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この世界は“調整班”=「アジャストメント・ビューロー」と呼ばれる黒子たちによって、すべてが予め、決定づけられ、彼らのプランから逸脱することは許されない…という、ちょっと「世にも奇妙な物語」みたいなお話です…!!




「オーシャンズ12」(2004年)、「ボーン・アルティメイタム」(2007年)のシナリオを手がけた脚本家ジョージ・ノルフィが、信頼関係を築いた間柄のマット・デイモンとチームを組んで、カリスマSF作家フィリップ・K・ディックが1954年に発表した短編小説「調整班」(新潮文庫「悪夢機械」収録)を映画化し、監督デビューを果たすメディア・ライツ・キャピタルのプロジェクトに投資したユニバーサル映画の最新作「アジャストメント・ビューロー」が予告編を初公開しました…!!

やっぱり、スカージョじゃなくて、彼女がブラック・ウィドウの方がきっとよかった…と、「アイアンマン2」(6月11日公開)という題名の「アベンジャーズ」のプリクエール?!を観たファンの多くをあらためてガッカリさせた演技派の人気女優エミリー・ブラントが、マット・デイモンのパートナーに選ばれたSF恋愛サスペンス映画「アジャストメント・ビューロー」の内容は…、マット・デイモンが演じる、行く行くは国政を背負って立つエリートの青年政治家デヴィッドが、エミリー・ブラント演じるモダン・バレーのダンサー、エリーゼと出会い、どうやら、結ばれる運命だったふたりは瞬く間に恋に落ちることに…!!、しかし、ある日、デヴィッドの前に、キチンとスーツを着こなした“調整班”と名乗る紳士然とした男たちが現われ、この世界は、自分たちが計画して定めた秩序に乗っ取って、すべて進行し、そのプランでは、デヴィッドとエリーゼは出会わず、ふたりが結ばれたのは運命のいたずらだから、別れなければならない…!!と、このまま、ふたりが交際を続ければ、共に不幸な目に遭う…と奇怪なことを告げるのだった。
…という奇想天外な前提から、どうしてもエミリー・ブラントのことが諦められないマット・デイモンが調整班の警告を無視し、愛を貫こうとするサスペンスな展開になるわけですが、果たして、この世界は大きな意思によって、あらかじめ人の一生は決められているのか?!といった運命論と、ひとは自分の人生を自分で切り開ける…!!という自由意志の対立がテーマとなっているようですね。


この「アジャストメント・ビューロー」で、主演のふたりの脇を固めているのは、「ハート・ロッカー」(2008年)のアンソニー・マッキー、「アイアンマン2」で、ロバート・ダウニー・Jrのお父さん、ハワード・スタークに扮しているジョン・スラッテリー、「チェンジリング」(2008年)のマイケル・ケリー、そして、「X-MEN/ザ・ラスト・スタンド」(2006年)でミュータントを治療する新薬“キュア”を作っていたショーレ・アグダシュルーが出演しています。
ユニバーサル映画は当初、この映画の公開を今夏7月30日のサマームービー・ウォーズのど真ん中に予定していましたが、キャンセルして、9月17日全米公開に遅らせてしまいました…。
新学期など新しい生活がスタートし、人々が少し落ち着かない9月の上中旬は、映画興行にとって、あまり良い時期とは言えませんが、予告編を観た感じからして、派手なサマームービーというよりは、サスペンス風の恋愛映画の小品といった雰囲気なので、ユニバーサル映画の封切り日変更は、内容に合わせた妥当な判断と思われ、特に映画のデキが悪い…といったことではなさそうです。
しかし、競売で「アジャストメント・ビューロー」のパック企画を買ったユニバーサル映画は、フィリップ・K・ディックの原作を、「ボーン」シリーズのクリエイターが手がける…!!ということで、もっとかなりSFアクションな映画に仕上がることを期待していたのかもしれません…?!


CIAリーダーのみなさんは、マット・デイモンとエミリー・ブラントが運命づけられていなかった恋の逃避行を演じる「アジャストメント・ビューロー」が、どのような映画になると期待されていたでしょう…?!

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