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写真家のアニー・リーボヴィッツのイメージでは、ジュリアン・ムーアが人魚姫のアリエルを演じて、実写版「リトル・マーメイド」はこんな風になります…!!


「つぐない」(2007年)を稀代の名作たらしめた天才少女のシアーシャ・ローナンちゃん16歳を、主役の殺し屋ロリータに起用して、再びコンビを組んだスリラー映画の最新作「ハンナ」の来年2011年4月全米公開にむけて、その仕上げに取り組んでいるジョー・ライト監督が「リトル・マーメイド」の実写映画化を準備していることを、DEADLINE UK のティム・アドラーがレポートしてくれました…!!
と、書いた尻から、前言に断りを入れて恐縮ですが、「リトル・マーメイド」の実写映画化と書けば、アラン・メンケンがアカデミー賞最優秀オリジナル作曲賞をはじめ、様々な映画賞で音楽部門を席巻したディズニーアニメの「リトル・マーメイド」(1989年)を即座に考えてしまいますが、「リトル・マーメイド」とは、もちろん、その名作アニメの原作でもあるアンデルセンの「人魚姫」の単に英語題名であって、ジョー・ライト監督は、アリエルをヒロインとするディズニーの物語を実写映画化するわけではありません。
また、ここで記す「リトル・マーメイド」の“リトル”には、別の意味が込められていると言ってよく、それはジョー・ライト監督が映画化の準備をしている「リトル・マーメイド」は、同監督のお父さんの演出家ジョン・ライトが1960年代に立ち上げた人形劇の小劇場リトル・エンジェル・シアターが上演した「人魚姫」が企画の発想の原点になっているからです。

そんなジョー・ライト監督の「リトル・マーメイド」を企画しているプロダクションは、前述の「つぐない」に加え、その前作の映画監督デビュー作「プライドと偏見」(2005年)も製作したワーキング・タイトル・フィルムズ
そして、新しい「リトル・マーメイド」のシナリオを執筆したのは、2004年末に発生したスマトラ島沖地震によるインド洋大津波に巻き込まれた人たちの苦難を、ティム・ロス主演でドラマ化した「TSUNAMI 津波」(2006年)のほか、「ハリポタ」シリーズのデヴィッド・イェーツ監督がメガホンをとった社会派の傑作ドラマ「セックス・トラフィック」(2004年)などの女流脚本家アビ・モーガンです。
ティム・アドラーは、製作の日程など、このプロジェクトの詳細については伝えていないので、ジョー・ライト監督の「リトル・マーメイド」は企画初期の段階?!かと思われますが、今後、誰が人魚姫を演じるのか?!が注目の的になりそうですね…!!、ま、引き続いて、シアーシャ・ローナンちゃんが主演すれば、何の問題もなさそうですが…!!
CIAリーダーのみなさんは、ジョー・ライト監督の実写版「リトル・マーメイド」に主演する人魚姫にふさわしい女優は誰だと思われるでしょう…?!


なお、時間がなくて、キチンと紹介できなかったのですが、先月6月はじめに北米で限定公開された、ニール・ジョーダン監督が「人魚姫」に近い物語を描いた実写映画「オンディーヌ」は、こんな感じ ↓ でしたが、“オンディーヌ”とは水の精であって、人魚ではありません。



「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)や、それに続けて、ディズニーが準備している「シンデレラ」(アマンダ・セーフリードが主演?!)といった、名作アニメのおとぎ話を現代的なエンターテインメントの実写映画として再生する流行りの路線よりは、ジョー・ライト監督の「リトル・マーメイド」も、ニール・ジョーダン監督のように、リアルな恋愛ドラマとして、アプローチされそうな感じがするのですが…、いかがでしょう?!




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