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覚醒トリロジーの第1弾「スター・ウォーズ: ザ・フォース・アウェイクンズ」(2015年)の “ アウェイクンズ ” には、デイジー・リドリーのフォースの覚醒のみならず、R2-D2 もまた目覚めることに…という意味もあったわけですが、そのドロイドの少ないながらも大事な出番のシーンで、“ R2-D2 コンサルタント ” の役割をつとめられて、しっかりとドロイドの演技を指導し、自分の分身を目覚めさせる仕事を終えてから、お亡くなりになられたのか…と思うと、もう涙がこみあげるだけで、何とも言えません…。



イギリスでは今日の8月13日(土)に、かねてより闘病生活を送られていた俳優のケニー・ベイカーさんがお亡くなりになられたことを、姪のアビゲイル・シールドさんが、The Guardian を通じて、明らかにされました。現在とは違って、アナログな映画作りがされていた70年代に、身長112 cm という小人症の体格を利用して、「スター・ウォーズ」(1977年)の R2-D2 の中に入って、ドロイドに命を与えたことを皮切りに、キャノンの全7作にかかわったほか、「ジェダイの帰還」(1983年)では、イウォークのパプルー役も演じてくださった ケニー・ベイカーさんの享年は81歳でした。

姪のアビゲイル・シールドさんによれば…、
“ この日が来るのはわかっていて、覚悟していました。それでも、やはり、悲しいものです。彼はとても長くて、そして、満たされた生涯を過ごしました。彼は多くの人に、よろこびを送り届け、私たちは世界中で彼が愛されたという事実について、それを祝したいと思います。彼が自分の人生において成し遂げたことを、私たちは誇りに思っています。 ”


…とのことで、その成し遂げられたことの中には、「スター・ウォーズ」の R2-D2 としての活躍のみならず、「フラッシュ・ゴードン」(1980年)や、「タイム・バンディッツ」(1981年)、「アマデウス」(1984年)といった多数の映画に出演されたことも当然、含まれているはずですが…、
“ 彼は子どもの時は、小人症だけに、思春期を通しては生きられないだろう…と言われていたんです。小人症の人の寿命は、けして良くはありませんから。でも、彼はとても、この上なく健康だったんです。ただ、最期の数年間は病んで、弱っていましたから、私たちも覚悟していました。彼の甥っ子のひとりが面倒を看てくれていたんですが、その甥が今日の土曜日の朝に、彼が亡くなっているのを見つけたんです…。 ”

…だそうですから、恐らくは眠りながら、息を引きとられたのかな…とも思われますが、医師の診断に反して、80代まで生きて、充実した人生を送られたのは、本当によかったと思います。体こそ小さいものの、映画界に大きな足跡を残された故人のご冥福をどうぞ、お祈りください。フォースと共にあらんことを…。







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