ハリウッド版トンデモ時代劇の沈没映画「忠臣蔵 3D」（2013年）の脚本を執筆した…と書けば、何だか敬遠されて、予告編を観てもらえないかもしれないので、ニコラス・ウィンディング・レフン監督が、第64回カンヌ国際映画祭の監督賞をはじめ、多数の映画賞をモノにした傑作「ドライヴ」（2011年）の脚本家として知られる…と紹介しなおすことにするシナリオ・ライターのホセイン・アミニが、その「ドライヴ」でも存在感を発したほか、コーエン兄弟監督の「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」（2013年）の演技が高評価されたオスカー・アイザックを主要キャストのひとりに起用した映画監督デビュー作「ザ・トゥー・フェイセズ・オブ・ジャニュアリー」の予告編を初公開したので、ぜひ、目を通しておいてください…！！








開催中の第64回ベルリン国際映画祭で、監督としての力量を初披露のプレミア上映を行うホセイン・アミニが、前述のオスカー・アイザックに加え、「イースタン・プロミス」（2007年）や、「ア・デンジャラス・メソッド」（2011年）といったデヴィッド・クローネンバーグ監督とのコンビ作で人気のヴィゴ・モーテンセンと、そのヴィゴ・モーテンセンと「オン・ザ・ロード」（2012年）でも共演した間柄の旧「スパイダーマン」トリロジーのヒロイン、キルスティン・ダンストを、主要キャストのトリオに起用した「ザ・トゥー・フェイセズ・オブ・ジャニュアリー」は…、

かつてのフランス映画の人気スター、アラン・ドロンの代表作「太陽がいっぱい」（1960年）、もしくは、マット・デイモン主演の「リプリー」（1999年）の原作者として、映画ファンには知られているサスペンス小説の大家のパトリシア・ハイスミスが、1964年に発表した同名著書の映画化です…！！

その原作の邦訳本を、「殺意の迷宮」のタイトルで出版する東京創元社の紹介によれば…、

“ 美しい妻をともない、警察の追求を逃れてアメリカから冬のギリシアにやってきた詐欺師チェスターと、暗い影を背負った青年ライダル。彼らがアテネの街角で出会ったところから、悲劇の幕は切って落とされた。尋問に訪れた地元の刑事を殺し、クレタ島に脱出した三人を待ち受けていたのは…？！、1964年度英国推理作家協会賞受賞の傑作。”

…とのことで、1960年代のギリシアを舞台に、ヴィゴ・モーテンセン扮する危険な人物のチェスターと、キルスティン・ダンスト扮する妻のコレットと関わり合いになってしまったことから、オスカー・アイザックが抜き差しならない立場に追い込まれてしまうようですね…！！


ホセイン・アミニが、映画通の興味に訴えかける魅力的なキャストを起用した監督デビュー作のスリラー映画「ザ・トゥー・フェイセズ・オブ・ジャニュアリー」は、イギリスで来たる5月16日から公開！！、今のところ、北米などでの封切り日は決まっていませんが、いずれ観みてみたい映画として、チェックしておいて頂ければ…と思います…！！

1962. A glamorous American couple, the charismatic CHESTER MACFARLAND (Mortensen) and his alluring younger wife COLETTE (Dunst), arrive in Athens by boat via the Corinthian Canal. While sightseeing at the Acropolis they encounter RYDAL (Isaac), a young, Greek-speaking American who is working as a tour guide, scamming tourists on the side. Drawn to Colette’s beauty and impressed by Chester’s wealth and sophistication, Rydal gladly accepts their invitation to dinner.
However, all is not as it seems with the MacFarlands and Chester’s affable exterior hides darker secrets. When Rydal visits the couple at their exclusive hotel, Chester presses him to help move the body of a seemingly unconscious man who he claims attacked him. In the moment, Rydal agrees but as events take a more sinister turn he finds himself compromised and unable to pull himself free. His increasing infatuation with the vulnerable and responsive Colette gives rise to Chester’s jealousy and paranoia, leading to a tense and dangerous battle of wits between the two men. Their journey takes them from Greece to Turkey, and to a dramatic finale played out in the back alleys of Istanbul’s Grand Bazaar.





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