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昨日6月11日(金)から日本でも、ついに公開がスタートした大ヒット・コミックヒーロー映画の続編「アイアンマン2」の感想を、常連のCIAリーダー、Ryota さんが早速、送ってきてくれたので、この週末にトニー・スタークの活躍を観ようか、観まいか?!、思案している人は参考にしてください…!!




「ヒーローになるまで」が中心だった前作に比べると、続編ということで当然より多くのエピソードが盛り込まれてます。その結果一つ一つがやや散漫になったり、ダレたりした気がしなくもないですが、ヒーロー大集合の「アベンジャーズ」(2012年公開予定)への橋渡しとしての役割も果たさなくてはならなかった事を考えると、充分満足のいく出来ではないでしょうか。

数週間前に前作を観直したんですが、改めて観てみるとアメコミ映画としては意外にアクションシーン、バトルシーンが少なめなことに驚きました。それでもあれだけ面白かったのは、パワードスーツの製作過程をしっかり見せてくれたり、何と言ってもロバート・ダウニーJr.が楽しげに演じていた、トニー・スタークというキャラクターの魅力によるところが大きいでしょう。本作でもパワードスーツのバージョンアップがあったり、トニーのキャラクターがより深く掘り下げられていたりと、その辺の面白さは健在です。
アメコミ映画の面白さの基準は作風にもよるし、人それぞれだと思いますが、その一つにヒーローの「素」(アイアンマンならトニー・スターク、スパイダーマンならピーター・パーカー)がいかに魅力的か、感情移入できるか、という点があると思います。
そこいくと、このシリーズのトニーというキャラクターは強いですね。

新キャラクターのキャスティングも秀逸です。ミッキー・ローク、サム・ロックウェルと、芸達者な俳優さんが揃っていて、尚かつそれぞれの役にぴったりハマっているので、前作からの続投組にも引けを取りません。ミッキー・ローク演じるウィップラッシュはもう少し見たかったし、もっとがっつりバトルしてくれると尚 良かったんですが、サム・ロックウェル演じる新たな登場人物、ジャスティン・ハマーは絶妙な小物っぷりとウザさ加減でいいキャラしてます。
空軍中佐であり、トニーの親友でもあるローディ役は、前作のテレンス・ハワードからドン・チードルへと交代してますが、それほど違和感はありませんでした。マスクから覗かせる素顔以外は(笑)。




肝心のバトルシーンは、作動音を発しながらのメカメカしい戦いっぷりにさらに磨きがかかり、前作以上に“魅せる”ものになっています。日曜朝のメタルヒーローを観て育った世代にはたまりません(笑)。



個人的には陽性アメコミ映画の最高傑作は「スパイダーマン2」(陰性なら「ダークナイト」)だと思ってるんですが、そこには及ばないにしても、「やっぱり続編は駄作だ」と言われるような類の作品では決してないと思います。前作を面白いと感じた人には、高確率でヒットするんじゃないでしょうか。 by Ryota

Ryota さんは自分のレビューに、“Movie Junkie 01”とタイトルづけてくれてるので、“02”にも期待しましょう…!!



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