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B面で先ごろ紹介した大爆笑の口パク対決を戦った間柄のアン・ハサウェイとの共演で、初めて注目を集めた「プラダを着た悪魔」(2006年)の後、女性映画の傑作「サンシャイン・クリーニング」(2009年)、「ザ・ヤング・ヴィクトリア」(2009年)と、彼女のフィルモグラフィーが続いたことで、あぁ、この女優は、第2 のメリル・ストリープとでも呼ぶべき演技派のキャリアを築いていくんだろうなぁ…といった風に思っていた映画通の人にとっては、トム・クルーズと共演した「エッジ・オブ・トゥモロー」(2014年)で、タフな戦うヒロインに扮し、今年2015年1月開催の第20回 クリティック・チョイス・アワーズの最優秀アクション映画女優賞にまで選ばれたのは、ちょっと意外だったかもしれませんが、コミックヒーロー映画ファンの人は、そもそも、ブラック・ウィドウに起用されたのは、彼女だったことを知っているだけに、エミリー・ブラントがクールなのは当たり前ですね…!!、そんなエミリー・ブラントの戦う女としてのハードな最新作「シカリオ」が、ついに登場です…!!








来年2016年の夏には、「ブレードランナー2」の撮影に取りかかることで、映画ファンから関心の熱い眼差しを寄せられているデニス・ヴィルヌーヴ監督が、先月5月に開催された第68回カンヌ国際映画祭で発表したクライム・スリラー映画の最新作「シカリオ」を、米英で配給するライオンズゲートが初公開した予告編です…!!
“ この映画は、これまでのところ、ぼくにとって最高の出来栄えです。題材の見据え方において、最も野心的に取り組んだ作品でありながら、ぼくの映画の中では、実にとっつきやすいものに仕上がっていると思います。 ”
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…と、カンヌのプレミア上映で、映画を披露する前に、デニス・ヴィルヌーヴ監督が語ってくれた “ 殺し屋 ”という意味の題名がつけられた最新作「シカリオ」で、エミリー・ブラントが演じているのは、殺し屋とはまったく正反対の立場と言える、やや理想肌のFBI捜査官のケイト・マーサー。


予告編の冒頭で、チラとだけ紹介されていますが、ケイトが指揮をとった強制捜査で踏み込んだ建物の壁一面に、死体が埋め込まれていた…といった陰惨な発見をキッカケとして、ジョシュ・ブローリンが演じる CIA のマット・グレーバーにスカウトされたケイトは、メキシコのソノラ・カルテルの麻薬王を倒すための特殊部隊に加わることになるのですが…、


自分の目的のためには、手段の善悪など、まったく問わない非情なジョシュ・ブローリンのマットと、そのマットが、俺の “ 猟犬 ” などと呼び、どうやら、私的な復讐のためにミッションに協力してるらしいベニチオ・デル・トロの胡散臭い “ コンサルタント ” のアレハンドロらと共に、麻薬戦争の泥沼に陥っていくにつれ、生き残るために、自分もきれい事など言っていられなくなるケイトは、これまでの正義の理想が打ち砕かれ、モラルとの狭間で苦悩をすることに…。


…といった次第で、ヒュー・ジャックマン主演の誘拐スリラー「プリズナーズ」(2013年)でもコンビを組んだカメラマンのロジャー・ディーキンスが、いつもながらのクールなイメージで写し出してくれたバイオレンスとアクションの見せ場の緊張感は申し分なく、カンヌでのレビューはおおむね高評価ではあったものの、デニス・ヴィルヌーヴ監督が自ら、 “ わかりやすい映画 ” と語っていたように、込み入った題材への取り組み方が通り一遍すぎる…といった指摘も同時に受けてしまっています。


なので、アメリカの捜査機関とメキシコの麻薬カルテルとの戦いの間に横たわる闇の奥底や、モラルの決着について、もしかすると、少し物足りなく思う人もいるのかもしれませんが、似た要素をはらんだ作品と言える「ゼロ・ダーク・サーティー」(2012年)で、ジェシカ・チャステインが演じたヒロインに共感して、感銘を受けたような映画ファンの方にとっては、エミリー・ブラントのケイト・マーサーは、それに匹敵するキャラクターになるのではないでしょうか…?!


脚本家としては新人のテレビ俳優テイラー・シェリダン(「サンズ・オブ・アナーキー」)が執筆したオリジナル・シナリオを映画化した注目の「シカリオ」は、北米で9月18日に限定公開で封切りのあと、翌週末の25日から全米の映画館に登場です!!、果たして、エミリー・ブラントは正義の捜査官か?!、それとも、単に政府機関に勤めているだけの殺し屋か?!、彼女にとって、代表作になりそうなクライム・スリラー映画の予告編をご覧になって、CIAリーダーのみなさんは、どのような感想をお持ちになられたでしょう…?!


In Mexico, SICARIO means hitman.
In the lawless border area stretching between the U.S. and Mexico, an idealistic FBI agent [Emily Blunt] is enlisted by an elite government task force official [Josh Brolin] to aid in the escalating war against drugs.
Led by an enigmatic consultant with a questionable past [Benicio Del Toro], the team sets out on a clandestine journey forcing Kate to question everything that she believes in order to survive.







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