピクチャーズ作品の青春コメディ映画「イージーA」と、ユニバーサル映画がM・ナイト・シャマラン劇場=ナイト・クロニクルズ第1弾として封切る、エレベーターに閉じ込められた人たちの遭遇する恐怖を描いたホラー・スリラーの「デビル」!!

で、下 ↓ は、誘拐をテーマにした傑作クライム・ドラマ「ゴーン・ベイビー・ゴーン」(2007年)で、映画監督としての才能を発揮したベン・アフレックが、自らカメラの前にも立って主演し、再びメガホンを握った第2回監督作品の銀行強盗映画「ザ・タウン」!!、ワーナー・ブラザース製作・配給の本作で、マスクをかぶった銀行強盗のベン・アフレックは、自分が逃走の際、人質にとった行員の女性と、その後、素知らぬ顔で知り合い、深い関係を持つことに…。
行員の女性クレアを演じているのは、「それでも恋するバルセロナ」(2008年)のヴィッキーことレベッカ・ホール。
ベン・アフレックの強盗団の仲間は、「ハート・ロッカー」(2009年)のジェレミー・レナー。そのジェレミー・レナーの妹で、ベン・アフレックの元カノは、コミックヒーロー映画「グリーン・ランタン」(2011年6月17日全米公開)のヒロインに抜擢されたブレイク・ライヴリー。強盗団を追うFBIの捜査官は、テレビシリーズ「マッドメン」で人気のジョン・ハム。そして、ベン・アフレックの父ちゃんを、名優クリス・クーパーが演じています。

最後の4本めのアニメは、ライオンズゲートがリリースする「アルファとオメガ」!!、英語で“α”と“Ω”と言うのは、おおむね、新約聖書のヨハネの黙示録に出てくる、キリストの“我こそはアルファにしてオメガ”という言葉の引用で、旧ギリシャ語のコイネーの“α”と“Ω”を、現代のアルファベットになおすと、“A”と“Z”。つまり、“最初”と“最後”の意味を表していることになります。で、その最初と最後から転じて、アルファとオメガは、イケてるクールでサイコーと、ダサい屁タレのサイテーという解釈において使われるのですが…、と、前置きが長くなりましたが、そんな訳で、この3DのCGアニメ映画「アルファとオメガ」は、アルファとオメガというキャラクターが登場するのではなく、クールなメス狼のケイトと、オスのダメ狼ハンフリーという、デコボコ・コンビのカップルが主人公の物語です。
カナダのジャスパー国立公園に暮らす狼のケイトとハンフリーが、パーク・レンジャーに捕らえられ、国境を越えたアメリカのアイダホに運ばれてしまった2頭は逃げ出して、仲間の待つ故郷へと帰る冒険の旅をすることになります!!


それでは、ベン・アフレック監督作品「ザ・タウン」の予告編と、アニメ映画「アルファとオメガ」から、ドリュー・バリモアと共演した「ゴーイング・ザ・ディスタンス」(「遠距離恋愛」)が2週続けて第5位だったジャスティン・ロングのハンフリーと、動物愛護に熱心な「HEROES」のヘイデン・パネッティーアのケイトが、雪山でクマに襲われ、斜面を逃走する場面の動画を、2本、続けて、ご覧下さい。次回のランキングもお楽しみに…!!


ザ・タウン」 予告編







アルファとオメガ」 狼がソリでクマから逃げるシーン!!




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