************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ジョゼフ・ゴードン=レヴィットとマリオン・コティヤールの役柄をめぐる憶測や、報道はすべて間違いでした!!、ふたりの演じるキャラクターは、映画のためにクリス・ノーラン監督が創りだした、原作コミックには登場しない新人物です!!、少なくとも表向きは…!!





バットマン・シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」を製作・配給するワーナー・ブラザースが以下 ↓ のようにプレス・リリースを発行し、これまで最終確認がとれていなかったオスカー女優のマリオン・コティヤールが、「インセプション」(2010年)に引き続き、クリス・ノーラン監督の映画に出演するのが決定したことを公けにすると同時に、すでに出演が確定していたジョゼフ・ゴードン=レヴィットとあわせて、ふたりの役柄を発表しました…!!

まず、やはり、クリス・ノーラン監督の前作「インセプション」で、主役レオナルド・ディカプリオの右腕の相棒となるポイントマンのアーサーを演じ、存在感を発揮した(500)日のジョゼフ・ゴードン=レヴィットの役柄は、日本風に言えば交番巡査とでもいった、自分の担当区域を日常的にパトロールしてまわるのが主な役割のごくフツーの制服を着たおまわりさんのジョン・ブレイクです。しかし当然、ジョーが演じる以上は、そんな平凡なおまわりさんであるわけがなく、プレスリリースによれば、どうやら、トップに昇進を果たすらしいゲイリー・オールドマンのジム・ゴードン署長が指揮をとる捜査で特命を託される…とのことですから、ジョーの演じるジョン・ブレイクは、ジム・ゴードンが信頼を置いている人物ということになり、つまり、バットマンの味方だと受けとめることができそうです。なので、過去に憶測されてきた連続殺人鬼のアルベルト・ファルコーニだとかいった悪役説は、ひとまず正反対だったことになりますね。

リンボーの虚夢から目覚めてきたマリオン・コティヤールの役柄について語る前に、前作に続けて、ふたりを起用したクリス・ノーラン監督のコメントを紹介しておくと…、
“マリオンやジョーのように才能豊かな人たちとコラボしたなら、その同じ経験をまた、くり返したいと願うのは何ら驚きではありません。ミランダとブレイクの役に思いを馳せるなり、私は即座に彼らのことを考えました。ふたりとまた一緒に仕事ができることを、とても楽しみに期待しています。”
…とのことで、原作コミックには登場しない新たに映画用に作った役のキャストに、クリス・ノーラン監督はハナからマリオン・コティヤールとジョーを起用するつもりだったようですが、これは裏を返せば、ふたりのために新しい役を作った…?!といった見方もできるのかもしれません。しかし、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットのジョン・ブレイクについては、確かに映画のストーリーのために創造された新人物のような雰囲気がありますが、マリオン・コティヤールについては、少し微妙な怪しい感じがしないでもありません。


その文字通りに受けとれないのでは…?!といった気配が察せられなくもないマリオン・コティヤールの演じるキャラクターは、クリスチャン・ベールの主人公バットマンAKAブルース・ウェインが経営するウェイン・エンタープライズの役員をつとめるミランダ・テートとのことで…、プレスリリースには、前作「ダークナイト」(2008年)で経験した様々な辛い出来事の影をふっきれず、未だ苦悩するブルースが、父の遣り残した慈善事業を達成しようとするのに、進んで協力を申し出、助けの手を差しのべる人物…といった風に記載されています。
そうした役どころから受ける印象としては、「アイアンマン」シリーズでグウィネス・パルトローが演じた秘書または社長のペッパーに相当するキャラクターとして、マリオン・コティヤールが「ザ・ダークナイト・ライズス」の新たなヒロインのように思われます。しかし、このミランダ・テートは、ペッパーではなく、もしかすると、素性を偽っていたブラックウィドウの方なのではないでしょうか…?!

それと言うのも、過去の情報と以下のプレスリリースとを照らし合わせた場合、まずはキャスティングとは別件ですが、2週間前にお伝えした、映画の主なロケ地が従来のシカゴからピッツバーグに変えられたことで、物語の舞台がゴッサムシティではないのではないか?!といった疑問の憶測について、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットのジョン・ブレイクがゴッサムシティのおまわりさんとハッキリ書かれていることや、ブルース・ウェインが成し遂げようとする慈善事業の目的がゴッサムの街のためのものであると示されていることで、その舞台移転の可能性はほぼ完全に打ち消され、物語の背景はこれまで通りにゴッサムシティだと思ってよいことが判明しています。
しかし、その疑問解決の一方で、反対に以下のプレスリリースからは期せずして、新たな疑問点が浮上してしまった…と考えることが可能です。それは先ごろ明らかになった、「ソーシャル・ネットワーク」(2010年)で、アーミー・ハマーと一緒に、アーミー・ハマーの代わりに、アーミー・ハマーを演じたジョシュ・ペンスの役どころが、「バットマン・ビギンズ」(2005年)でリーアム・ニーソンが演じた影の組織の首領ラーズ・アル・グール=ヘンリー・デュカードの若い頃だったことを思い出してください。ジョシュ・ペンスが演じる約30年前の若いヘンリー・デュカードは回想シーンに登場するのですから、現在の誰かが、その過去を振り返って、思い出さなければなりません。なのに、主要キャストには、それらしき人物が見当たりません…。

その追憶にふける謎の人物が、「バットマン・ビギンズ」で初めてヘンリー・デュカードに出会ったクリスチャン・ベールでないのは絶対に確実で、同様にその他のレギュラー・キャラクターのマイケル・ケインの執事アルフレッドや、前述のゲイリー・オールドマンでもないでしょう。となれば、新たに登場する人物のうちの誰か…ということになるわけですが、昨2010年末に、やはり憶測記事で紹介したように原作コミックのラーズ・アル・グールには、タリアという娘がいます。なので、そのコミックの設定をよりどころとすれば、ふたりいる女性の新キャラクターのアン・ハサウェイのキャットウーマンか、マリオン・コティヤールのミランダ・テートのどちらかが、バットマンとの対決で命を失った父との思い出を振り返る…と想像してみることができるのでは…?!、そして、その想像に“30年前”というキーワードをからめれば、アカデミー賞史上最年少の20代の司会者アン・ハサウェイ28歳が、映画の役の上とは言え、30年前を思い返す…というのは少し無理があり、現在35歳のマリオン・コティヤールが、幼い頃に見た父の面影の記憶を探る…と考えたほうが自然のように思えます。


よって、以上のような推理にもとづけば、マリオン・コティヤールのミランダ・テートは、実はヘンリー・デュカードの娘であり、それがどのように関係するのか?!はさておき、ブルース・ウェインとの間に抜き差しならない因果関係のある人物ではないか…?!と疑ってみることができそうです。それにまた思い出してほしいのですが、ワーナー・ブラザースのパブリシストの人はプレスリリースの文面で、アン・ハサウェイの時にも、キャットウーマンという真の正体の名前は書かず、セリーナ・カイルという表向きの名前だけを記していましたよね!!、プレスリリースでも本当のことは書かない…という、それと同じことを、今回もまた、マリオン・コティヤールでしているのではないでしょうか…?!

もちろん、回想シーンを、登場人物の誰かの記憶として結びつけず、ストーリーの展開にそって、単に過去の出来事を観客に紹介する…といった主旨でも描けるでしょうし、ラーズ・アル・グール=ヘンリー・デュカードと関係する役の人物はこれから発表されるのかもしれません。あるいは反対に一切、発表されず、映画を観てのサプライズとして、とっておきになっているのかもしれません。しかし、それでも、どうやら、マギー・ジレンホールに代わる新しいヒロインと目されるマリオン・コティヤールが、リーアム・ニーソンの娘であったとしたならば、誰も殺さないはずのバットマンがヘンリー・デュカードは見殺しにしたことの償いを果たす機会が訪れ、クリス・ノーラン監督が述べてきた構想の “これまでに広げたストーリーをまとめて閉じて終わる…” という、きれいな完結に成り得そうな気がします。

さて、CIAリーダーのみなさんは、それぞれ発表された、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの巡査ジョン・ブレイクと、マリオン・コティヤールのウェイン・エンタープライズ役員ミランダ・テートについて、どのような感想を持たれたでしょう?!、また、それぞれの役について、推理がおありでしょうか?!、意見のある方はフォーラムにトピックを立ててください。
バットマン・シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」は来年2012年7月20日から全米公開です!!


MARION COTILLARD AND JOSEPH GORDON-LEVITT CAST IN CHRISTOPHER NOLAN’S “THE DARK KNIGHT RISES”

BURBANK, CA, April 19, 2011 – Warner Bros. Pictures announced today that Oscar® winner Marion Cotillard (“La Vie en Rose”) and Joseph Gordon-Levitt have joined the cast of “The Dark Knight Rises,” the epic conclusion to the Dark Knight legend.

Cotillard will appear as Miranda Tate, a Wayne Enterprises board member eager to help a still-grieving Bruce Wayne resume his father’s philanthropic endeavors for Gotham.

Gordon-Levitt will play John Blake, a Gotham City beat cop assigned to special duty under the command of Commissioner Gordon.

The film reunites the actors with Christopher Nolan, who recently directed them in the award-winning blockbuster “Inception.”

The director stated, “When you collaborate with people as talented as Marion and Joe, it comes as no surprise that you would want to repeat the experience. I immediately thought of them for the roles of Miranda and Blake, and I am looking forward to working with both of them again.”

Heading the cast of “The Dark Knight Rises,” Christian Bale stars as Bruce Wayne/Batman. The main cast also includes Anne Hathaway as Selina Kyle and Tom Hardy as Bane.

Nolan will direct the film from a screenplay he wrote with Jonathan Nolan, from a story by Christopher Nolan and David S. Goyer. Christopher Nolan will also produce the film with his longtime producing partner, Emma Thomas, and Charles Roven.

“The Dark Knight Rises” is slated for release on July 20, 2012. The film will be distributed worldwide by Warner Bros. Pictures, a Warner Bros. Entertainment Company.

フォーラムのページを用意したので、映画のニュースや話題についての意見、また、自分が観た映画の感想などを伝えたい人は、自由にトピックを立ててください。





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