************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


今から半日前の北米の日付けで10月21日の金曜日の夜に電撃的に「デッドプール 2」の製作チームが分裂し、降板の決定が正式に下されました…!!



「X-Men」ファン待望の戦うヒロイン、ドミノ役を演じる候補として、「10クローバーフィールド・レーン」のメアリー・エリザベス・ウィンステッド、「ジョン・ウィック : チャプター 2」のルビー・ローズらを含む計10名の女優たちがオーディションを受けたニュースを、3日前の木曜日にお伝えしたばかりの「デッドプール 2」ですが、主演のみならず、仕掛け人のプロデューサーを兼ねるライアン・レイノルズと、そのマーク・ウィズ・ア・マウスと堅い絆だったはずのチームを組み、今春に世界各国で封切られた第1弾の「デッドプール」を、「X-Men」史上最大のヒットに導いたティム・ミラー監督が袂を分かち、同監督が降板をする事態に陥ってしまった悲報を、業界メディア Deadline のマイク・フレミングが独占スクープで伝えてくれました…!!

VFX アーティストとして関わった「スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド」(2010年)の製作において、エドガー・ライト監督に助言を与えるなど、映画作りのセンスの勘の持ち主らしいティム・ミラー監督は、初めてメガホンをとるデビュー作として、「デッドプール」に起用された2011年の春から、主演のライアン・レイノルズ、脚本家コンビのレット・リース&ポール・ワーニックらとチームを組んで、企画・開発を進め、テスト映像をリークするなどの強引な手段を使ってまでして、ついに映画を完成にこぎつけた核心のクリエイターだけに、同監督が降板というのは、ちょっと信じられない事態ですが、しかし、マイク・フレミングによれば、続編の「デッドプール 2」も引き続き、メガホンをとると正式に契約をしていたわけではないので、厳密な言い方としては、降板にはあたらないそうです。


とは言え、監督契約書にサインはしていなかったものの、ティム・ミラー監督が脚本を執筆し、メガホンをとることを当り前の前提として続編の企画・開発が進められていたのは間違いがないだけに、突然の昨夜の降板劇はショックなわけですが、袂を分かつことになった理由としては、おなじみの “ 創造性の違い ” が連続して衝突したことから、プロデューサーでもあるライアン・レイノルズが、もう一緒に「デッドプール 2」を作ることはできない…と判断して、ティム・ミラー監督の降板を決めたそうです…。

おなじみの “ 創造性の違い ” などと、やや冗談めかした言い方をするのは、こうした降板劇で必ず、持ち出されるフレーズながら、いったい、何が違うのか…?!、その具体的な事情が明かされることはない神秘の便利な言葉だからですが、このライアン・レイノルズとティム・ミラー監督とが背中を向けあった “ 創造性の違い ”についても、やはり、明確な理由は今のところ、伏せられています…。しかしながら…、


悪役として「デッドプール 2」に参戦するらしいケーブル役の候補として、「X-Men」シリーズを製作・配給する20世紀 FOX が名優リーアム・ニーソンの起用を求めたのに対して、ティム・ミラー監督は、「キャロル」(2015年)のカイル・チャンドラーを希望するなど、キャストの人選が難航していたようですから、前述のドミノ役の女優を誰に決めるのか?!をめぐっても、さらにひと悶着が起こったことで、ついに降板に到ってしまったのか…?!などと憶測することもできるのかもしれません…?!

いずれにしろ、監督を失ってしまったことで、「デッドプール 2」は予定していた来年2017年早々の撮影開始に無事にたどり着けることができるのか…?!が疑問視されるため、クランクインが先延ばしされる可能性もあり得そうですが、しかし、製作・配給の FOX は、いつに映画を封切るのか…?!という公開日をまだ発表していないため、製作スケジュールの見直しについて、ひとまず、問題が生じることはなさそうです。ただし、同社は、再来年の2018年の3月2日と6月29日に、それぞれマーベル・コミックス原作の映画を封切ると発表していますから、そのうちのどちらかが「デッドプール 2」であるのは容易に憶測ができるため、仮りに撮影開始が遅れるとなると、6月29日の方にマーク・ウィズ・ア・マウスが登場するのは、より確実になりそうですね。

なお、電撃降板の事態に陥ったティム・ミラー監督の今後について、「デッドプール」の大ヒットの実績を当然、高く評価している20世紀 FOX は、ダニエル・スアレース著のサイバー・スリラー「インフラックス」の映画化のメガホンを託したそうですが、しかし、こうした降板劇においては、その背景が探られて、スキャンダルに発展するのを予防する手段として、別の重要なプロジェクトを手がけることになった “ 栄転 ” ですよ…!!とアピールするのも、お決まりなので、現時点では「インフラックス」の映画化について、何とも言うことはできません…。


さて、万事が順調に思われていた「デッドプール 2」に、ついにほころびの脱線?!が伝えられたわけですが、CIAリーダーのみなさんは、ティム・ミラー監督に代わって、新たに続篇を手がける監督として、いったい、誰がふさわしいと人選をお考えになられるでしょう…?!





【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!


Search in CIA