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重量900kgの超ヘビー級ロボットが、人間の代わりにボクシングの試合を戦うことになった、2020年の近未来を舞台とする最新作「リアル・スティール」のポスターを、製作・配給のディズニー・ドリームワークスが初公開したのですが…!!



「ナイト・ミュージアム」シリーズのショーン・レヴィ監督がメガホンをとった近未来ロボット・ボクシング映画の「リアル・スティール」は、今月5月上旬にリリースされた予告編のトーンから、どうやら、「X-MEN」シリーズのウルヴァリンAKAヒュー・ジャックマンの元ボクサーの主人公チャーリーと同等に、息子のマックスを演じるダコタ・ゴヨ君(「ソー」のソー)の存在感が大きなウエイトを占めているらしいことで、SFアクション映画というよりは、ファミリー映画に近い内容であることが予想されるわけですが、ディズニー・ドリームワークスが初公開した下 ↓ のポスターは、そうした見込みをさらに裏付けるような、子どもじみたデザインと評価するしかありません…。


ラクダのひづめ?!みたいなグローブ状のロボットの手が、ワイヤーのロープをつかんでいる様子は、確かに映画の内容をストレートに表現できてはいるのかもしれませんが、わぁ、カッコいい!!、この映画を観たい!!と思わせるクールな魅力には、まったく欠けているばかりか、大変にクォリティの高いCGで描かれたロボット・ボクシングのファイトが見せどころの映画なのに、なぜ、そのリアルなCGを使わず、ポスターはこんな風にイラストなのか?!というのも、ちぐはぐで、映画の伝えなければならないセールス・ポイントをデザインに集約できてはいません。


もしかすると、ディズニーのパブリシストの人は、こうしたイラストを使うことで、SF小説のペーパーバックのカバーなんかをイメージさせたかったのかもしれませんが、これでは誰も名前を知らない作者のうさんくさい三流SF小説のようで…、駅や空港の売店で、移動の間、退屈だから、仕方ない、こんなものでも買っておこうか…といったような人しか手に取らない感じがします。デザインに工夫を凝らそうとした努力は評価されて然るべきですが、フツーにスターのヒュー・ジャックマンの顔を乗せておくほうが、マーケティングの宣伝効果は高かったかもしれませんね…。

この無視したほうがいいポスターにあわせて、ディズニーは映画の新しい写真を5枚リリースしたので、それらを全部ご覧になりたい方は、TVシリーズ「LOST」のケイトとして有名なエヴァンジェリン・リリーをクリックして、ギャラリーにヘッドオーバーしてください。スティーヴン・スピルバーグ監督が製作総指揮なので、子どもが主人公のような内容でも、けして、タダのガキ映画ではないと思われる、「トランスフォーマー」ミーツ「ロッキー」もしくは「チャンプ」の最新作「リアル・スティール」は今秋10月7日から全米公開です!!


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