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第2回 構想10年脚本8年でも準備期間はたった5ヶ月?!ランボーも出るはずだった??イングロリアス・バスターズが撮影開始!!
     映画秘宝2009年1月号掲載(2008年11月21日発行)




イングロリアス・バスターズ-ブラッド・ピット

僕が原稿を書いてるのは2008年10月15日。手元にはタランティーノの戦争映画「イングロリアス・バスターズ」撮影開始を報せるプレスリリースがあったりします。今年5月22日にカンヌ映画祭で、「来年のカンヌで上映する!!」とタランティーノがアテなく宣言した同映画ですが、5ヶ月足らずで撮影に漕ぎ着けちゃいました!!、その超特急ミラクルの過程を振り返る前に、「イングロリアス・バスターズ」がどういう映画か?、少し説明しておきます。
この第二次大戦映画は、タランティーノが11年前の「ジャッキー・ブラウン」の頃には構想してた企画で、連載タイトルになってる「地獄のバスターズ」と、リー・マーヴィン主演「特攻大作戦」を合わせたような内容です。
両映画に共通しているのは、軍規を犯し裁かれる犯罪者の兵隊らが無罪帳消しと引き換えに決死の作戦でナチと闘い、アウトローが英雄になる逆転の展開。
そんな話をタランティーノが撮るなら、「レザボア・ドッグス」が「戦争の犬たち」になる感じですが、自分なりの脚本を書くのにタランティーノは5年余りをかけ、2005年春に1,000ページ以上で4時間の映画になるシナリオを完成と公表しました。
当時、主演が噂されたのは「ランボー」のスタローン。タランティーノは噂をアッサリ否定してますが、アホなマスコミはカンヌ5月宣言の後、速攻でスタローンに取材し、「いやぁ、俺んとこに話きてねぇよ」と無意味なコメントをとってます。
でも、スタローンも答える辺り、ちょっと出たかった?、で結局、さすが1,000ページは長いと思ったか、タランティーノは推敲を重ね、その間に作った「グラインド.ハウス」の世界宣伝で旅した滞在先のホテルで「イングロリアス・バスターズ」の脚本を仕上げ、冒頭の宣言となりました。足かけ10年以上も、次こそ戦争映画の…と言い張り続けたタランティーノの意気込みはスゴイですが、それは反面、狼少年のような…。
そこでアメリカに戻った6月、タランティーノは今回のマジ覚悟を示すため「撮影開始まで公式の場に出ない!!」と予定をキャンセルし、ひきこもり宣言をしました!!、でも、家にいて映画の資金や人は集まらない!!、姿を隠したタランティーノはどこへ行くのか?!、次回はミラクル尾行編です!!




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