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アレ??、真っ黒で画像がハマッてないよ…と思われたかもしれませんが、生き埋め中なので、真っ暗なんです…!!



ウルトラ・バイオレンスのコミックヒーロー映画「キック・アス」を、下手な宣伝で大ヒットさせられなかった…!!と、物笑いにされているライオンズゲートがリリースした超閉所恐怖映画「ベリード」のポスターです…!!
今年2010年1月に予告編をご覧いただいた、この「ベリード」は、ライアン・レイノルズが演じる、イラクでトラック運転手として働くアメリカ人のポール・コンロイが何者かに拉致され、棺おけに閉じ込められて、約1.8メートル(6フィート)の地下に生き埋めにされてしまい、急速にバッテリーを消耗していく携帯電話と懐中電灯だけを頼りに、どうにかして、棺おけ内の酸素が無くなる90分以内に脱出しなければならない…!!というスリラー映画です。
およそ90分少々の上映時間のすべてが棺おけの中だけで展開し、本当にライアン・レイノルズひとりしか出てこない!!という実験的作品ながら、観る者を一切、飽きさせないストーリー展開が、今年のサンダンス・フィルム・フェスティバルで大きな話題になった「ベリード」ですが、先週初めに Mr.Disgusting がレポートしてくれたところによれば、ライオンズゲートは追加撮影を行い、“外のシーン”を足すことにした…とのことで、映画全編が棺おけの中!!という「ベリード」の魅力が失われ、「キック・アス」のように失敗するのではないか…?!と懸念されています…。

で、上 ↑ のポスターは、前述のような「ベリード」の映画の中身をユニークなデザインで表し、主人公のポールが置かれた生き埋めの状況をひと目で理解させてくれているのですが、パッと見た感じでは、ポールは1.8メートルより、もっと深い場所に埋められていそうですね。
実は、この「ベリード」が、サンダンス・フィルム・フェスティバルで初公開された時の設定では、ライアン・レイノルズは地下3メートル(10フィート)に埋められていたのですが、その深さだと携帯電話の電波は受信できず、アンテナが立たないだろうがーッ!!という矛盾の指摘を多数受けたため、浅い地下に変えられた…とのことで、ポスターは、その以前の設定から発想し、イメージされた印象だと言えそうです。


この異色のスペイン映画「ベリード」の監督は、ロドリゴ・コルテスという、国際的には本作で初めて注目を集めた人。脚本を執筆したクリス・スパーリングの次回作は「ATM」というタイトルですが、次もまた狭いATMコーナーに閉じ込められる?!
次回作では、コミックヒーローの「グリーン・ランタン」に変身するライアン・レイノルズが生き埋め地獄に苦悶する超閉所恐怖映画「ベリード」は、9月24日から限定公開の後、10月8日から全米で封切られる予定です。
この映画よりも、はるかに売りやすい「キック・アス」をマトモにヒットさせられなかったライオンズゲートは、果たして、「ベリード」を陽のあたる場所に出してやることができるでしょうか…?!



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