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ディセント-2-1

今年2009年のバレンタイン・デーにご覧いただいた最初の予告編は、ライオンズ・ゲートから流出したものだったはずですが、新しい予告編は冒頭にワーナー・ブラザースのロゴが登場します…。公開が遅れている間に、配給会社が変わるなどしたのかもしれません…?!






ニール・マーシャル監督の名を一躍、世界にとどろかせた洞窟パニック・ホラー「ディセント」(2005年)の続編「ディセント Part2」の新しい予告編です!!
洞窟探検のスポーツであるケイビングを楽しみに出かけた6人の女性たちが、思いがけず未知の地下世界に迷い込み、恐ろしい地底人?!のクリーチャーに遭遇した前作の、日本で公開されたバージョンとは異なる結末の北米版で、最後にひとり逃げ延びて、地上に生還を果たしたシャウナ・マクドナルドのサラが、自分と仲間に起こった恐怖体験を当局に信じてもらえず、彼女の話の真偽を確かめるため、捜索隊と共にサラは再び修羅場の洞窟へ舞い戻ることに…。というのが、この続編の大まかなプロットです。
観始めた時点では映画のジャンル自体よくわからず、洞窟の奥に何が待ち受けているのか?!、謎と期待を持たせながら、緊張感を持続できた前作に対し、すでに洞窟の事情を観客が知ってしまっている続編は、言わば、ネタバレ済みの不利なハンディを抱えていると言えます…。それは、ジェームズ・キャメロン監督が「エイリアン」(1979年)の続編(1986年)を手がける時に抱えてしまった問題と同じで、知恵をしぼったジェームズ・キャメロン監督は、リドリー・スコット監督がSFホラーとして作った前作から一転、多数のエイリアンを登場させ、バトルアクション・ムービーへとジャンルを変化させることで、オリジナルとは異なる魅力の「エイリアンズ」(邦題はフツーに「エイリアン2」)を作り上げるのに成功しました。
上 ↑ の予告編の始めの方で、前作の「ディセント」を「『エイリアン』以来、最も恐ろしい映画…」と持ち上げた批評が紹介されていますが、前作が「エイリアン」なら、続編の「ディセント Part2」は当然、「エイリアン2」となる訳で…、これはさり気なく、「ディセント」の正続編が、「エイリアン」の正続編と同じ関係性にある…というのを暗示するのに引用されたと観るのは考えすぎでしょうか…?!、前述のプロットのシャウナ・マクドナルドのサラが経験をもとに危険を予測した心構えで、再び恐怖の現場に戻る…というのは、まさに「エイリアン2」をお手本にした「ディセント Part2」の作り手らが、サラをシガーニー・ウィーバーのリプリーに置き換えて考えてみた結果なのは間違いない気がします…。予告編の最後では、大勢のクリーチャーも登場していますし…ッ!!、よって、「エイリアン」と比較した批評の引用は、そうしたインスパイア?!、オマージュ?!の元ネタの告白かも…?!

ディセント-2-2

本作で映画監督デビューを飾るのは、前作の編集も手がけたベテラン・エディターのジョン・ハリス。脚本を担当したのは、新人のジェームス・マッカーシーと、約1年前にココで紹介した性悪な残酷スリラー「エデン・レイク」(2008年)が、「バイオレンス・レイク」という邦題で、今秋10月にアルバトロスからDVDスルーでリリースされるジェームズ・ワトキンスです。
この「ディセント Part2」は、本国のイギリスでは今年末12月4日から公開!!、日本上陸が楽しみな作品ですが、観られるのは2010年になってしまいそうな感じですね…。コチラに本作の写真コチラにメイキングの様子が観られる経済ニュースの動画があります。




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