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約2年前の2008年の秋に初めてお伝えした、クリント・イーストウッド監督が戦争映画の2部作(「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」)に続けて、スティーヴン・スピルバーグ監督とパートナーを組み、初めてホラー・ジャンルのスーパーナチュラル映画に挑んだ意欲作「ヒアアフター(Hereafter)」(死後の世界)が、ついに予告編を初公開したので、とくとご覧下さい…!!、「インヴィクタス」(2009年)から続けて、イーストウッド映画に登場と相成ったマット・デイモンが演じている主人公のジョージは、M・ナイト・シャマラン監督の「シックス・センス」(1999年)のコール少年が大人になった“その後”のような人物ですが、伝説的なアクション・スターから名匠に転進したイーストウッドが、トンデモ映画を作るはずはありません…!!








カナダでは明日となる9月12日の日曜日に、開催中のトロント国際映画祭でプレミア上映される、クリント・イーストウッド監督最新作のスーパーナチュラル映画「ヒアアフター」の予告編を、配給のワーナー・ブラザースが、その世界初公開に先駆け、オンラインにリリースしたので、お楽しみください…!!

「フロスト/ニクソン」(2008年)の脚本家ピーター・モーガンが執筆したオリジナル・ストーリーのシナリオを映画化した本作は、2004年12月26日に発生したスマトラ島沖地震の大津波でニアデス体験に遭遇し、死後の世界をかいま見てしまったことで、人生に混乱を来たしているテレビ・レポーターのフランス人女性マリーと、ロンドンの地下鉄を爆破するテロで、双子の兄弟を亡くし、その喪失の意味の答えを求める少年マーカスが、元霊能者のマット・デイモンの元を訪ねてくる…というもので、上 ↑ の予告編では、ローランド・エメリッヒ監督の映画かよッ?!とツッコミたくなるスペクタクル場面の片鱗や、アルフォンソ・キュアロン監督の近未来SF映画の最高傑作「チルドレン・オブ・メン」(2006年)を想わせるようなロンドンの大爆発など、人間ドラマを丹念に描く近年のクリント・イーストウッド監督らしからぬ描写が、ちょっと観受けられ、すでに80歳のイーストウッドが今だ、進化をとげようと、映画監督としての新境地に挑んでいる様子に感銘を覚えずにはいられません…!!


そんなクリント・イーストウッド監督最新作「ヒアアフター」の出演者として、臨死体験を味わうフランス人女性マリーに起用されたのは、全米公開中の「ピラニア 3D」が、ジェームズ“ケツの穴”キャメロン監督に難癖のケチをつけられてしまったアレクサンドル・アジャ監督のサイコ・スプラッター「ハイテンション」(2003年)に主演していたセシル・ドゥ・フランス。ロンドンの双子は、新人の子役のフランキーとジョージのマクラーレン兄弟。予告編の冒頭で、マット・デイモンに霊視してもらっているのは、「ザ・ビジター(扉をたたく人)」(2008年)に出てたリチャード・カインド。セシル・ドゥ・フランスとディナーを食べているのは、キアヌ・リーヴスの「ストリート・キングス(フェイクシティ)」(2008年)のジェイ・モーアで、マット・デイモンが出会う女性は、ヴァンパイアのヴィクトリアだから要注意ですね…!!


前述のように、描写は少しイーストウッド映画らしくなくても、予告編で使われている SiA の歌声のやさしさに、やっぱり、クリント・イーストウッド監督らしい温もりを感じずにはいられない、死後の世界がテーマでもホラー映画ではなかったらしい「ヒアアフター」は、来月10月22日に全米公開され、同日公開の「パラノーマル・アクティビティ2」と、どちらの霊力が強いか?!、ゴースト対決を戦うことになります。

それでは最後に、おまけとして SiA の歌う、美しい“ Lullaby ”をフルで聴きたいな…と思った方は、じっくりと聴き惚れてください…!!



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