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次回のアカデミー賞最優秀作品賞はソニー・ピクチャーズに持っていかれるな…と、この予告編を観た他の映画スタジオの人たちが諦め始めたとしても、まったく無理はありません…!!





先週の金曜日(9日)に、オンライン上で激論を交わしている?!ユニークな予告編をご覧いただいた、デヴィッド・フィンチャー監督最新作の「ソーシャル・ネットワーク」が、ついに映画の場面映像を使った本格的な予告編を初公開してくれました…!!
作家のベン・メズリックが、 Facebook を立ち上げ、瞬く間に億万長者になってしまったハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグのサクセス・ストーリーの一部始終をまとめたノンフィクション「Facebook/世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」(青志社)を映画化した本作は、インターネットに夢を求めた結果、厳しい現実に向き合うことになる青年たちの青春映画であると同時に、巨額が絡んだビジネスの覇権を争うリーガル・スリラーともなっています。
その観応えありそうな映画の物語に加えて、ネットのコミュニケーションと、従来の人づきあいはどう違うのか?!、オンライン上でプライバシーはどこまで守られて然るべきか?!、複製が容易なデジタル社会における著作権のあり方とは…?!など、インターネットが抱えてきた様々な問題の総括を含む「ソーシャル・ネットワーク」が、今後、映画の話題としての枠を超えて、社会の各方面で注目されていくことは間違いなさそうです。

そうした社会的なテーマに正面から向き合い、映画のクオリティが高ければ、アカデミー賞最優秀作品賞の本命に推されるであろうことは、映画マニアのみなさんは、過去の映画賞の流れから、すぐにご理解いただけると思います。
で、実際の映画の映像が、上 ↑ の予告編で初めて観られ、俳優たちの演技のレベルも察することができたわけですが…、いかがでしょう?!、さすがは「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(2008年)のデヴィッド・フィンチャー監督だけあって、申し分のない出来栄えのように観受けられます。
あとは製作・配給のソニー・ピクチャーズがプロモーションを間違えなければ…といった次第ですね…!!

今夏のサマームービーにヘボい作品が多いことで、映画の話題が早くもオスカーの行方に移りつつある中、アカデミー賞の栄冠に最も近い映画として注目を集めている「ソーシャル・ネットワーク」の主演は、来週末の24日(土)から必見の「ゾンビランド」が日本で封切られるジェシー・アイゼンバーグ。で、そのジェシー・アイゼンバーグの相棒として、一緒に Facebook を立ち上げるのは、この映画で発揮した魅力が認められ、「新・スパイダーマン」のヒーローに大抜擢されたアンドリュー・ガーフィールド。
女優陣としては、いつも素敵なラシダ・ジョーンズ(クインシー・ジョーンズの娘)に加え、「エルム街の悪夢」(2010年)のルーニー・マーラ、また、ディズニー・チャンネルの「スイート・ライフ」に出てたことで有名なカンフー・プリンセスのブレンダ・ソングなんかも出演しています。
予告編に使われている美しいコーラスの音楽は、スカラ&コラクニー・ブラザーズによるレディオヘッドの代表曲のカバー「クリープ」です。この選曲のセンスからして、この映画は並々ならない…と思わせています。


現在のところ、3時間少しある、大変、長い映画ですが、「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」=2時間44分、「ゾディアック」(2007年)=2時間37分のいずれも、アッという間にラストシーンにたどり着いたので、デヴィッド・フィンチャー監督作品の上映時間の長さは、できるだけ多く上映し、座席の回転数をあげて儲けたい映画館の経営者以外に、映画ファンの方はそんなに気にならないのでは…?!
デヴィッド・フィンチャー監督最新作「ソーシャル・ネットワーク」は、9月24日にニューヨーク・フィルム・フェスティバルのオープニング作品としてプレミア上映された後、10月1日から全米公開です!!



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