The Zero Theorem: テリー・ギリアム監督が、クリストフ・ヴォルツを主演に迎えたサイバーパンクな最新作「ザ・ゼロ・セオラム」が、電脳広告だらけの近未来の奇妙な光景を紹介した本編シーンの動画を初公開!!
by
Billy
2013年9月3日火曜日
開催中の第70回ヴェネチア国際映画祭で本日、プレミア上映が行われる最新作「ザ・ゼロ・セオラム」の本編シーンを、テリー・ギリアム監督(「未来世紀ブラジル」1985年)がオンラインで初公開してくれたので、早速ご覧ください…!!、広告であふれかえる近未来の光景は、あたかも、広告がしつこく表示されるインターネットの世界を揶揄したような感じですが、それらのフェイクの広告のうち、ダークナイトが宗教として宣伝されているのは、コミックヒーロー映画にばかり、かたよった現在の映画界と映画ファンに対するテリー・ギリアム監督の皮肉かもしれません…?!
「イングロリアス・バスターズ」(2009年)と「ジャンゴ・アンチェインド」(2012年)で連続して、アカデミー賞最優秀助演男優賞を獲得し、今や、タランティーノ映画の顔とも言える名優クリストフ・ヴォルツが演じるエキセントリックなハッカーのコーエン・レスが、人生の意味を決定するとされる “ ザ・ゼロ・セオラム ”(ゼロの定理)の解明に取り組むことになるテリー・ギリアム監督の最新作は、冒頭のように開催中のヴェネチア国際映画祭と、今週木曜日の9月5日から始まるカナダ・トロント国際映画祭でプレミア上映の後、来年2014年中に各国で封切られる予定です…!!
テリー・ギリアム監督が起用した、その他の出演者は、「バビロンA.D.」(2008年)のメラニー・ティエリー、「ハリポタ」シリーズのデヴィッド・シューリス、「ウイ・ニード・トゥ・トーク・アバウト・ケヴィン」(2011年)のティルダ・スウィントン、そして、マット・デイモンが小さな役ながら、未来社会の “ 管理者 ” として、参加してくれています…!!
When I made Brazil in 1984, I was trying to paint a picture of the world I thought we were living in then. The Zero Theorem is a glimpse of the world I think we are living in now.
Pat Rushin’s script intrigued me with the many pertinent questions raised in his funny, philosophic, and touching tale.
For example: What gives meaning to our lives, brings us happiness? Can we ever find solitude in an increasingly connected, constricted world? Is that world under control or simply chaotic?
We’ve tried to make a film that is honest, funny, beautiful, smart and surprising; a simple film about a complex modern man waiting for a call to give meaning to his life; about inescapable relationships and the longing for love; peopled with captivating characters, mouthfuls of wise and witty dialogue; raising questions without offering easy answers. Hopefully, it’s unlike any film you have seen recently; no zombies, no caped crusaders, no aliens or gigantic explosions. Actually, I might have lied about that last item.
Having not worked with a budget this small for several decades, I was forced to work fast and instinctively, pressured only by the lack of time and money. We relied on the freedom to spin on a dime, to make outrageous creative leaps. The results surprised even me. I’m proud to have been part of The Zero Theorem.
Terry Gilliam
【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと!!
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