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エマ・ストーンがついに全米の頂点に立った!!
「ザ・ヘルプ」 が公開2週めで、第1位に浮上!!


*各数字は、週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。


第1位(2) 「ザ・ヘルプ」(2,500万ドル)
       $20,479,000-(2,690館/$7,613)-$71,801,000

この映画の予告編を紹介した記事で、ぼくは “エマ・ストーンにオスカーのチャンス到来?!” と冗談半分に書きましたが、その予感はもしかすると、あながち間違いではないかもしれません。と言うのも、封切りのデビューで初登場第1位を飾れなかったものの、その後、口コミで共感を集め、トップに昇りつめるという現象は、おととし2009年に公開されたスポーツ感動実話の映画化「ザ・ブラインド・サイド」と同じですから、同映画に主演したサンドラ・ブロックにオスカーが獲れるのなら、エマ・ストーンにだって…!!、また、公開2週めで約7,180万ドルを稼ぐ大ヒットの「ザ・ヘルプ」が1億ドルの大台を超えるのは、まず間違いなさそうですから、プリンセス・エイミー・アダムスが主演した「ジュリーとジュリア」(2009年8月公開)=約9,412万ドル、ジュリア・ロバーツが主演した「食べて、祈って、恋をして」(2010年8月公開)=8,057万ドルといった過去のサマームービーの女性映画の記録を、お笑いマドンナが抜くことになるので、これで名実ともにエマが現在のハリウッドを代表するトップ女優の№1ですよ!!と言ってあげてもよいかもしれませんね…!!、「イージーA」(2010年)でアカデミー最優秀主演女優賞にノミネートすらされなかったエマに、そのリベンジを果たすチャンスがめぐって来たかも…?!


第2位(1) 「ライズ・オブ・ザ・プラネット・オブ・ジ・エイプス」(9,300万ドル)
       $16,300,000-(3,471館/$4,696)-$133,764,000


第3位以下は続きを読むの後です…!!



第3位(初) 「スパイキッズ 4:オール・ザ・タイム・イン・ザ・ワールド」(2,700万ドル)
       $12,020,000-(3,295館/$3,648)-$12,020,000


ワインスタイン・カンパニーが3,295館の約4,400スクリーンで封切った、ロバート・ロドリゲス監督の新作「スパイキッズ 4」は、同じく3D映画だった前作(2003年公開)のオープニング成績=約3,341万ドル(3,344館)から、数字を大きく下まわった失敗となり、匂い付きを売りにしたギミックの “4D” は、まるで無駄な努力となってしまいました…。
しかしながら、このようにガキ映画が不発で、もう当たらない…ともなれば、お子さまにかまって、先延ばしにしている「シン・シティ2」など、ロバート・ロドリゲス監督の本来の住みかであるグラインド家のバイオレンス映画の方に、今後は専念してもらえるかもしれないので、こう言ってはちょっと皮肉ですが、この沈没はむしろ、よかった…!!と、同監督のファンの方は思ってしまったかも…?!、本作の映画の格付けサイト RottenTomatoes での支持率は23%で腐敗映画、レビューのとりまとめサイト metacritic では、赤点の37ポイントです。ただし、ガキ映画はそもそもレビューの対象外なので、こうした数値はほとんどアテになりません。





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第4位(初) 「コナン・ザ・バーバリアン」(9,000万ドル)
       $10,000,000-(3,015館/$3,317)-$10,000,000

今年2011年のワースト№1映画かも…?!といった、こんな映画にお金を払ってはいけませんよ!!という手厳しいレビューがあらかじめ伝えられていた「コナン・ザ・バーバリアン」を、ライオンズゲートが3,015館の約4,500スクリーンで封切った結果のオープニング成績は、辛うじて約1,000万ドルという悲惨なありさまで、「グリーン・ランタン」に次ぐ、今夏の自爆映画の№2となってしまいました…!!、このリメイク映画の RottenTomatoes での支持率は腐敗の27%で、 metacritic は赤点の37ポイント、レビューでは最低評価のFランクがつけられるなどしていますが、あらゆる映画を対象とする一般の映画メディアではなく、ホラーや、ダーク・ファンタジーといったジャンル系の作品のみを専門とするメディアでは、そこそこの好評価も受けています。よって、そうしたメディアによるモノサシの違いを踏まえ、ジャンル系映画がお好きな方は、酷評をあまり気にしないでもよいのかもしれません。ただし、このオープニング成績では、よほど海外の諸外国でヒットしないかぎり、製作費の約9,000万ドルは回収できないでしょうから、シュワルツェネッガーの後継者を熱演したジェイソン・モモアには気の毒ですが、続編は望めそうにないですね…。本作の観客の約4分の3が男性で、およそ67%が25歳以上のアダルト層。R指定の作品なので、自ずと年齢層は高くなります。




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第5位(4) 「スマーフ」(1億1,000万ドル)
       $8,000,000-(3,057館/$2,617)-$117,745,000






第6位(初) 「フライト・ナイト」(3,000万ドル)
       $7,900,000-(3,114館/$2,537)-$8,300,000


ディズニー・ドリームワークスが3,114館の約4,600館で封切ったリメイク・ホラー「フライト・ナイト」も、もはや何も言うことはない大失敗となっています。ただし、本作は「コナン・ザ・バーバリアン」とは違って、映画の格付けサイト RottenTomatoes では74%の高支持率で、晴れて新鮮映画に認定!!、 metacritic では、29件のレビューのうち、21件が絶賛で、まぁまぁが7件、否定している意見はわずかに1件だったことから、観ても安全圏の64ポイントを与えられています。本作の敗因は様々に検討することが可能でしょうが、ひと言で言って、オリジナル映画の「フライト・ナイト」(1985年)をイマ時、知っているのは、一部の映画マニアだけで、一般の関心は喚起できなかった…ということになるのではないでしょうか?!、本作のオープニング興行の観客は約6割が男性で、やはり、約6割が25歳以上のアダルト層。この映画も大人向けのR指定です。ま、本作は「コナン・ザ・バーバリアン」と違って、製作費が安いので、この投資金額であれば、最終的にディズニーが赤字を食らうことはありません。




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第7位(3) 「ファイナル・デスティネーション 5」(4,500万ドル)
       $7,705,000-(3,155館/$2,442)-$32,328,000

第8位(5) 「30ミニッツ・オア・レス」(2,800万ドル)
       $6,300,000-(2,888館/$2,181)-$25,762,000

第9位(初) 「ワン・デイ」(1,500万ドル)
       $5,128,000-(1,719館/$2,983)-$5,128,000


今春の第83回アカデミー賞授賞式で、史上最年少の司会者をつとめたのに加え、バットマン・シリーズ完結編「ザ・ダークナイト・ライズス」(2012年7月20日全米公開)のキャットウーマンとして、アン・ハサウェイ本人はずっとマスコミで脚光を浴びているのとは裏腹に、ほとんど注目をされず、映画メディアからも特に関心を払われないまま公開を迎えた恋愛映画「ワン・デイ」を、フォーカス・フィーチャーズが1,719館で封切った結果は、映画の存在の影の薄さがそのまま反映された数字となっています。キャリー・マリガンが昨2010年のアカデミー賞で最優秀主演女優賞の候補にあげられたほか、映画自体も最優秀作品賞にノミネートされた「エデュケーション/17歳の肖像」(2009年)のロネ・シェルフィグ監督がメガホンをとった「ワン・デイ」は、イギリス人の作家で脚本家のデヴィッド・ニコルズが2009年に発表し、ベストセラーになった同名小説を映画化したものです。原作者が脚本家なのだから当然、映画のシナリオもデヴィッド・ニコルズが自分で執筆しています。
お話の内容は、それまで顔見知り程度で、よく知らない間柄だったのに、大学を卒業した日に思いがけず打ち解けあうことになった男女が、その後、親友として、互いに連絡はとりあいつつも、それぞれが別々の人生を生きていく姿を、1986年からの約20年間に渡って追っていくというもので、ふたりが知り合った記念日の7月15日に焦点をあて、各年のその日の出来事が主に描かれることになります。アン・ハサウェイのお相手として間違って起用されたミスキャストは、「ラスベガスをぶっつぶせ」(2008年)のジム・スタージェス。本作の映画の格付けサイト RottenTomatoes での支持率は27%で腐敗映画となっていますが、metacritic では中間の値の48ポイントがつけられています。オープニング興行の観客の約7割が女性で、全体のおよそ73%を25歳以上のアダルト層が占めていました。






第10位(9) 「クレイジー、ステューピッド、ラブ」(4,500万ドル)
       $4,950,000-(1,940館/$2,552)-$64,420,000

第11位(7) 「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 2」(前後編あわせて2億5,000万ドル)
       $4,405,000-(1,738館/$2,535)-$365,901,000

第12位(6) 「カウボーイズ&エイリアンズ」(1億6,300万ドル)
       $4,194,000-(2,213館/$1,895)-$89,476,000


《 POINT 》 一般にオープニング成績の約3倍前後が、その映画の最終的な興行成績になる可能性が高い。興行成績の概ね半分が
映画館の取り分となる。よって、オープニング成績から試算したトータルの売り上げを2分の1にして、製作費と比較すれば、その映画の興行的成功の度合いをおおまかに測ることができる。



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