************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


グループが傘下におさめる映画会社の作品が興行ランキングで第1位という、世間の人にとって、とてもわかりやすいニュースは、業績好調を訴える格好のIR素材として、株価に影響を与え、自社の資産総額をアップさせられる…なんて情報操作を断じて行ってはいないと思いますが…、

昨日、お伝えした全米映画ボックスオフィスBEST10!!のランキングが案の定、修正されたので、お知らせしておきます…!!

第1位は、ワーナー・ブラザースのフェイク3D映画「タイタンの戦い」で、先週末(9日~11日)にかけての興行成績は、約2,663万ドルでした…!!
そして、当初第1位と発表された20世紀FOXの新作コメディ映画「デート・ナイト」は第2位に繰り下げになり、同映画のオープニング成績は、実際は約2,520万ドルでした…!!
フェイクでも、チケット代は本当の3D映画と同じ高い料金を徴収している「タイタンの戦い」が“真の第1位”なのでは…?!と疑問に思ってしまった方には、納得の結果となりました。
これで「タイタンの戦い」は、「アバター」、「アリス・イン・ワンダーランド」に続けて、3D映画連続首位記録の神話の継承を無事に果たせたことになり、一方、「デート・ナイト」は多彩なゲスト・スターをそろえた新作なのに、初登場第1位を獲れなかった恥ずかしい事態に陥ってしまったことになります。

それにしても、昨日の各社の発表では、ワーナー・ブラザースは「タイタンの戦い」の売上げを約2,687万ドルとしていましたから、その誤差はわずか約24万ドルなので、許容範囲かな…?!と受け止められそうです。
でも、「デート・ナイト」のオープニング成績は、約190万ドルも水増し?!されていました…。
映画の興行成績の数字は、基本的に各社から発表されるもので、その真偽を徹底して確かめる術は、第3者にありません。
でも、映画が興行ランキングで第1位になると、昨日のCIAの記事もそうですが、たいていの映画メディアでは、その第1位の映画の写真や動画を使い、その映画の内容にそった記事を構成することになります。
よって、「タイタンの戦い」が“真の第1位”だと、初めからわかっていたら、昨日の映画メディアの興行記事はみな、“ワーナー・ブラザースの「タイタンの戦い」が2週連続第1位!!”と、同映画のヒットをまずは取り上げる内容になっていたはずです…。


ワーナー・ブラザースが先行して発表した昨日の興行成績の見積もりは、かなり正確だったのに、どうして、20世紀FOX=「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」(1997年)でモデルにされた巨大メディア帝国ニューズ・コーポレーションが、「デート・ナイト」の数字を読み誤ったのか?!は知る由もありません。
けれど、他社の映画の数字を読んで、自社はそれより少し数字を多く発表するだけで、いったい、どれだけのパブリシティの宣伝効果が得られるのか?!、その影響は時に、単に1本の映画に関してだけでなく、冒頭のように企業全体に大きな利益をもたらす可能性だって否定できないかもしれません…。
ワーナー・ブラザースと20世紀FOXが犬猿の仲の永遠のライバルである限り、こうした興行ランキング第1位の奪い合いもまた、永遠にくり返されることになります…。


それでは“真の第1位”なのに、その実績に対して与えられるべきであったパブリシティを失ってしまった、気の毒なワーナー・ブラザースのフェイク3D映画「タイタンの戦い」のTVスポットをご覧ください…!!
2Dのフツーの映画館で観た方がいい…と、誰もが口々に言う「タイタンの戦い」は、来週末4月23日(金)から日本公開です!!






【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA