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実写版「ピノキオ」と聞けば、ケネス・ブラナー監督の実写版「シンデレラ」が今春、世界各国で大ヒットになったほか、エマ・ワトソン主演の実写版「美女と野獣」(2017年3月17日全米公開)、ティム・バートン監督の実写版「ダンボ」といったプロジェクトが進められているディズニーの古典ファンタジー再生シリーズの最新作か…ッ!!と、即座に思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ディズニーも同じ企画を進めているだけに、あながち間違いではないものの、この「ピノキオ」は、ジョー・ライト監督のピーター・パン・ビギンズ「パン」を、今秋10月9日に全米公開するワーナー・ブラザースの製作なので、ディズニーとはまた、ひと味違うワーナー版の古典ファンタジー再生シリーズ?!になりそうですから、まったくミスマッチな鬼才が、自分の作家性を存分に発揮するチャンスもあり得るのかもしれません…?!



「ピノキオ」のゼペットじいさんの役なら、もう「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」で演じたじゃないか…ッ!!と、ツッコミを入れたくなるCIAリーダーの方もいらっしゃるかもしれませんが、ロバート・ダウニー・Jr. が、かねてから企画している実写版「ピノキオ」のシナリオの執筆に、ポール・トーマス・アンダーソン監督が着手の運びになったことを、Heat Vision のタチアナ・シーゲルがレポートしてくれました…!!

イタリアの作家、カルロ・コッローディが、今から約132年前の1883年に出版した原作をもとに、テレビシリーズ「ハンニバル」のクリエイターのブライアン・フラー、「キングスマン : ザ・シークレット・サービス」(2014年)の脚本家、ジェーン・ゴールドマンらが執筆し、「ザ・ギヴァー : 記憶を注ぐ者」(2014年)の脚本家、マイケル・ミトニックが仕上げた脚本を、さらにポール・トーマス・アンダーソン監督がリライトして、完成させるということは、とりもなおさず、同監督が自分の映画として、メガホンをとるために、自分の作家性にあわせて、修正をする…

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…ということになりますから、記事の見出しにあげた「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(2007年)では、ダニエル・デイ=ルイスとポール・ダノ、「マグノリア」(1999年)では、トム・クルーズとジェイソン・ロバーズ、「ザ・マスター」(2012年)では、ホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンらが演じた役どころに、歪んだ父と息子の姿を投影してきたと言える P.T.A 監督が、子宝に恵まれず、子どもが欲しいと切に願った結果、自分の作った木の人形に魂が授けられることになったゼペットじいさんと、本当の人間の子どもになりたいと希望する木の人形のピノキオとが衝突をしてしまう父子関係をどう描くのか…?!


とにもかくにも、「ピノキオ」だけに、最終的にはファミリー向けの映画として封切られる可能性が高いため、 P.T.A 監督がガキ映画?!と受けとめれば、まったくミスマッチにしても、骨肉の関係が歪んでしまって、うまくいかない父と息子についての物語と解釈すれば、P.T.A 監督の作家性に充分に適った映画になり得るだけに、プロデュースを手がけるロバート・ダウニー・Jr.の人材起用のセンスは鋭い!!と言えるかもしれませんが、その背景としては、B面以前にチラとふれたように、RDJ は、自分自身が困った父子関係を抱えていた身の上がありますから、これまでのP.T.A 監督の映画に大いに共感をしていたのでは…?!

さて、「インヘアラント・ヴァイス」(2014年)では、スケジュールの都合で断念された鬼才ポール・トーマス・アンダーソン監督とロバート・ダウニー・Jr.の顔合わせが実現し、実写版「ピノキオ」は本当に作られることになるのか…?!、プロジェクトの進展を楽しみにしておきましょう…!!







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