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デヴィッド・フィンチャー監督の代表作「セブン」(1995年)の影響を強く受けていると言われるゲームを、「セブン」で成功した人たちが映画にすることになりました…!!




今年2010年2月に日本をはじめ諸外国で発売され、すでにトータルで100万本以上が売れているプレイステーション3の人気ゲーム「HEAVY RAIN 心の軋むとき」の映画化権を、マイケル・ラインとロバート・シェイの製作プロダクション、ユニーク・フィーチャーズがオークションで競り落としたことを、Deadline が伝えました…!!

「HEAVY RAIN 心の軋むとき」は、少年を誘拐しては殺害し、その死体に折り紙を持たせる“折り紙殺人鬼”の正体を突き止めるミステリーアドベンチャー・ゲームで、そのシリアルキラーに息子を誘拐された元建築家で、心に病いを抱えるイーサンが主役のような格好となっています。
題名の「HEAVY RAIN」の通りに、陰鬱な雨の風景がモチーフになっている本ゲームは、そうしたイメージが、前述の映画「セブン」と類似しているわけですが、映画化権を取得したマイケル・ラインとロバート・シェイは、その「セブン」を製作したニュー・ライン・シネマの創業者であり、「セブン」を下敷きにしたゲームを、「セブン」の製作者らが映画化するという、まさにお誂え向きの状況が実現されることになりました。

マイケル・ラインとロバート・シェイのユニーク・フィーチャーズは、ニュー・ライン・シネマが「ライラの冒険/倒産の羅針盤」(2007年)などで失敗し、2008年5月に閉鎖に追い込まれた後、ふたりが新たに立ち上げた製作プロダクションで、ニュー・ライン・シネマがワーナー・ブラザースに吸収されたのと同様に、同社とファースト・ルック契約を結び、その傘下に入っているような格好です。
よって、「HEAVY RAIN 心の軋むとき」は、ファースト・ルック=新企画を最初に検討する第1優先権を保有するワーナー・ブラザースで映画化されるのが有力ですが、ユニークは、ワーナー・ブラザースの承諾を待っていたのでは、映画化権を他社に獲られてしまう…!!とばかりに自己資金で、ゲームを開発したクアンティック・ドリームから「HEAVY RAIN 心の軋むとき」の権利を買い取ってしまったそうです。


しかし、ワーナー・ブラザースが「HEAVY RAIN 心の軋むとき」の映画製作を拒むとは思えないので、数年のうちにワーナー・ブラザース製作・配給による同ゲームの映画がお披露目されることになるのではないでしょうか…?!
CIAリーダーのみなさんは、「HEAVY RAIN 心の軋むとき」の監督に、いったい誰がふさわしいと思われますか…?!
ちなみに、下 ↓ のゲームのプロモーション・ビデオには、ニール・ラビュート(「ウィッカーマン」2006年)、ニコラス・ローグ(「赤い影」1973年)、スティーヴン・フリアーズ(「マイ・ビューティフル・ランドレット」1985年)、ピーター・ボグダノヴィッチ(「ペーパー・ムーン」1973年)といった監督が登場していますね…!!






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