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FBIの裏側を描く実録映画としては、当初に相手役候補のウワサにあげられていた怪優ホアキン・フェニックスとレオとの演技対決の方がおもしろそうだったのかもしれませんが、ホモの同性愛映画としては、美青年のアーミー・ハマーの方が、レオとしてもヤリがいを見い出せそうです…?!




ショーン・ペンが同性愛者の権利を主張した実在の政治家を演じて、アカデミー賞最優秀主演男優賞に選ばれた伝記映画「ミルク」(2008年)の脚本家ダスティン・ランス・ブラックが、同性愛者だったとされるFBI長官ジョン・エドガー・フーヴァーの波乱に満ちた生涯を綴った脚本を、同性愛者ではないクリント・イーストウッド監督が、主人公のフーヴァー長官役にレオナルド・ディカプリオを起用して映画化する最新作の伝記映画「J・エドガー」で、問題の恋人であるクライド・トルソンを演じる準主役に、どうやら、「ソーシャル・ネットワーク」(2011年1月15日公開)のアーミー・ハマーが決定することになりそうだ…!!と、エンタテインメント・ウィークリーが報じました…!!

デヴィッド・フィンチャー監督の傑作「ソーシャル・ネットワーク」で、キャメロン・ウィンクルヴォスと、タイラー・ウィンクルヴォスをひとりで演じた…と、つまりは双子の役を見事に演じてみせたテレビ俳優のアーミー・ハマーは、先月11月にお伝えしたように、ザック・スナイダー監督の新生「スーパーマン」(2012年末全米公開予定)で、タイトルロールのスーパーヒーローの候補にもあげられるほど、ハリウッドでは現在、注目の存在ですから、このレオナルド・ディカプリオの恋人役への抜擢は、様々な視点から順当で、アーミー・ハマーの期待される大役がついに決まったか…!!といった感じですね。
アーミー・ハマーが演じる予定のクライド・トルソンは、フーヴァー長官と生涯の大部分を共にし、一心同体のようにして働いた右腕のアシスタントで、両者がともに結婚せず、公私にわたって常に一緒に行動し、フーヴァー長官の死後、遺産と棺にかけられた星条旗をクライド・トルソンが受け取って、亡きフーヴァー長官との思い出にすがるかのように、同長官の自宅に移り住んだことから、ふたりの男性は仕事仲間の親友以上の関係だった…と、もっぱら同性愛説が語られていますが、実際のところ、それを裏付ける証拠があるわけではなく、真実は当事者のみが知る永遠の謎…となっています。


そうしたフーヴァー長官とクライド・トルソンとの微妙な関係が主題となっている伝記映画「J・エドガー」で、冒頭に冗談でヤリがいなどと記しましたが、ダスティン・ランス・ブラックの書き上げた脚本では、そうした直接的な愛人関係を示すような場面は含まれておらず、レオさまとアーミー・ハマーが抱き合って、チュウして、舌をからめる…!!とか、そういう期待は一切、持てません。しかしながら、親密すぎる男性同士のつながりが、どうやら、ふたりの間にはあるらしい…ということを、物語の水面下に忍ばせるような格好でほのめかすことで、ダスティン・ランス・ブラックは、人間関係の展開に緊張感を持たせているそうで、それらをクリント・イーストウッド監督がどのように演出するのか?!が、「J・エドガー」の見どころとなりそうです。
また、本作については、ニューヨーク・マガジンのカルチャー・ブログ Vulture が、21歳の時から75歳までの54年間にもわたって、フーヴァー長官の個人秘書を勤めあげたヘレン・ガンディを演じる女優として、シャーリーズ・セロンがオファーを受けていることも伝えています。

クリント・イーストウッド監督最新作の伝記映画「J・エドガー」は、新年から撮影を開始し、同年2011年秋には、イーストウッドの映画なので、言うまでもなく、ワーナー・ブラザースの作品として全米公開されることが見込まれています。
イーストウッドが、これまでとは違う男同士の絆を描く新境地に期待しましょう…!!





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