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フィリップ・K・ディックが、1968年に発表したSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作として、1982年に公開されたオリジナル映画のプロデューサーのバッド・ヨーキン氏から、絶対にリメイク映画を作ってはいけない!!という条件つきで、「ブレードランナー」の権利を取得したアルコン・エンタテインメントが、期待と不安の入り混じった続編映画の全米公開日を、ついに発表しました…!!



エイリアン」シリーズ復活の「プロメテウス」(2012年)と、その続篇「コブナント」(2017年10月6日全米公開)と同様に、当初は自らメガホンをとるつもりだったリドリー・スコット監督が製作総指揮の立場で、オリジナル映画の脚本家ハンプトン・ファンチャーと一緒に構想を練り上げた続編「ブレードランナー2」を製作するアルコン・エンタテインメントの創業者コンビのアンドリュー・コソーヴとブロデリック・ジョンソンが、現地のロサンゼルスでは今日の2月18日(木)付けで、以下 ↓ のようにプレスリリースを発行し、ワーナー・ブラザースが配給する北米での公開日が…、


2018年1月12日

…に決定したことを発表しました!!、この2018年の年明け早々の1月第2週の週末の封切りというのは、その週明けの月曜日=1月の第3月曜日が、公民権運動の指導者の故キング牧師の功績を讃える祝日のお休みであることから、週末に突入する金曜日を含めて、通常の週末よりも1日多い計4日間に渡っての動員が期待できる、いわゆるロング・ウィークエンドのタイミングですから、映画スタジオが話題の勝負映画を封切るのには、ふさわしい公開日の設定だと見なすことができます。

しかしながら、34年間にも渡って、人気を持続しているオリジナル映画の続篇として、大きな注目の寄せられている「ブレードランナー2」は当然、夏場に大々的に封切られるブロックバスターのサマームービーになるものと思いこんでいた映画ファンにとっては、祝日がらみのロング・ウィークエンドの公開とはいえ、そもそもは興業の閑散期での封切りとなるだけに、配給のワーナー・ブラザースは、ハリソン・フォードが再び、当たり役のリック・デッカードに扮して、ライアン・ゴズリング(「ザ・ビッグ・ショート」全米公開中)と共演する第2弾は、それほどヒットしない…と見越しているのか…?!と、予想とは大きく違った全米公開日を意外に思い、違和感を持ってしまったかもしれません…。


とは言え、そのワーナー・ブラザースが、一昨年の2014年暮れに、まずは限定公開で封切り、翌2015年の1月15日に全米拡大公開をしたクリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」は、その故キング牧師の祝日をからめたロング・ウィークエンドに約8,927万ドルもの記録破りのメガヒットを叩きだして、並のサマームービー以上の成功をおさめていますから、同社としては「ブレードランナー2」で、その大動員の再現を目論んでいるのかもしれませんし、また、ワーナーが過去の人気映画を現代に復活させた「マッドマックス: フューリーロード」と、「ロッキー」シリーズの第7弾「クリード」の内容が高評価をされ、それぞれ今月末2月28日に授賞式が開催の第88回アカデミー賞に絡んでいることを踏まえると、やはり、オスカーに絡んでいる「シカリオ」のデニス・ヴィルヌーヴ監督にメガホンが託された「ブレードランナー2」は、それらに続く温故知新の傑作映画になるだろうといった見込みから、ひょっとすると「アメリカン・スナイパー」のように年末の限定公開により、春のオスカーにエントリーの資格を得ての本気で賞狙い?!の動きに出たのでは…?!と考えることもできそうです。

さらにまた、前年の2017年暮れの12月15日に、覚醒トリロジーの第2弾「スター・ウォーズ: エピソード8」が登場することを思うと、そのサーガの大ブームが再び押し寄せるタイミングで、ハン・ソロのハリソン・フォードを前面に押し出したプロモーション展開を進めることで、言わばサーガと連携をとり、「スター・ウォーズ」の観客を、そのまま「ブレードランナー2」に導こう…!!という興業戦略もあり得そうではないでしょうか…?!


よって、はじめはちょっとビックリの意外な1月12日の全米公開日ですが、以上のように考えていくと、夏場のブロックバスター映画同士が潰しあうサマームービー・ウォーズの戦いを避け、年末の「スター・ウォーズ」の猛威が過ぎるのを待って、手堅いヒットを狙うとなれば、それほど悪くはない感じがしますし、「デッドプール」が先週末の全米公開で、「X-Men」シリーズ史上最大どころか、20世紀FOX 史上で最高の封切りヒットを飛ばしてしまった実績からして、もはや、年明けの1月、2月あたりが興業の閑散期とは言えないのかもしれません。ただし、先月1月に強烈な冬の嵐のジョナスが東海外を襲ったことで、映画館も軒並み休業の閉館を余儀なくされ、クロエ・モレッツちゃんのSFインベージョン映画「ザ・フィフス・ウエーブ」がフリーズをしたように、冬場は寒波という脅威が突然、出現する可能性があるだけに、「ブレードランナー2」も出足で凍りついてしまわなければよいのですが…!!


いずれにしろ、ついに封切り日まで決まった「ブレードランナー2」は、今夏7月にクランクインの予定です!!、続報をお楽しみに…!!

※ワーナー・ブラザースが配給なら、日米同時公開の可能性が高いな…と期待してしまう映画ファンの方もいらっしゃるかもしれませんが、「ブレードランナー2」は、北米以外では、ソニピの作品として封切られます。

LOS ANGELES, CA, FEBRUARY 18, 2016 – Alcon Entertainment’s sequel to Ridley Scott’s 1982 masterpiece BLADE RUNNER, to star Ryan Gosling and Harrison Ford (reprising his role as Rick Deckard), and to be directed by Denis Villeneuve (Sciario, Prisoners), will be released by Warner Bros. in North America on January 12, 2018, it was announced by Alcon co-founders and co-CEO’s Andrew Kosove and Broderick Johnson.

Sony Pictures Releasing International will distribute in all overseas territories in all media.

The story, written by Hampton Fancher (co-writer of the original) and Michael Green and based on a story by Fancher and Ridley Scott, takes up several decades after the conclusion of the 1982 original.

Principal photography is scheduled to begin in July, 2016. Multi-Oscar nominated cinematographer Roger Deakins (Sicario, Prisoners) will reunite with Villeneuve on the project.

Alcon Entertainment acquired the film, television and ancillary franchise rights to BLADE RUNNER in 2011 from the late producer Bud Yorkin and Cynthia Sikes Yorkin to produce prequels and sequels to the iconic science-fiction thriller. Cynthia Sikes Yorkin will produce along with Johnson and Kosove. Bud Yorkin will receive producer credit.

Ridley Scott will serve as Executive Producer. Frank Giustra and Tim Gamble, CEO’s of Thunderbird Films, will also serve as executive producers along with Bill Carraro (“Terminator Genisys,” “The Golden Compass”).







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