Total Recall: レン・ワイズマン監督が、集客力に疑問のコリン・ファレルを主演に起用し、シュワルツェネッガーの代表作をリメイクしてるSF超大作「トータル・リコール」に登場する、空飛ぶパトカーの撮影風景のビデオと、ロボット警官たちのセット・フォトをご覧下さい!!
by
Billy
2011年9月2日金曜日
先々週末(8月19日)に全米で公開されたリメイク・ホラーのヴァンパイア映画「フライト・ナイト」のオープニング成績が、たったの約771万ドルと、ものの見事にコケたことで、最も大きなショックを受けたのは、当の映画を製作して配給したディズニー・ドリームワークスではなく、実はソニー・ピクチャーズだと、ハリウッドの映画業界の事情通の間では言われています。なぜなら、「フライト・ナイト」の製作費は約3,000万ドルと、ハリウッド映画の娯楽作にしては安価だったため、ディズニー・ドリームワークスは世界各国での公開や、DVDセールスにテレビ放送といった二次・三次の再利用で、コストを充分に回収していける見込みがあるのに対して、そのように観客からまったく観向きもされない集客力ゼロ?!のコリン・ファレルを主演スターに起用してしまったソニー・ピクチャーズのリメイク版「トータル・リコール」は投資額が巨額の2億ドルを超えるため、もし同様の結果が出てしまった場合、同社は莫大な負債を抱えてしまうことになるからです。…と書けば、ソニーの株をお持ちの方は、そうか…、だったら、その映画の公開前にある程度、手持ちの株を売り払っておいた方が無難かもしれないな…などといった考えが頭の中をよぎったかもしれませんが、主演女優のケイト・ベッキンセールも、何を勝手によからぬ噂をしているのか…!!と、こっちをにらんでいることですし?!、早合点せずに、ソニーは大打撃を食らうのか?!、それとも、映画が大ヒットで、逆に株価は上がるのか?!、まずは続きを読むのあとのセット・フォトとビデオをご覧になり、リメイク版「トータル・リコール」がクールか?!、そうでないか?!、じっくりと検討されてみてはいかがでしょう…?!
ポール・バーホーベン監督が、アーノルド・シュワルツェネッガーを主人公に起用して、1990年に発表した同名SF映画の大ヒット作の原作である、カルト作家フィリップ・K・ディックの短編小説「追憶売ります」を、レン・ワイズマン監督があらためて、シリアスなタッチで再映画化しているリメイク版「トータル・リコール」が、カナダのトロントで行っているロケに登場した、未来の警察車両の走行シーンの撮影風景のビデオを、映画とゲームのサイト Scriptflags が紹介してくれたので、CIAリーダーのみなさんもご覧になり、お楽しみください…!!
便宜的に警察車両とクルマのように書きましたが、ビデオでご覧の乗り物は、映画の中ではホバークラフトのように宙に浮いて走る…と言うか、飛ぶ…といった設定らしく、下から支えてボディを持ち上げている土台の車両はこの後、ポスト・プロダクションのVFXの処理で消去されて、実際の本編で目にすることはなく、フューチャリスティックな乗り物があたかも、空を滑るように飛んで観えることになるようです…!!
↑↓ 写真はそれぞれ、クリックで拡大して、ご覧いただけます。
ソニー・ピクチャーズ傘下のスクリーン・ジェムズで、「アンダーワールド」シリーズを成功させた仕掛け人のレン・ワイズマン監督によるリメイク版「トータル・リコール」は、オリジナル映画のように火星にたどり着く…といった破天荒なSFの展開は見せずに、世界はユーロメリカという西側の大国と、新上海という東側の大国とに二分されている…といった政治的な設定をもとに、集客力ゼロ?!のコリン・ファレル扮する主人公のダグラス・クエイドが、どうやら、自分はスパイらしい…といった記憶を呼び覚ますものの、果たして、自分は東西どちらのスパイだったのか?!、はたまた、もしかすると両国にまたがった二重スパイだったのか…?!といった混乱を抱えたまま、新上海を支配しようとするユーロメリカの指導者ヴィオス・コーヘイゲンとの関わりを持つことになるようです。下 ↓ のセット・フォトは、弁当(Bento)の仕出し?!が行われているので、新上海の場面のようですね…!!
下 ↓ のビデオは、どうやら、コリン・ファレルの代役らしいスタントマンが、浮上するクルマのフロントグラスに張りついていることからして、空中でのアクションが展開するシーンの撮影のようです。
上下 ↑↓ の写真は、空飛ぶ警察車両に乗っている?!ロボットの警官たちだそうです…!!
下右の写真(↓)は、新上海に出入国するのに必要なパスポートです。日本語では、パスポートを“すせそとて”と書くとは、ぼくはこれまで知りませんでした…!!、これから日本語をもう少し勉強することにします!!
オリジナル映画では、シャロン・ストーンが演じて、当たり役とした主人公の妻役に起用されたのは、レン・ワイズマン監督の妻で、シリーズ最新作作「アンダーワールド4 / アウェイクニング」が来年2012年1月20日から全米公開されるケイト・ベッキンセール。真のヒロインとなるメリーナ役に抜擢されたのは、「特攻野郎Aチーム」(2010年)のジェシカ・ビールです。その他に、新生「スター・トレック」(2009年)のヒカル・スールー=ジョン・チョー、人気テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストン、そして、やはり、「アンダーワールド」シリーズのレギュラーであるビル・ナイが出演しているリメイク版「トータル・リコール」は、来年2012年8月3日から全米公開!!
なお、コリン・ファレルの名誉のためにつけ加えておくと、リメイク版「フライト・ナイト」は、オリジナル映画とは違うタッチのヴァンパイア映画として、それなりに好評価されていますし、コリン・ファレルの吸血鬼の存在感も称賛されています。なので、同様にシリアスなタッチを目指すリメイク版「トータル・リコール」は、映画マニアの要求に応じた完成度のうえにおいては期待を持てそうですが、それが一般にウケて、ヒットするか?!は、「フライト・ナイト」と同じく、別の話ですよ…ということになりそうですし、さらに述べれば、アーノルド・シュワルツェネッガーの印象が強すぎる「コナン・ザ・グレート」(1982年)をリメイクした作品も大コケしてしまいましたね…。さて、思いがけずに逆風が吹き始めたソニー・ピクチャーズは、このリメイク版「トータル・リコール」を、どうプロモーションしていくんでしょう…?!
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