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奇人変人がまた、スキャンダラスな映画をたくらんでいるんでしょうか…?!





来年…と言っても、もう来月の2010年1月29日から、約6年ぶりに主演俳優に復帰したサスペンス映画「エッジ・オブ・ダークネス」が全米公開になるメル・ギブソンが、監督としての最新作を、やはり、来月2010年1月から撮影開始するらしい…?!と、業界メディアの THR が報じました。
なぜ、…らしい?!と疑問符付きなのか?!と言うと、そのメル・ギブソン監督最新作の情報は、メキシコのベラクルス州知事フィデル・エレラ・ベルトランから公表されたもので、メル・ギブソン自身や、その代理人からアナウンスされたものではないからです。
で、そのフィデル・エレラ・ベルトラン知事によれば、同知事が治めるベラクルス州にあるイグナシオ・アジェンデ刑務所の一部を、来月から無人化することにした…とのことで、その刑務所開放の理由を同知事は、“友人であるメル・ギブソンが映画の撮影に使うからだ…”と説明しています。
監督デビュー作の「顔のない天使」(1993年)こそ、あまり評価されなかったものの、監督第2作めのスコットランド独立をテーマにした英雄叙事詩「ブレイブハート」(1995年)ではアカデミー賞最優秀作品賞ばかりか、最優秀監督賞まで受賞し、オスカー監督になったメル・ギブソンは、キリストの生涯を描いた問題作「パッション」(2004年)で、全米映画興行史上の不吉な第13位の大ヒットを達成し、続けて、セリフがぜんぶマヤ語であることが話題になった傑作アクション映画「アポカリプト」(2006年)を発表したわけですが、その「アポカリプト」はベラクルスで撮影しており、また昨2008年の4月にも、メル・ギブソンは同地を訪れ、新作の撮影に使うイグナシオ・アジェンデ刑務所を視察していたそうです。
しかし、肝心のメル・ギブソン監督最新作の内容についてはベラクルス州知事は何も語っておらず、一切不明で謎となっていますが、このニュースを受けたアメリカの映画サイトなどでは、前述のようなメル・ギブソン監督作の傾向と、メキシコの刑務所とをつなげた連想から、19世紀のベラクルスに実在した義賊で、獄中で亡くなったチュチョ・エル・ロトことジーザス・アリアガの生涯を描く作品ではないか?!や、あるいは撮影が行われる刑務所に名前が採用されたメキシコ独立革命(1810年~1821年)の英雄のひとり、イグナシオ・アジェンデのエピック・ムービーではないか?!といった憶測が飛び交っています。
果たして、メル・ギブソンがまたまた、どんなスキャンダラスな映画をたくらんでいるのか?!、大いに気になるところですが、公開間近の主演作「エッジ・オブ・ダークネス」の宣伝プロモーションで、メル・ギブソンが謎の新作映画について語るのか?!、映画メディアの関心はそこに集中しそうですね…!!
なお、俳優としてのメル・ギブソンは、優秀な脚本をリストアップした業界の目録“ブラックリスト”の2008年版で、最高評価の第1位を獲得した無名の新人カイル・キレンのシナリオを、ジョディ・フォスター監督が15年ぶりにメガホンをとって映画化した最新作「ザ・ビーバー」も、2010年に全米公開される予定です。
うつ病になったメル・ギブソンが、自分の手にはめた手袋人形のハンドパペットのビーバーを通してしか、他人とコミュニケーションできなくなる…といった不条理で、おかしな物語の映画です。

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