************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


まさか、まさか…!!の事態です!!、リドリー・スコット監督のSF映画の金字塔「エイリアン」(1979年)が、その世界観に乗っ取ったエイリアン・ユニバース最新作「プロメテウス」として、リドリー・スコット監督自らの手で進化するのを追いかけるようにして、今春発表された、リドリー・スコット監督のもう1本のSF映画の金字塔「ブレードランナー」(1982年)の復活プロジェクトまで、当のリドリー・スコット監督本人が手がけることになってしまいました…!!




サンドラ・ブロックが主演したスポーツ感動実話の映画化「ブラインド・サイド」(2010年)を、業務提携するワーナー・ブラザースの配給で大ヒットさせたアルコン・エンタテインメントが、オリジナルの「ブレードランナー」を製作したプロデューサーのバッド・ヨーキン氏から取得した権利にもとづいて企画・構想している「新・ブレードランナー」シリーズの第1弾のメガホンをとる監督に、「ブレードランナー」を作った当の張本人のリドリー・スコット監督が正式に契約して決定したことを、業界メディア Deadline NY のマイク・フレミングが単独スクープで伝え、映画メディアはもとより、その他の一般メディアでも注目の話題として取り上げられています…!!

単に1本の映画というよりは、ひとつのカルチャーと見なせるほど、存在感の大きな「ブレードランナー」は、ハリソン・フォードを主人公に起用して、フィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を、リドリー・スコット監督が1982年の公開当時としては斬新なセンスで映画化し、人造人間のレプリカントに扮したルトガー・ハウアーが強烈な印象を残した…みたいな、通り一遍な説明なんて、アホらしくて読んでいられないほど有名な映画なので、これ以上、内容の紹介はしませんが、解釈の余地を多分に含んだ終わり方をした「ブレードランナー」の世界に、リドリー・スコット監督が再び着手することで、同映画に関する様々な疑問点が明らかになっていくのでは…?!と、早速、期待をされたファンの方もいらっしゃることかと思います。

しかしながら、アルコン・エンタテインメントを立ち上げたブロデリック・ジョンソンと、アンドリュー・コソーヴのコンビが手に入れた権利は、オリジナル映画のリメイクだけは絶対にしないことを前提条件に、その原点の映画を中心にすえた前後の物語や、同じ世界観にもとづくスピンオフ的な作品を作ることが可能というものですから、プロデューサーも兼任するリドリー・スコット監督が果たして、続編として、ハリソン・フォードのデッカードと、ショーン・ヤングのレイチェルのその後を描こうとするのか?!、それともプリクエールとして、デッカードの素性をより明らかにしたり、ルトガー・ハウアーたちレプリカントの恐ろしい経験にクローズアップしていくのか?!、それとも前述のエイリアン・ユニバース最新作「プロメテウス」に倣い、オリジナル映画とは直接的な関係を持たずに、世界観を共有するだけにとどめる、スピンオフ的な新しい物語を目指すのか?!は、脚本家も決まっていない現時点では、まったく不明となっています…。


よって、今回のニュースのポイントは、アルコンが「インソムニア」(2002年)を製作したことで、親密な間柄にあるクリス・ノーラン監督が、現在撮影中の「ザ・ダークナイト・ライズス」(2012年7月20日全米公開)で、バットマン・シリーズを完結するタイミングをとらえて、「新・ブレードランナー」に担ぎ出すつもりだったアンドリュー・コソーヴと、ブロデリック・ジョンソンが、ココでお伝えしたインタビューで、“リドリー・スコット監督からの賛同を得ることは、極めて重要なことです…”と語っていたように、とにもかくにも、リドリー・スコット監督に肩書きだけでも参加を求め、新「ブレードランナー」に箔をつけたいと願い、アプローチしたのが、いざ、同監督と話をしてみたら、メガホンまでとってくれることになった…!!という、まさにこれぞ、もっけの幸いと言わんばかりの幸運にめぐまれた…!!ということになりそうですが、リドリー・スコット監督は1992年にディレクターズ・カットを発表し、その後、2007年にはファイナル・カットを作るなど、「ブレードランナー」には、ひとかたならぬ思い入れを抱いていますから、やはり、その大切な作品を、他人にさわらせたくなかったのかもしれませんね。


そうした「ブレードランナー」への思い入れが強く、作品の世界を知り尽くしたリドリー・スコット監督自らが新作も手がけることで、オリジナルの「ブレードランナー」のファンの方は、ひとまず、ホッとひと安心かと思いますが、しかし、いったい、どんな「新・ブレードランナー」が出来上がるのか?!の見通しについては、未だ期待と戸惑いが半分半分かと思います。しかし、実際のところ、リドリー・スコット監督が現在も、エイリアン・ユニバース最新作「プロメテウス」を撮影中であるのを考慮すると、注目の「新・ブレードランナー」に本格着手するのは、エイリアンが全米を襲う来年2012年6月8日より先のことになりそうですから、まずは、その「エイリアン」がどのようにアップデートをされたのか?!、「プロメテウス」の出来栄えを観てから、「新・ブレードランナー」について予想し始めても遅くはないでしょう…!!
果たして、ハリソン・フォードはまた、デッカードを演じるのか?!、「新・ブレードランナー」の続報をお楽しみに…!!

フォーラムに「新・ブレードランナー」のトピックを作ったので、リドリー・スコット監督自らが、新作を手がけることについて意見や感想のある方は、コメントを書き込んでください…!!

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ALCON ENTERTAINMENT PARTNERING WITH RIDLEY SCOTT TO DIRECT AND PRODUCE NEW ‘BLADE RUNNER’ FOLLOW UP. BUD YORKIN AND CYNTHIA SIKES YORKIN ALSO TO PRODUCE.

LOS ANGELES, CA, AUGUST 18, 2011—Three-time Oscar-nominated director Ridley Scott is set to helm a follow up to his own ground-breaking 1982 science fiction classic “Blade Runner” for Warner Bros-based financing and production company Alcon Entertainment (“The Blind Side,” “The Book of Eli”).

Alcon co-founders and co-Chief Executive Officers Broderick Johnson and Andrew Kosove will produce with Bud Yorkin and Cynthia Sikes Yorkin, along with Ridley Scott. Frank Giustra and Tim Gamble, CEO’s of Thunderbird Films, will serve as executive producers.

The filmmakers have not yet revealed whether the theatrical project will be a prequel or sequel to the renowned original.

Alcon and Yorkin recently announced that they are partnering to produce “Blade Runner” theatrical sequels and prequels, in addition to all television and interactive productions.

The original film, which has been singled out as the greatest science-fiction film of all time by a majority of genre publications, was selected for preservation in the United States National Film Registry by the Library of Congress as being “culturally, historically, or aesthetically significant.” The film was selected for preservation in the United States National Film Registry in 1993 and is frequently taught in university courses. In 2007, it was named the 2nd most visually influential film of all time by the Visual Effects Society.

State Kosove and Johnson: “It would be a gross understatement to say that we are elated Ridley Scott will shepherd this iconic story into a new, exciting direction. We are huge fans of Ridley’s and of the original ‘Blade Runner.’ This is once in a lifetime project for us.”

Scott is represented by David Wirtschafter at WME and David Nochinson at Ziffren Brittenham.

Released by Warner Bros. almost 30 years ago, “Blade Runner” was adapted by Hampton Fancher and David Peoples from Philip K. Dick’s groundbreaking novel “Do Androids Dream of Electric Sheep?” and directed by Scott following his landmark “Alien.” The film was nominated for two Academy Awards (Best Visual Effects, and Best Art Direction). Following the filming of “Blade Runner,” the first of Philip K. Dick’s works to be adapted into a film, many other of Dick’s works were likewise adapted, including “Total Recall,” “A Scanner Darkly,” “Minority Report,” “Paycheck,” and the recent “The Adjustment Bureau,” among others.


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