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第3回 自作自演?の脚本流出事件で製作費をまんまとゲット!!残酷映画ホステルの舎弟監督イーライ・ロスも援軍でメガホンふるう!!
     映画秘宝2009年2月号掲載(2008年12月21日発行)




イングロリアス・バスターズ-イーライ・ロス

2009年5月のカンヌ映画祭で上映の公約を果すため、ドイツで急ピッチで撮影中のタランティーノ監督の戦争映画「イングロリアス・バスターズ」の最新情報です。
俳優(↑)として参加のイーライ・ロス監督が兄貴分タランティーノのため一肌脱ぎ、映画の一部を監督しています!!、イーライ・ロス監督が代表作の残酷映画「ホステル」ばりの拷問を「イングロリアス・バスターズ」で見せるのか?、大変な戦争映画になりそうです!!
さて、日付けを昨2008年の夏に戻して前回の続き…。
「イングロリアス・バスターズ」専念のためイベント出演などをキャンセルしたタランティーノは、7月初旬にハリウッドの映画会社4社(ワーナー、ユニバーサル、パラマウント、ソニー)に自ら掛け合い、製作費獲得に奔走しました。
すると、そんなタランティーノの売り込みに呼応するように、インターネットに「イングロリアス・バスターズ」の脚本流出という事件が発生!!
映画にして約2時間半になる165ページの脚本が、「地獄のバスターズ」+「キル・ビル」+「ニューシネマ・パラダイス」みたいな「イングロリアス・バスターズ」の全貌を明らかにし、世間の映画への期待がヒートアップしました。また同時に、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオといったスター出演の噂も飛び出します。
こうした脚本流出事件などが映画会社の重役の決断を急がせたのか、タランティーノは7月末に早々とパラマウントとユニバーサルの2社から出資OKの返事をもらってしまいます。そして、ユニバーサルで「イングロリアス・バスターズ」を作ることを選んだタランティーノは、戦争映画を撮ると宣言したカンヌ映画祭から、たった2ヶ月半で大ボラを現実に変えるミラクルを起こした訳です。が、思えば脚本流出事件などはタランティーノの自作自演だった感じが無きにしもあらず…。
いずれ真相を探りたいところですが、もうひとつ気になる点があります。
それは流出脚本で、題名のバスターズの綴りが本来の"BASTARDS"でなく、"BASTERDS"と、"A"と"E"を間違えて、タランティーノのヘッタクソな字で書かれてるんです!!、おい、タランティーノ、ワザとじゃないなら英語まちがえるなよ!!
"お前なんか頭足らんティーノじゃッ!!"と、また井筒和幸監督にツッコまれるぞッ!!、そんな訳でカネができたので、次回はヒトの話題。出演者・スタッフについて語ります。主演はブラピです!!




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