************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


ショート・フィルムと言っても、自動車メーカーのフォードが、SUV のフォード・エッジの新型車を発売するにあたり、その宣伝キャンペーンの依頼を受けた広告代理店 GTB が製作したものなので、つまり約8分間の長~いCMです…!!、なので、あらかじめ、テーマはクルマの宣伝か…


…というのを承知のうえ、ご覧いただきたいのですが、リドリー・スコット監督の息子ジェイクのメガホンで、マッツ・ミケルセンが殺し屋を演じてくれたんですよ!!というだけで、映画通の方はきっと、そいつは観るに値するお楽しみの作品だ…!!と納得をしてくれるはずです…!!

Le Fantome Starring Mads Mikkelsen


悪役に扮し、ベネディクト・カンバーバッチと対決するマーベルのコミックヒーロー映画「ドクター・ストレンジ」が、いよいよ来週末の11月4日に全米の映画館に登場するのに続けて、さらに年末12月16日には、フェリシティ・ジョーンズが抜擢されたヒロイン、ジン・アソの父という立場の重要な役どころをつとめた「スター・ウォーズ」の最新作「ローグ・ワン」が世界各国で封切られることから大注目のマッツ・ミケルセンが、どうやら洗練された趣味を持っているらしい殺し屋の “ ザ・ゴースト ” を演じてくれたフォードの CM のショート・フィルム「ル・ファントーム」です…!!

故ジェームズ・ギャンドルフィーニとクリステン・スチュワートが共演した「ウェルカム・トゥ・ザ・ライリーズ」(2010年)で、映画監督デビューを飾ったジェイク・スコット監督が東ヨーロッパのクロアチアでロケをした「ザ・ゴースト」のお話は…


あるカップルの証言により、刑務所送りになった組織のボスからの依頼を受けたマッツ・ミケルセンのザ・ゴーストが、どこかの島らしき風光明媚な土地にやって来るのですが、いざ殺しの仕事を決行しようとした瞬間に素敵な SUV のフォード・エッジに目を奪われたことから、暗殺者は自分の標的が誤っているらしいことに気づく…!!といった展開から…、


真の標的の素性を確かめるべく、住まいに潜入したザ・ゴーストは、自分が殺そうとしている相手が、実は証人保護プログラムによって、別人になりすました善良な夫婦であるばかりか、クルマ選びの趣味のよさに感銘を受けたことから、殺しの依頼を辞退してしまう…。しかし…、


どうしても夫婦を殺さなければならない組織のボスは、第2の暗殺者として、マリオ・バーヴァ監督の「血塗られた墓標」(1960年)や低予算映画王のロジャー・コーマン監督が、エドガー・アラン・ポーの原作を映画化した「恐怖の振子」(1961年)などのホラー映画で、カルト人気を博しているスクリーム・クイーンのバーバラ・スティール78歳(↑)を送り込むことに…!!


そして最後は…、ちょっと素敵なドンデン返し?!みたいなオチが待ち受けているのですが、このマッツ・ミケルセンが洗練されたユーモアをにじみださせて、役作りをしてくれた趣味のよい殺し屋、ル・ファントームの物語は大人向けのハイセンスなクライム・コメディ映画として成立しそうな気がするのですが、CIA リーダーの皆さんは、どのような感想をお持ちになられたでしょう…?!、お父さんのリドリー・スコット監督が息子のために、プロデューサーをつとめて、長編化してくれないでしょうか…?!



Search in CIA