上 ↑ の写真をよく、ご覧ください。「ジュピター・アセンディング」（2015年）のアリヨン・バカーレが演じる科学者のヒューは、火星で採取された未知の生命体の標本を取り扱うのにあたって、万一の場合にそなえて、目をゴーグルで守ったり、口をマスクで覆うなどもしていません。なぜなら、安全に観察しやすいように未知の生命体は透明の装置の中に閉じ込めて、船内の空気とは遮断してあるからですが、だとしたら…、



Extended Clip : Life



国際宇宙ステーションのクルーたちは、どうして、ヒューの観察の様子をラボの外から窓越しに覗きこんだりするのか…？！、自分たちが人類史上初めて発見した宇宙生命体を間近で一緒に観たい…！！と思うのが普通ではないでしょうか？！、ましてや、防護服を着込む手間がかかるどころか、口にマスクすらしなくていいのに、なぜ、ヒューひとりだけをラボの中に入れて、自分たちは外から見守るだけにしたのか…？！、実際の映画の本編では、そのあたりの前段の事情がきちんと説明されているとよいのですが、仮りにそうでなかったとしたなら…、

ラボの中に入って、ヒューを助けよう！！というデッドプールのロイに対して、レベッカ・ファーガソンのミランダが " 隔離を維持しないといけない…！！ " などと厳格に言い放って制止し、どうして、結果的に見捨てることになってしまったのか…？！という矛盾の疑問はもとより、そもそも、それほど隔離しなければならないラボの中にマスクすらせずに入ったヒューは、もう二度と、外に出ることができないじゃん…！！などと、冷静な人は思ってしまうかも…？！


ライアン・レイノルズが主演した「デッドプール」（2016年）が高く評価された面白みのひとつは、ご都合主義的な映画の描写や、お決まりのパターンの演出などについて、いわゆる " 第4の壁 " を超えて、カメラに向かって、ツッコミのトークを語りかけてきた…！！という観客の心中を察した点だっただけに、同コミックヒーロー映画から続けて、デッドプールとチームを組んだ脚本家コンビのレット・リースとポール・ワーニックは、映画のシーンがはらんでいる安易な矛盾が観客をシラケさせる…というのは、よくわかっているはずだと思います。しかし、上 ↑ の本編シーンだけをいきなり観せられた人は、映画の作り手が観客を怖がらせようと思って、無理に状況をデッチあげた…、だから、ヒューが隔離されないといけないのは、国際宇宙ステーションの船内を感染から防ぐためではなくて、観客を不安にさせることが目的だ…と、ライアン・レイノルズとは「セーフ・ハウス」（2012年）でも組んだ間柄のダニエル・エスピノーサ監督の緊張感を盛り上げようとする演出の意図を読み取ってしまうかもしれません…？！

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さて、CIAリーダーのみなさんは、前述のスターのほかに、ジェイク・ジレンホールと真田広之まで乗船した「ライフ」の本編シーンをご覧になって、どのような印象の感想をお持ちになられたでしょう？！、このクリップをリリースしたソニピのパブリシストは、隔離すべきラボの中で、ヒューがマスクすらしていない点に、あちこちからツッコミが入るとは思わなかったんでしょうか…？！、いずれにしろ、隔離の理由や、映画の出来栄えの良し悪しがハッキリとする全米公開日は、再来週末の3月24日です…！！




Columbia Pictures invites you and a guest to the upcoming promotional screening of LIFE, starring Jake Gyllenhaal, Rebecca Ferguson and Ryan Reynolds. In the intense Sci-Fi thriller, the mission of a team of scientists aboard the International Space Station turns to one of primal fear when they find a rapidly evolving life form that caused extinction on Mars, and now threatens the crew and all life on Earth.

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