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昨2015年12月18日の封切りから、トータルで165日間にもおよんだ全米での上映を先月5月30日に終えた「スター・ウォーズ: ザ・フォース・アウェイクンズ」は、最終的に9億3,666万90ドルもの巨額を国内で稼ぎ、これまでの「アバター」(2009年)の記録=約7億6,050万ドルを大きく更新して、まったく文句のつけようがないほど全米映画興業史上の第1位に君臨することになったわけですが、その未曾有の大ヒット作は、どのようにして、J・J・エイブラムス監督の手に委ねられることになったのか?!、仕掛け人のスティーヴン・スピルバーグ監督が一計を案じたユニークなエピソードを語ってくれました…!!



“ J.J.の名前を持ち出したのは、僕なんだ。「エピソード7」の監督として、最も打ってつけなのは、J.J.だと思ったからね。それで僕は、J.J.に電話をして言ったんだ。もしも、君にオファーがされたとしたなら、引き受けてくれるかい?って。彼の答えは、「僕はたぶん引き受けるだろうけど、妻が許してくれないよ。彼女は、どのようなシリーズ映画であれ、それを再スタートする役割をもう、僕にさせたくはないと思っているんだ」”
スティーヴン・スピルバーグ監督と、その右腕のプロデューサー・コンビにして、夫婦の間柄のキャスリーン・ケネディとフランク・マーシャルのトリオほど、ハリウッドで成功したチームはいなかったのではないか…?!といった次第で、その成功の秘密を探って、特集することにした THR のキム・マスタースのロング・インタビューに応じてくれたスピルバーグ監督は、ディズニー傘下の新生ルーカス・フィルムの代表に就任をしたキャスリーン・ケネディ=キャシーと「スター・ウォーズ」を復活させるにあたり、目星をつけたJ.J.エイブラムス監督に体よく断わられたわけですが…、
“ それでも、僕はキャシーのところに行って、尋ねたんだ。もしも、僕がJ.J.にイエスと言わせることができたなら、彼の起用を検討してくれるか?と…。すると、キャシーは「おふざけになっているの?、もちろん、するに決まっているじゃない!!、でも、一体、J.J.が「スター・ウォーズ」をやる気になるかしら。彼はもう、「ミッション:インポッシブル」に「スター・トレック」の仕切り直しまでやったのよ」 ”


…とのことで、「エイリアス」や、「LOST」といったテレビシリーズで培ったアイディアマンぶりをもとに、映画シリーズの仕切り直しを引き受けては、それを再生するリサイクル屋さん?!みたいになりつつあったJ.J.エイブラムス監督は、自分のオリジナル映画として、「スーパー 8」(2011年)こそ発表しているものの、そのスピルバーグ監督と仲よしのエルたんを主演に起用したSFジュブナイル映画ですら、スピルバーグ監督の全盛期の80年代のアンブリン映画のムードを復刻する…という遠まわしなリメイクだったことで、まったく自分の映画を作っていないヒットメイカー?!という批判もされていたので、「スター・ウォーズ」はもう断わることにしたようですが、スピルバーグ監督は…、
“ そこで僕は、妻のケイトと一緒に、J.J.と彼の妻のケイティをディナーに誘って、ケイティの目の前で話を持ち出すことにしたんだよ。 ”
「インディアナ・ジョーンズ : 魔宮の伝説」(1984年)のヒロインに起用したことがキッカケで結婚することになった妻の元女優ケイト・キャプショーと、広報のエキスパートとして、故エドワード・ケネディ上院議員の側近を務めるなどして、政界で活躍し、J・J・エイブラムス監督と結婚したケイティ・マクグラスという妻たちを利用することにしたようで…、
“ 僕はJ.J.の妻のケイティに向かって、「スター・ウォーズ」を監督するチャンスが、J.J.に巡ってくると、僕は思ってるんだけど、それについて、君はどう思う?!って持ちかけたんだ。すると、ケイティが、夫のJ.J.に向かって、「本当に?!、それって、すごいことじゃない!!」と言ってくれた…!!、それで僕はレストランの外に出て、キャシーに電話して言ったんだ。「J.J.とのミーティングをいつセッティングできるかな?」って!!、そんな具合にして、すべてが始まったんだよ…!! ”

…だそうで、政治家のイメージをコントロールしてきた広報のエキスパートだけに、自分の夫に映画界のリサイクル屋さん?!みたいなレッテルが貼られつつあるのを払拭すべきだと思っていたのか?!、J.J.エイブラムス監督が、「スター・ウォーズ」のメガホンをとるのを認めてくれないだろう…と辞退する理由のネックとして語った妻のケイティ・マクグラスも、さすがに超大物のスピルバーグ夫妻を前にしての親密なディナーの席で、そんなのダメよ!!とは言わないだろうと踏んだのか?!、ケイティ・マクグラスの本心はさておき、まんまと当のJ.J.エイブラムス監督の目前で、その妻のお許しをとりつけたスピルバーグ監督が勝ちをおさめ、「スター・ウォーズ: ザ・フォース・アウェイクンズ」のプロジェクトがスタートすることになったそうですから、映画作りのみならず、現実を動かして、彩っていく駆け引きにおいても、スピルバーグ監督はお見事な演出家だったようですね…!!








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