最初の予告編では、俺たちが観る映画かと思われた「リアル・スティール」ですが、「ナイト・ミュージアム」シリーズのショーン・レヴィ監督の作品だけに、やっぱり、そういう映画だったのか…というのが観てとれる、新しい第2弾の予告編が公開されました…！！







俗に「トランスフォーマー」ミーツ「ロッキー」などと、ひと言でまとめられている、ヒュー・ジャックマン主演のロボット・ボクシング映画「リアル・スティール」の新しい予告編を、ディズニー・ドリームワークスがリリースしたので、ご覧ください！！、ともすれば野蛮な殴り合いとも見なされるボクシングを、生身の人間ではなく、重量900kgの超ヘビー級のロボットたちが試合を闘うことになった近未来の2020年を舞台とする本作は、そうした世の中の移り変わりのせいで、自らはリングに立つことができなくなってしまったヒュー・ジャックマン演じる元ボクサーの父チャーリーと、息子のマックスとが、ロボット・ボクシングの世界で頂点を目指すべく、泪橋を逆に渡ろうとする物語です。

人間の代わりに、ロボットだったら、しょせん機械だし、ぶっ壊れてもかまわないだろう…ということで、ロボットがボクサーに仕立てあげられたという前提なわけですが、そのロボットを戦わせることで、お金を稼ぎ、仕事にしている側のオーナーは、大事な商売道具のロボットにぶっ壊れられてはたまらず、ヒュー・ジャックマンのように職を失い、借金を返せと迫る金貸しからは暴力を振るわれ、周囲の者たちからも見放されてしまうことに…。そこで仕方なく、父子はスクラップのロボットから部品を漁ろうと出かけた先で、息子のマックスが思いがけず偶然にロボットのアダムを見つけ出して、出会う。そして、アダムの底力を信じる息子のマックスは、半信半疑な父ちゃんのヒュー・ジャックマンを説き伏せて、父のボクシング・スキルの格闘センスを鉄腕アダムにインプットし、移し変えることで、戦いに勝利していく…！！、といったような、およその映画の能天気な展開が、上 ↑ の新しい予告編では、そっくり紹介されてしまっていますね。


この「リアル・スティール」の主演は、もちろん、ヒュー・ジャックマンですが、ストーリーを要所要所で進めていくのは、息子マックスの無垢な考え方にもとづく行動であって、それに父のヒュー・ジャックマンが引きづられてしまう…といった、言わば、父子の立場が逆転したような関係が、どうやら、本作では描かれているらしいことが、上 ↑ の予告編からは察せられ、ウルヴァリンではなく、全米で現在大ヒット中のコミックヒーロー映画「ソー」で、主人公のソーを演じているダコタ・ゴヨ君が、本当は主人公であったかのように観えなくもありません。
第1弾の予告編では、そのダコタ・ゴヨ君の息子マックスは、ほとんど紹介されておらず、ヒュー・ジャックマンとロボットのバトルだけが描かれていたので、本作が…、まぁ、基本はスポ根で単純なものの、大人の観られる映画だと思われていたわけですが、実は父ウルヴァリンではなく、息子のソーが真の主役？！なのであれば、このディズニー映画はディズニー映画だけに、その本質はとりもなおさず、ディズニー映画として、主に子ども向けに作られたディズニーのファミリー映画だという、ディズニー映画だったことになってしまいます…。


本作が、そうしたディズニーの大衆向け作品らしいことで、きっと、ガッカリした映画ファンの人がいる反面、しかし、ファミリー映画として、様々な要素が盛り込まれている本作が、とても、おもしろそうに観えた人も少なくはないと思います。さて、第1弾とは打って変わった、映画の中身をソックリとさらしたような第2弾の予告編だったわけですが、CIAリーダーのあなたの「リアル・スティール」への期待度は、アップ、それとも、ダウンのどちらだったでしょうか？！


すでに続編の脚本が書き進められているロボット・バトル映画「リアル・スティール」は、今秋10月7日から全米の映画館に登場！！、製作総指揮のスピルバーグ監督はじめディズニー・ドリームワークスが、まだ公開していない映画の続編プロジェクトを推し進めているのは、ファミリー映画として、本作の前評判がよく、大成功する可能性が高いのはもちろんですが、この映画の大きな魅力と目される脇役？！のヒュー・ジャックマンを間髪置かず、続編にもスムーズに主演させるには、天才ダーレン・アロノフスキー監督のドタキャンで「ザ・ウルヴァリン」がポシャり、あろうことか、スケジュールが空白になった現在のタイミングを逃さず、事を進める作戦で、20世紀FOXからヒュー・ジャックマンを奪いたいからですね…！！、20世紀FOXは「ザ・ウルヴァリン」の新監督探しを急いだほうが賢明ですよ！！

★フォーラムのページを用意したので、映画のニュースや話題についての意見、また、自分が観た映画の感想などを伝えたい人は、自由にトピックを立ててください。




【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！