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ザ・ダークナイト」トリロジーや、ギレルモ・デル・トロ監督の「パシフィック・リム」(2013年)といったギークな大ヒット作で知られるほか、ハリウッド版3D超大作「ゴジラ」を来月5月16日から全米で封切るレジェンダリー・ピクチャーズが、あのカルト人気のマーシャルアーツ西部劇をリメイク映画化するプロジェクトをバズ・ラーマン監督に託す…!!という、ちょっと思いがけない人材起用で、またまた意表をついてきてくれました…!!



コミックヒーロー映画とは無縁そうだったクリス・ノーラン監督を「ザ・ダークナイト」トリロジーに抜擢して、大ヒットを放った卓見や、自主製作映画の「モンスターズ」(2010年)を作っただけのギャレス・エドワーズ監督にいきなり、ハリウッド版3D超大作「ゴジラ」を任せるなど、大胆な人材起用を恐れないプロデューサーのトーマス・タルが率いるレジェンダリー・ピクチャーズが、「燃えよ!カンフー」をリメイク映画化する監督として、記事の見出しで例にあげた「ザ・グレート・ギャツビー」(2013年)のほか、「ムーラン・ルージュ」(2001年)などのゴージャスな映像美で知られるバズ・ラーマン監督に打診したことを、業界ブログ Heat Vision のボリス・キットが独占スクープとして伝えてくれました…!!

2009年にタイのバンコクで奇妙な死を遂げた故デビッド・キャラダインが、米中の混血の主人公に扮し、1972年から1975年にかけて、アメリカABCテレビで初放送された「燃えよ!カンフー」は、70年代カルチャーのシンボルのひとつとして、現在もカルト人気を集めていますが、そのそもそもはブルース・リーが自らの原案をもとに主演するはずだったテレビシリーズをあらためて映画化するにあたって…、


オリジナル・ドラマでは、中国の少林寺で修業を積んだ主人公の混血のヒーロー、クワイ・チャン・ケインが、異母兄を探すためにアメリカにやって来る…!!といったマーシャルアーツ西部劇だったのに対して、その設定を言わば、丸々ひっくり返したような格好で、アメリカで育った主人公が、父を探すために中国を訪れる…!!といった次第になるそうですから、つまりは先ごろ、続編の製作が決定したことをお知らせしたリメイク版「カラテ・キッド」(2010年)と同じような発想で作られるのか…ということですね!!

果たして、バズ・ラーマン監督が、そんなリメイク版「燃えよ!カンフー」のメガホンを実際にとることになるのか、どうか…?!は、今後の進展に期待するしかありませんが、同監督はすでに、あの映画史上の孤高の天才スタンリー・キューブリック監督が遺したシナリオ「ナポレオン」を完全ミニ・シリーズ化するという野心的なプロジェクトを、スピルバーグ監督から依頼されていますから、「ナポレオン」か、それとも「燃えよ!カンフー」か…?!といった決断を迫られることになりそうです…!!





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