Leatherface:チェーンソーの殺人鬼は、どんな経緯で誕生したのか?!、スプラッター・ホラー映画「悪魔のいけにえ」シリーズの前日譚を描く最新作「レザーフェイス」の監督に、残酷映画「屋敷女」のコンビが決定!!
by
Billy
2014年11月1日土曜日
ホラー映画のジャンルに特にこだわりのない方は、「悪魔のいけにえ」(1974年)の前日譚として、チェーンソーの殺人鬼のレザーフェイスが誕生する経緯は、ズバリ “ ビギニング ” の「ザ・テキサス・チェーンソー・マサカー: ザ・ビギニング」(2006年)で、すでに物語られて、明らかになっていますが…?!と、記事の見出しの書き方に疑問を持たれたかもしれません。しかしながら、爆発大将のマイケル・ベイ監督がプロデューサーとして、ジョナサン・リーベスマン監督を起用した、その “ ビギニング ” と、マーカス・ニスペル監督にメガホンを託した「ザ・テキサス・チェーンソー・マサカー」(2003年)の2本は、あくまでも、リメイク映画シリーズであって、本家本元本流の「悪魔のいけにえ」シリーズではありません…!!、よって、それらを除外すると、前述のトビー・フーパー監督のオリジナル映画のプリクエールは、未だに作られていないことになります…!!
…と、本流シリーズとリメイク・シリーズのふたつがあるので、いきなり、ちょっと、ややこしい感じになってしまいましたが、まずはわかりやすく、まとめておくと…、
◯本流シリーズ
「ザ・テキサス・チェーン・ソー・マサカー(悪魔のいけにえ)」(1974年)
「ザ・テキサス・チェーンソー・マサカー2(悪魔のいけにえ2)」(1986年)
「レザーフェイス: テキサス・チェーンソー・マサカー3(悪魔のいけにえ3)」(1990年)
「テキサス・チェーンソー・マサカー: ザ・ネクスト・ジェネレーション(悪魔のいけにえ: レジェンド・オブ・レザーフェイス)」(1994年)
「テキサス・チェーンソー 3D」(2013年)
◯リメイク・シリーズ
「ザ・テキサス・チェーンソー・マサカー」(2003年)
「ザ・テキサス・チェーンソー・マサカー: ザ・ビギニング」(2006年)
…以上の計7本が、これまでに「悪魔のいけにえ」、又は、「テキサス・チェーンソー」のシリーズとして作られていますが、題名の書き方が “ チェーン・ソー ” だったり、“ チェーンソー ” と、“ チェーン ”と “ ソ ー” とが、くっついたり、離れたりするのは、英語の原題がそうなっているからです。また、1986年公開の「悪魔のいけにえ2」は、オリジナル映画に引き続き、トビー・フーパー監督がメガホンをとった “ 2 ” だけに、続篇と思われて当然ですが、同映画はコメディの要素を追加したことから、本来のスプラッター・ホラーの路線から逸脱したため、2013年公開「テキサス・チェーンソー 3D」の製作者らは、自分たちの映画こそが、オリジナル映画のその後を描いた直接の続篇だと主張しています。
となれば、まさにこれが「悪魔のいけにえ」シリーズと言える本流の流れは、1974年公開の原点と、それから約39年を隔てて作られた3D映画の2本ということになるので、この度、新たに作られる「レザーフェイス」は、その2本の映画にとっての前日譚であり、本家本元本流のシリーズにおいては、3本めの作品と位置づけて言うことができそうだ…といった次第になります。
…と、ここでようやく、本題ですが、その本家本元本流シリーズにおいて正続編であるとする「テキサス・チェーンソー 3D」を製作したミレニアム・フィルムズとライオンズゲートとが、同社らにとってシリーズ初の前日譚として製作する最新作「レザーフェイス」の監督に、記事の見出しのように、残酷映画の「インサイド(屋敷女)」(2007年)や、「リヴィッド」(2011年)などで知られるフレンチ・ホラーの監督コンビ、アレクサンドル・バスティロ と、ジュリアン・モーリーを起用したことを、ホラー映画サイト BD の Mr.Disgusting が伝えてくれました…!!
この「屋敷女」の監督コンビの起用については…、ジョン・ラッセンホップ監督がメガホンをとった「テキサス・チェーンソー 3D」が、正続編と主張するとは言え、「悪魔のいけにえ」ファンの方からすれば、レザーフェイスが結果的にヒーロー?!のように描かれてしまったことで、その内容には、まったく納得がいっていないのではないでしょうか…?!
「テキサス・チェーンソー 3D」 予告編
よって、誤った方向に導いてしまったシリーズの続きを描いても仕方がないわけですから、製作者たちが続編ではなく、時間を遡って、前日譚を作ることに切り替えたのは当然…と解釈することもできそうです。そして、不満の残った「テキサス・チェーンソー 3D」は述べるまでもなく、スプラッター・ホラーとしても生ぬるい出来でしたから、製作者たちが、それらの過ちを繰り返さず、シリーズを今一度、仕切り直すつもりで、過激な「屋敷女」のコンビを起用し、前日譚を作ることにしたのであれば、「レザーフェイス」には、ひとまず、期待を抱いてもよいのかもしれませんね…!!
で、その肝心の前日譚の「レザーフェイス」の内容ですが、伝えられているプロットによれば…、
“ 4人の凶暴な10代の若者たちが、看護士の若い女性を拉致して、精神病院から脱走!!、その逃避行を追う法の番人もまた、若者たちと同様に常軌を逸した人物だった…!! ”…とのことで、どういう経緯でか?!はわかりませんが、追跡者の法の番人は、4人の若者たちに対して、復讐心を抱いているそうですから、とにもかくにも、脱走者たちを捕まえて、看護士の女性を救おう…!!といった単に正義のための追跡ではなさそうです…!!、そして恐らくは、そうした込み入った事情から、その法の番人が絡んだ悲惨な恐ろしい出来事の果て、4人の若者のうちのひとりの心が完全に壊れて、後に “ レザーフェイス ” と呼ばれる殺人鬼に生まれ変わる!!だそうですから、4人の凶暴な若者のうち、いったい、誰がレザーフェイスになってしまうのか…?!、もしかすると、ミステリーのような要素も筋書きには含まれているのかもしれません…?!
さて、どのようなスプラッター・ホラー映画に仕上がるのか…?!、「悪魔のいけにえ」シリーズ最新作のプリクエール「レザーフェイス」の続報をお楽しみに…!!
【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!
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