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今朝の全米映画ボックスオフィスBEST10 で、お伝えしたように、マイケル・ベイ監督が仕掛け人のプロデューサーをつとめた現代版の新しい「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」が、シリーズ史上最高額の封切りヒットを達成したことから、製作・配給のパラマウント映画が早々と続編の製作を正式に決定し、全米公開日を約2年後の2016年6月3日に定めたことを発表しました…!!



1990年代に製作された実写映画のトリロジーの第1弾が記録した封切りヒットの約2,539万ドルと、2007年公開の「TMNT」が売り上げたオープニング成績の約2,425万ドルを大きく凌いだ4,000万ドル前後の数字を、パラマウント映画が当初から見込んでいたことを踏まえると、ミーガン・フォックス主演の新しい「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」が、シリーズ史上№1の稼ぎ頭になることは、あらかじめ予想されていたので、厳密に言えば、同社の期待を大きく超えた約6,500万ドルをいきなり叩き出したことから、続編の製作が一気に決定したわけですが…、


全米映画ボックスオフィスBEST10 のランキング・ページで示したように、ジョナサン・リーベスマン監督(「バトル・ロサンゼルス」2011年)がメガホンをとった最新作は、映画の格付けサイト Rotten Tomatoes で、わずか 19 % の評価しか得られておらず、出口調査にもとづいて測られるシネマスコアも “ B ” だけに、観客の満足度はけして、高くなかったことになります。よって、モーキャップのCGで描かれた現代的なカメのニンジャたちに対して、80年代や、90年代にシリーズのファンになった中高年の世代と、近年のアニメ・シリーズのファンの若い世代の両方が興味を示したことで、封切りヒットの数字が達成されたとするならば、そうしたファン層ですら、映画の内容そのものには、どうやら感心しなかったらしいのが実情…といった次第ですから、動員が特にシリーズのファンでもない一般の観客に波及することは、まず望めないため、2週め以降に集客が大きく下落する可能性が不安視されなくもありません…。


なので、製作費の約1億2,500万ドルのコストを念頭に置けば、けして、目覚ましいとまでは言い切れないオープニング・ヒットの数字の結果だけを持ってして、パラマウント映画が続編の製作を決めたのであれば、それは早計すぎる…と慎重に考える映画業界関係者の人もいらっしゃるかもしれませんし、また、晴れて復活シリーズと、もう言ってのけていい第1弾の主人公が、実質的にミーガン・フォックスのヒロイン、エイプリル・オニールだった内容を踏まえると…、まぁ、「トランスフォーマー」シリーズと同様に、見どころは、人間のキャストではなく、カメのニンジャたちのアクションに尽きるわけですが、それにしても、そもそも本人は大して集客力を持っていないミーガン・フォックスが引き続き、主演をつとめて、ブロックバスター映画のヒット・シリーズを牽引できるのか…?!といった点からも、続編には多くの課題が残されている…と指摘することができるかもしれません。

現時点では、マイケル・ベイ監督が引き続き、プロデューサーをつとめるというだけで、ジョナサン・リーベスマン監督が、またメガホンをとるのか?!などの詳細は未定の「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ 2」ですが、爆発大将が仕掛け人として、続編にどのようなプランを考えているのか…?!、進展を楽しみにしておきましょう!!







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