************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


クリス・ノーラン監督が昨2014年に封切ったSF映画「インターステラー」が、2大メジャー・スタジオのワーナー・ブラザースとパラマウント映画の共同製作だったように、異なる映画スタジオ同士が一緒に映画を作ることは、けして、珍しい話ではありませんが、しかし、そもそもはディズニー・マーベルのキャラクターであるスパイダーマンの映画化の権利を、他社のソニー・ピクチャーズが握っている…という、言わば、ねじれた関係の両社が、いったい、どのようにして、その問題を解消し、「スパイダーマン」シリーズとマーベル・シネマティック・ユニバースの合体を可能にすることができたのか…?!、それぞれ利潤を追求するライバル同士の企業が納得するに至った取り引きの条件というのは気になるかと思いますが、スパイダーマンを里帰りさせて、マーベル・シネマティック・ユニバースに登場させるために、ディズニー・マーベルがソニピに支払う金額は、以下のような驚きの数字でした…!!、その金額とは…、





0円、つまり、タダ ! !

えぇ、人気ヒーローのスパイダーマンのキャラクターの使用料が、0円なの…?!、それは元々、スパイダーマンが、マーベル・コミックスのキャラクターだから??と当然、不思議に思われたはずですが、ソニピとディズニー・マーベルの歴史的合意の条件について伝えてくれた Variety のマーク・グレーサーとブレント・ラングによれば…、

〇ディズニー・マーベルは、スパイダーマンを、「キャプテン・アメリカ : シビル・ウォー」(2016年5月6日全米公開)をはじめ、コミックヒーロー大集合映画「アベンジャーズ」シリーズや、その他のマーベル・シネマティック・ユニバースの映画に登場させるにあたって、キャラクターの使用料などは一切、支払わなくてもよい。

〇その代わりに、ディズニー・マーベルは、ソニー・ピクチャーズがこれからスタートする「新・スパイダーマン」シリーズの興業の売り上げから、今後は自分たちの取り分を要求しない。

〇また、その「新・スパイダーマン」シリーズの仕掛け人のひとりを、ディズニー・マーベルの代表のケヴィン・ファイギ氏が務めるわけですが、その仕事を行うにあたって、同氏はソニピからは一切、報酬をもらわない。

〇そして、同様にソニー・ピクチャーズも、スパイダーマンが参戦するマーベル・シネマティック・ユニバースのコミックヒーロー映画の興業の売り上げに対して、歩合を求めない。


…とのことで、つまり早い話が、ソニピとディズニー・マーベルのお互いが、スパイダーマンをめぐっては、まさに竹を割ったような話として、金銭のやりとりを一切、行うことなく、単にキャラクターをシェアして、それぞれの映画シリーズを作ることで、これまで通り、別々にビジネスを行っていくだけ…ということですね…!!

このソニピとディズニー・マーベルとのスパイダーマンをめぐる交渉については、Heat Vision のタチアナ・シーゲルとボリス・キットによれば、やはり、キャラクターの権利を完全に自社に取り戻したいディズニーが、ソニー・ピクチャーズに対して、数十億ドルの買い値を提示し、スパイダーマンの権利を手放してほしいと求めたそうですが、ソニピ側はこれまでに「スパイダーマン」シリーズの映画によって、約40億ドルの売上げを達成していることから、そのディズニー・マーベルの交渉に、NO を突きつけてしまったそうです。


しかしながら、ご承知のように、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズが暗礁に乗り上げてしまったソニー・ピクチャーズとしては、どのようにして、スパイダーマンを元の軌道に戻すのか…?!という難問の解決にあたり、言わば、コミックヒーロー映画が専門のディズニー・マーベルのスタッフが絡んでくれるのは、渡りに船といった好都合ですし、スパイダーマンがマーベル・シネマティック・ユニバースの作品で活躍する宣伝効果によって、そのスパイダーマンが単独主演する自社の映画シリーズもまた当然、一緒に盛り上がるわけですから、スパイダーマンを無料で、ディズニーに差し出しても、充分にメリットがあると判断をしたようです…!!

一方、ディズニー・マーベル側としても、自分たちのキャラクターなのに、これまで干渉することができなかったスパイダーマンを、今後は自分たちがある程度、クリエイトをしていけることで、キャラクターの人気の維持に努め、それを自社のビジネスにも反映させていけるわけですし、また、今回の動きが最終的には、スパイダーマンの権利を完全に取り戻すための第1歩になると考えているのではないでしょうか…!!


いずれにしろ、金銭的にドロドロしたやり取りがなく、スパイダーマンの人気を盛り上げる!!という、ひとつの目的のために、両社がスッキリと握手をしたのは、晴れ晴れとして潔く、大変に気持ちがよかったように思います…!!、CIAリーダーのみなさんは、スパイダーマンのマーベル・シネマティック・ユニバースへの参戦にかかる経費が、実は 0円だったことについて、どのような感想をお持ちになられたでしょう…?!







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