************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ロサンゼルスの道端で海賊版のDVDを売ってる連中に声をかければ、蛇の道はヘビで、わずか10ドルで脚本を入手することが可能な、クエンティン・タランティーノ監督の最新作「ジャンゴ・アンチェインド」についての続報です!!





マスター・オブ・カルトのクレイジー・ジャパニーズ・ムービー・ディレクター、タカシ・ミイケ監督の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(2007年)に負けていられないクエンティン・タランティーノ監督が、奴隷制度の認められていた19世紀のアメリカ南部を舞台に描く最新作「ジャンゴ・アンチェインド」の主演俳優として、いちいち代表作をあげるまでもありませんが、あえて「ワイルド・ワイルド・ウエスト」(1999年)の…などと書いてみる、ウィル・スミスを希望していることを、業界ブログ Heat Vision のボリス・キットが伝えてくれました…!!

そのボリス・キットのスクープ記事によれば、今週の日曜日(5月1日)にお伝えした製作決定のニュースの一部をまずは訂正しなければならないのですが、以前の記事で、「ジャンゴ・アンチェインド」がワインスタイン・カンパニーで作られる…としたのは、まぁ、タランティーノ監督の映画はみな、ワインスタインの映画なので、まちがいはないものの、共同製作のパートナーが、前作「イングロリアス・バスターズ」(2009年)に続き、ユニバーサル映画で決定している…というのは誤りで、実際のところは、そのユニバーサル映画を筆頭として、ソニー・ピクチャーズ、パラマウント映画、ワーナー・ブラザースといった各メジャー・スタジオとの商談を、タランティーノ監督は進めている渦中にあるそうです。

そして、その「ジャンゴ・アンチェインド」のビジネス・ミーティングの第1弾として、現地では本日となる5月6日(金)に、ユニバーサル映画で、同社の重役らを相手に行ったプレゼンの中で、クエンティン・タランティーノ監督が自らの構想として、主演俳優にウィル・スミスを念頭に置いていることを語ったそうです…!!
なので、ボリス・キットは、ウィル・スミスの起用は、現時点ではあくまでも、タランティーノ監督の希望であり、現に出演交渉が行われているものではない…としていますが、それに対して、Variety は、すでに当のウィル・スミスにオファーの打診がされたものとして、微妙に異なる記事をリリースしています。

いずれの報道にしろ、ウィル・スミスの主演が決定していないことについては変わりはないわけですが、映画マニア向けのカルトな映画作家であるクエンティン・タランティーノ監督が、主人公にスーパースターのブラッド・ピットを配した前作「イングロリアス・バスターズ」は製作費の約7,000万ドルに対して、全米で約1億2,054万ドルを売り上げ、全世界では約3億2,145万ドルを稼ぎ出したイングロリアス・ブロックバスター映画として、タランティーノ史上最高の売り上げを記録し、同監督がヒットメイカーの役割もつとめられることを証明しました。
その前例に則れば、タランティーノ監督が、ブラピ同様にスーパースターのウィル・スミスを最新作の「ジャンゴ・アンチェインド」に起用しようというのは、道理にかなった選択として、まったく理解することが可能となります。

ただし、そのウィル・スミス主演の実現に向けては、エゴの強さで悪評高く、強欲なことで、スーパースターとは言え、ブラピのようには愛されていないウィル・スミスがいったい、どれだけの出演料を要求してくるのか?!という問題が浮上するわけですが、そうした人格への疑問に加え、自分の子どもの売り込みに熱心なモンスターペアレントのウィル・スミスは、現時点で最後の主演作となる「セブン・パウンズ」が不評を買い、製作費の約5,500万ドルに対して、全米で約6,995万ドルしか売り上げることができず、海外で何とか、約9,821万ドルを集めたことで、どうにか採算はとれたかな…?!といった結果に陥った2008年以来、スクリーンから遠ざかり、来年2012年夏に全米公開の「メン・イン・ブラックⅢ」で復帰を目論んでいるものの、すでに同映画はアンポンタンではないか…?!と懸念されているので、クエンティン・タランティーノ監督とのコンビ結成は、これまでの路線から脱却し、新たな一面を開拓することができる絶好の機会とも考えられますから、もし、Variety の言うように、現実に出演を打診されているのなら、このジャンゴ役の申し出は、出演料には多少、目をつぶってでも受けたほうが賢明かもしれません。


また、Heat Vision のボリス・キットは、本作のメインの悪役として、主人公のジャンゴと対決することになる、ロクにフランス語など話せもしないのに、 自分を“ムッシュ”と呼ばせるカルバン・キャンディ役の候補にサミュエル・L・ジャクソンがあがっていることも伝えていますが、ジャンゴはドイツ人の賞金稼ぎ Dr. キング・シュルツとチームを組み、カルバン・キャンディが奴隷としている自分の妻を取り返そうとするのですから、ボリス・キットは、サミュエル・L・ジャクソンの役どころについては、カルバン・キャンディの部下の奴隷スティーヴンと役を混同している可能性がなくもありません。が、まぁ、いずれにしろ、サミュエル・L・ジャクソンはクエンティン・タランティーノ監督の映画に出てきて当然であり、前作の「イングロリアス・バスターズ」でも、監督に直接、電話をして、どうして、俺の役がないんだ!!、俺の仕事を作れ!!と脅迫?!していますから、「ジャンゴ・アンチェインド」に登場しない方がむしろ、ニュースになるため、サミュエル・L・ジャクソンに関しては、最終的に役が確定するまで、あまり気にする必要はありませんね。

なお、逃げ出してきた奴隷の主人公ジャンゴを救い、いっぱしのガンマンに育て上げるドイツ人の賞金稼ぎ Dr. キング・シュルツ役について、前回の記事で映画ジャーナリストのアン・トンプソンがタレント・エージェンシーのWMEで、イングロリアス・クリストフ・ヴォルツが同役を演じることが決定の確認をとった…とお伝えしましたが、その後、クリストフ・ヴォルツはMTVの取材に対して、それを否定しています。
しかしながら、明らかにクリストフ・ヴォルツを想定しているとしか思えないドイツ人、もしくはドイツ系のキャラクターを、クリストフ・ヴォルツが演じないはずがなく、最初に記したように「ジャンゴ・アンチェインド」の製作体制が確定していないため、出演契約は完了しませんから、そうした事情に配慮して、真面目なクリストフ・ヴォルツが慎重な発言に努めたものとして、「ジャンゴ・アンチェインド」に出演の予定はない…という否定発言を万人が信じず、ニュースにもなっていません。

…といったようなところが、クエンティン・タランティーノ監督最新作のスパゲッティ・ウエスタン「ジャンゴ・アンチェインド」の現状ですが、CIAリーダーのタランティーノ監督ファンのみなさんは、タランティーノ監督が主人公にウィル・スミスを起用したがっている…!!ということについて、どのように思われたでしょう…?!


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