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残念ながら、“ 元 ” がつくことになってしまったスパイダーマンアンドリュー・ガーフィールドを主演に起用して、名匠マーティン・スコセッシ監督が今年2015年1月末から、台湾をかつての日本に見立てて、行っていた最新作「沈黙」の撮影が無事に終了しました…!!、これでようやく、ダーリンもエマの待つアメリカに帰って来れるので、不穏な破局説を払しょくする2人のデート姿がまた、目撃されることになるでしょうか…?!



1988年に初めて、手にした…ということは、今から約27年前に、故遠藤周作さんの小説に出会って以来、マーティン・スコセッシ監督が、ずっと映画化を熱望して、けして諦めることがなかったライフワークの注目作「沈黙」の撮影が、ついにクランクアップを迎え、ロケ地の台湾で、撮影終了の記者会見が行われて、早くも映画の一部(↓写真)が披露されたほか、エンタテインメント・ウィークリーを通じて、トップの写真(↑)が初公開されました…!!


篠田正浩監督が、1971年に発表した映画化では、松橋登さんが演じたモキチ役を、トップの写真のようなイメージで演じた塚本晋也監督(「鉄男」シリーズ)のほか、ダーリンの共演者として、「スター・ウォーズ エピソードⅠ: ファントム・メナス」(1999年)のリーアム・ニーソン、「スター・ウォーズ エピソードⅦ: ザ・フォース・アウェイクンズ」(12月18日世界公開)のアダム・ドライヴァー、キーラン・ハインズ(「ヒットマン: エージェント47」8月28日全米公開)らが参加した「沈黙」の原作文学を出版する新潮社の紹介によれば…、

“島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。”

…といった次第で、台湾での撮影終了会見にて、マーティン・スコセッシ監督が語ったコメントによれば…、
“ 遠藤周作先生が描かれた題材は、私がとても、とても若い頃から、生涯を通じて、ずっと抱えてきたものです。”
…とのことで、そのマーティン・スコセッシ監督が自分の内面に「沈黙」を抱えていた…というのは、具体的には、どういうことか?!というと…、

“ 私と宗教とは深い関わりがあるんです。私は大変に、かなり敬虔なカソリックの家庭で育ったんです。その生い立ちの反映として、信者はキリストへの信仰にそって、どのように自分たちの人生を導くことになるのか…?! ”
…などと考えていたところ、そうしたテーマを見事に描き切った作品として、遠藤周作さんの文学に出会ったそうですから、マーティン・スコセッシ監督にとっては、幼い頃から宗教について抱えた様々な疑問や、考えを投影した、まさにライフワークの集大成と言える作品が、この「沈黙」になるのかもしれませんね…!!


17世紀の日本を舞台に、名匠マーティン・スコセッシ監督が神の存在を、あらためて問う宗教スリラー映画の注目作「沈黙」の封切り日は未定ですが、来年2016年中には映画館に登場する見込みです…!!







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