一昨日の火曜日（3月15日）に初公開の写真を紹介して、近日中に予告編も披露されるであろうことを告知しておいた新しい「ベン・ハー」を製作・配給するパラマウント映画が、期待のとおり、予告編をリリースしてくれたので、ぜひ、ご覧ください…！！






リメイク版…と書くのが単純でわかりやすいので、リメイク版「ベン・ハー」と呼んでいますが、厳密には故ウィリアム・ワイラー監督の有名な同名古典映画のリメイクではなくて、ましてや、1907年公開の同名無声映画に、やはり、無声映画の1925年公開版、さらにはベン・ハーを当たり役にしたチャールトン・ヘストンが声優をつとめた2003年リリースの同名アニメ、そして、2010年に放送されたテレビシリーズのリメイクでもなく、それら全ての原作のルー・ウォーレス著の同名小説をあらためて映画化した新しい「ベン・ハー」です…！！と、つまり、「ベン・ハー」はくり返し何度も何度も映像化されているので…、

言わば決定版とも言えるオスカー11冠の故ウィリアム・ワイラー監督のチャールトン・ヘストン主演作にこだわることなく、その都度の時代に応じて、新しいバージョンが作られてもよいわけですが…、


光と闇の世界に分かれた異能力者の戦いを描いたダーク・ファンタジーの大傑作のアクション映画「ナイト・ウォッチ」シリーズや、アンジェリーナ・ジョリーがクールな殺し屋を演じた「ウォンテッド」（2008年）などで、ティムール・ベクマンベトフ監督のスタイリッシュな映像美に心酔していた映画ファンの方にとっては、「ベン・ハー」のイメージは、ちょっと肩すかしだったかもしれませんし、もしかすると、同監督が2001年に発表し、ロジャー・コーマン製作だけに？！、「ザ・グラディエーター 2」などというテキトーな邦題がつけられた「ジ・アリーナ」まで思いだしてしまったマニアの方もいらっしゃるかも…？！（↓ 予告編）



初公開の予告編だけで、映画の内容や出来栄えを決めつけることはできませんが、とりあえず、故ウィリアム・ワイラー監督版のような大作ではなくて、もっと気楽な娯楽のアクション映画のように観受けられる新しい「ベン・ハー」の原作小説の邦訳を出版する松柏社の紹介によれば…、

“ 時はキリストの時代。ユダヤの貴公子ベン・ハーが、ローマ総督暗殺の濡れ衣を着せられ、過酷なガレー船の奴隷に身を落とすも、懸命にはいあがる、サスペンスとロマンスに満ちた復讐劇。 ”

…とのことで、テレビシリーズ「ボードウォーク・エンパイア」で注目されたジャック・ヒューストンが演じる主人公のジュダ=ベン・ハーを裏切る義兄弟のメッサラは、リメイク版「ファンタスティック・フォー」（2015年）でも悪役だったトビー・ケベル！！、その他の共演者は、名優モーガン・フリーマンに、ハリウッド版「攻殻機動隊」の実写映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」（2017年3月31日全米公開）のピルー・アスベック、「300」シリーズのロドリゴ・サントロ、テレビシリーズ「ホームランド」のナザニン・ボニアディ、「プロジェクト・アルマナック」（2015年）のソフィア・ブラック・デリア、「マン・オブ・スティール」（2013年）のスーパーマンの実のお母さんのアイェレット・ゾラーといった顔ぶれです…！！


ティムール・ベクマンベトフ監督の新しい「ベン・ハー」は、今夏8月12日から全米公開！！、CIAリーダーのみなさんは、注目のリメイク映画と言える「ベン・ハー」の予告編を初めて、ご覧になって、どのような感想をお持ちになられたでしょう…？！

BEN-HUR is the epic story of Judah Ben-Hur (Jack Huston), a prince falsely accused of treason by his adopted brother Messala (Toby Kebbell), an officer in the Roman army. Stripped of his title, separated from his family and the woman he loves (Nazanin Boniadi), Judah is forced into slavery. After years at sea, Judah returns to his homeland to seek revenge, but finds redemption. Based on Lew Wallace’s timeless novel, Ben-Hur: A Tale of the Christ. Also starring Morgan Freeman and Rodrigo Santoro.







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