************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


映画研究者の故ロドニー・ウィリアムズ・ウィテカーが、“トレヴェニアン” の筆名で1979年に発表した傑作スリラー「シブミ」の前日譚のプリクエールとして、主人公の中国で生まれ日本で育った暗殺者ニコライ・ヘルの若き日々を、ミステリ作家のドン・ウィンズロウが描いた最新刊「サトリ」が映画化されることになりました…!!、ただし、レオナルド・ディカプリオ主演なので?!、いつ映画化されるのか?!は、サッパリ見当がつきません!!





いよいよ来月11月から、クエンティン・タランティーノ監督と初めてコンビを組み、人間のクズの極悪人を演じる「ジャンゴ・アンチェインド」(2012年12月25日全米公開)の撮影が始まるレオナルド・ディカプリオが、1950年代の日本から物語が始まるスパイ・スリラー小説「サトリ」の映画化に主演することになったのを、業界メディア Deadline NY のマイク・フレミングが報じてくれました…!!

ワーナー・ブラザースが映画化の権利を取得し、実際の映画の製作を、レオのプロダクション アピアン・ウェイが引き受けることになった「サトリ」は、「ストリート・キッズ」(創元推理文庫)などの探偵ニール・ケアリー・シリーズで知られるミステリ作家のドン・ウィンズロウが、冒頭のようにトレヴェニアンの「シブミ」を引き継いだもので、邦訳本を出版する早川書房の紹介によれば…、

“1951年東京。日本的精神の至高の境地〈シブミ〉を学んだニコライ・ヘルは、巣鴨拘置所で服役中、CIA局員ハヴァフォードの訪問を受けた。
ハヴァフォードは釈放と引き換えに、ある人物の暗殺を依頼する。ニコライは謝礼金とコスタリカの旅券を準備すること、そして自分を拷問したダイアモンド少佐たちの住所を知らせることを条件に引き受ける。 拷問を受けて変形した顔を整形したニコライは、フランスの武器商人を装うことになり、ソランジュという美しい女性から完全なフランス人になる訓練を受ける。
やがてハヴァフォードから標的について明かされた。朝鮮戦争が始まり、中国はソ連との連携を深めているが、アメリカはこの二国間に楔を打ち込む必要があり、ある人物を暗殺して互いに反目させようと企んでいた。
暗殺の標的は、中国の顧問役をつとめているKGBの幹部ヴォロシェーニン。ニコライは驚いた。母と浅からぬ因縁があったからだ。ニコライは、いまや愛し合うようになっていたソランジュに別れを告げ、ついに北京に乗り込む! 人気・実力No.1作家が、孤高の暗殺者ニコライ・ヘルの若き日の壮絶な闘いを描く話題の巨篇!”
…とのことで、同じくドン・ウィンズロウの原作を、オリバー・ストーン監督が映画化し、「キック・アス」(2010年)のアーロン・ジョンソンと、X-MEN ガンビットのテイラー・キッチュが共演するユニバーサル映画「サベージズ」(2012年9月28日全米公開)の製作総指揮と脚本を担当しているシェーン・サレルノが、「サトリ」でも脚本を執筆し、レオと一緒にプロデュースをつとめることになるのですが…、


レオは現時点で、この他に少なくとも5本の映画企画を抱えていますから、冒頭で冗談半分に記したように、果たして、「サトリ」がいつ実際に映画化されるのか?!の予定は未定で、マイク・フレミングも具体的なプロジェクトの展望については記していません。

なので、あくまでも、原作者のドン・ウィンズロウ自身と、「エイリアンズVS.プレデター: レクイエム」(2007年)の脚本家であるシェーン・サレルノが、これから共同で執筆するシナリオの出来栄えがよく、レオが納得いくような力量の監督が起用される理想的な状態が整い、他の検討中のプロジェクトから、「サトリ」が頭ひとつ抜きん出ることができれば、実際にレオがカメラの前に立つことになる…といった見込みなわけですが、製作のワーナー・ブラザースとしては、「サトリ」を皮切りに、レオナルド・ディカプリオが “シブミ” を操るニコライ・ヘルを、“第2のジェイソン・ボーン” として、シリーズ化を目指したいそうですから、このプロジェクトは意外に早く、具体化していく可能性はありそうです。
ただし、レオは、降板してしまったジョージ・クルーニーの後任として、やはり、ワーナー・ブラザースが製作するスティーヴン・ソダーバーグ監督のリメイク版「0011ナポレオン・ソロ」(来春クランクイン予定)の主演候補のリストにも加えられていますから、もしナポレオン・ソロを演じることになってしまえば、同じスパイ・キャラの「サトリ」は見送られてしまうのかも…?!
ファンの方としては、日本ロケが実現するのであれば、絶対にレオに「サトリ」を作ってほしい…!!と希望されたと思いますが、その他のCIAリーダーのみなさんは、レオナルド・ディカプリオが日本育ちの暗殺者ニコライ・ヘルを演じることについて、どのような感想をお持ちになられたでしょう?!、

ちなみに、「サトリ」のオリジナルの「シブミ」を執筆したロドニー・ウィリアムズ・ウィテカーは…、レオナルド・ディカプリオが、FBIの初代長官で同性愛者だったとされる故ジョン・エドガー・フーヴァーに扮した伝記映画の問題作「J・エドガー」(11月11日全米公開)のメガホンをとった名匠クリント・イーストウッド監督のアクション・スター時代の代表作のスパイ・スリラー「アイガー・サンクション」(1975年)の原作者であるだけに、レオが「サトリ」に主演を決めた背景にはイーストウッド監督からの影響も少なからずあるのかな…?!なんて、新旧のスーパースターの因縁を、映画大好きな人はちょっと想像してしまいたくなったかもしれませんね…!!





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