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ガル・ガドットのワンダーウーマンが、ゾッド将軍の生まれ変わりのドゥームズデイに立ち向ったクライマックスの決戦シーンの実際の撮影風景は、上 ↑ の写真の光景だったことからも、「バットマン V スーパーマン」は、ほとんどの見せ場が CG で描きだされた作品だったわけですが、現時点で今年2016年の全米映画興業で、7番めの大ヒット作に位置づけられているコミックヒーロー映画で、ザック・スナイダー監督が観客を魅了したヴィジュアル・アーティストとしての才能とセンスに、あらためて敬意を表したくなってしまうようなVFXの分解紹介ビデオをお楽しみください…!!







「マン・オブ・スティール」(2013年)から引き続き、ザック・スナイダー監督とチームを組んだドイツの VFX スタジオの Scanline VFX が披露してくれた「バットマン V スーパーマン : ドーン・オブ・ジャスティス」のVFXを分解紹介したプロモ・ビデオです!!、冒頭のワンダーウーマンの戦闘シーンや、上 ↑ のビデオで観られたジェシー・アイゼンバーグのレックス・ルーサーの登場シーン、また、下 ↓ の写真のベン・アフレック監督のダークナイトとヘンリー・カヴィルのマン・オブ・スティールの対決シーンなどはグリーン・スクリーンを背景にして、特にセットらしいものすら作らず、ほとんど素の状態のようなスタジオで撮影されたとは到底、思えないほど、実際に映画館で目にした出来上がりの場面は迫力に満ちたダイナミックぶりで、観客を熱狂させた実績からして、 Scanline VFX が、同社の仕事を披露したのは、さては来春の第89回アカデミー賞の最優秀視覚効果賞を狙っているということか?!と、察しのよい映画ファンの方は思われたかもしれませんが…、


しかしながら、オスカーを主催する映画芸術科学アカデミーが、次回の最優秀視覚効果賞の候補にノミネートされる候補作…というノミネート作品の候補にノミネートされた候補作という、ふるいをかけている時点からノミネートを発表して、無理に話題を盛り上げようとする必要があるのか、ないのか…?!の是非はさておき、「バットマン V スーパーマン」は、すでにオスカーからは相手にされていません…。


第89回 アカデミー賞の最優秀視覚効果賞の候補にノミネートされる資格を得た候補のノミネート作品 ! !

アライヴァル

ザ・BFG

キャプテン・アメリカ : シビル・ウォー

ディープウォーター・ホライゾン

ドクター・ストレンジ

幻の動物とその生息地

ザ・ジャングル・ブック

クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングス

パッセンジャーズ

ローグ・ワン : ア・スター・ウォーズ・ストーリー

ディズニーのマーベル・シネマティック・ユニバースからは、「シビル・ウォー」と「ドクター・ストレンジ」が共に候補作の候補の候補作に選ばれ、高評価をされているものの、ワーナー・ブラザースのDC・シネマティック・ユニバースは、「BVS」のみならず、悪のコミックヒーロー映画の「スーサイド・スクワッド」も無視されてしまい、ミヒャエル・ファスベンダーや、ジェンといった出演者が愛想を尽かした「X-Men:アポカリプス」と、同じく「X-Men」シリーズに属する大ヒットの超人気映画「デッドプール」も、早々と落選しているばかりか、今年2016年公開のVFXを駆使した映画を語るうえで、この作品を抜きにはできない「ウォークラフト」も落選しています…。そうした落選組に共通しているのは…、


観客やファンがよろこんだか、どうかは別として、評論家やジャーナリストのレビューで低い評価を与えられてしまい、映画自体の出来栄えのクォリティが芳しくないと見なされた点のように窺えるのに対して、オスカーの候補になる資格を得た候補作はと言えば、いずれも及第点から、それ以上の評価を得た傑作の部類に入る作品のように思われます。

よって、最優秀視覚効果賞は、いわゆる技術部門として、職人が技を競うカテゴリーなのだから、そこで目をつけて審査すべき対象は、あくまでも、技術の差異であるにもかかわらず、映画そのものの出来栄えの高い低いや、物語の内容の脚本の要素まで、ひょっとすると評価に含まれるような傾向に走ってはいませんか…?!といった疑問を抱いてしまう方が出てきても、不思議ではないように思われます。


映画賞の最高峰のオスカーとしては、しょせんコミックヒーロー映画?!の「シビル・ウォー」を最優秀作品賞の候補にしたり、「スーサイド・スクワッド」のハーレー・クインのマーゴット・ロビーを最優秀主演女優賞の候補にしたりすると、賞の権威や品格を損なってしまう…といった懸念があるのかもしれませんが、そうしたシワ寄せが技術部門におよんで、優れた職人技を発揮したアーティストの腕前が讃えられる機会を失うことになるのであれば、それはそれで映画賞の権威を失うことにつながると考えられなくもないのですが、CIA リーダーのみなさんは、「バットマン V スーパーマン」の VFX の分解紹介ビデオをご覧になられて、ザック・スナイダー監督とスタッフのみなさんは、オスカーの候補として検討されて然るべきだったと思われるのか、それとも落選して当然なのか、どのようにお考えになられるでしょう…?!







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