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父ちゃん、うちらの映画はレビューで絶賛の大拍手やのに、ヒットせんと、スクラップになってもた…。それでもホンマに続編はできるんか…?!


親が子どもをプロゴルファーにしようと、英才教育をほどこせば、子どもはゴルフの天才に育つのと同じように、親が子どもを殺戮マシーンにしようと幼い頃から教育すれば、親に愛されたい子どもはその期待に応えるべく、一生懸命に殺しのスキルを身につける…。
そんな風に、子どもは親が例え、バットマン・マニアのニコラス・ケイジでも、それを拒否するわけにはいかない…という、子どもは自分で、自分の育つ環境を選べないんだ…という視点から観れば、11歳の女の子が殺し屋で、大人のギャングを敵にまわして殺戮をくり広げるのも、けして、単に不道徳な悪ふざけではなく、大人の果たすべき責任について考えさせられる…といった感動的な評価も与えられ、自分もかつては子どもで、子どもでいることはそんなに気楽でもなかった…と覚えている人は胸がしめつけられずにはいられないコミックヒーロー映画の最高傑作「キック・アス」は、本来ならば、大ヒットして然るべき作品だったはずですが、オープニング成績で約1,982万ドルしか売り上げられず、現在までの全米興行成績は約4,265万ドルで、続編製作にGOサインが点灯する8,000万~9,000万ドル台の数字にまで、とうてい及びそうにありません…。
しかしながら、「キック・アス」の原作コミックの作者マーク・ミラーと共同のベンチャー事業として、新コミック雑誌“クリント”を発行することになったイギリスの出版社タイタンの発表によれば…、
“映画「キック・アス」の続編として、2011年に製作し、2012年に公開される予定の「キック・アス2/ボールズ・トゥ・ザ・ウォール」の原作コミックを、マーク・ミラーはクリントの第1号に掲載する…!!”
…とのことで、仮りにその発表が事実であったとしたなら、昨日、お伝えした、来年2011年6月3日全米公開の「X-MEN/ファーストクラス」を完成させた後、マシュー・ヴォーン監督が再び、「キック・アス」の続きを作ることが可能になります…!!

ウソつきで有名なマーク・ミラーは、当初は約7,000万ドルだと言っていた「キック・アス」の製作費について、MTVの取材に答え、実際はイギリスの映画製作に対する減税の優遇措置を得た製作費は約2,800万ドルしか、かかっていないことを明かしました。
その安い製作費にもとづいて、「キック・アス」の期待ハズレと言われた興行成績は失敗ではなく、むしろ、充分に利益が得られるものだと、マーク・ミラーは主張しています。


「キック・アス」は今日までに全世界の売上げを足せば約7,225万ドルを稼いでいますが、その興行成績だけで、マーク・ミラーのように「キック・アス」が黒字の成功作と言い切るのは難しいように思えます。
また、少なくとも、「キック・アス」の配給権取得に約1,500万ドルを支払い、宣伝とフィルムのプリント代のP&Aに約3,000万ドル弱を費やしたライオンズゲートが、続編に興味を示す数字だとも思えません。


果たして、タイタンの発表した「キック・アス2/ボールズ・トゥ・ザ・ウォール」の2012年公開は真実なのか…?!
ひとまず、こうして記録にとどめておいて、今後の進展を見守ることにしましょう…!!
ちなみに、“ボールズ・トゥ・ザ・ウォール”とは、“全力全速全開!!”といったような意味ですが、美少女クロエ・モレッツちゃんが“フ○ック!!”とか、“オマ○コ!!”とか言っちゃう「キック・アス」だけに、“ボールズ”には“キン○マ”といった下品な意味や、“ど根性”みたいなニュアンスが重ねられているのかもしれませんね…!!



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