ドイツ・バイエルン州ニュルンベルクのゲオルク・シモン・オーム・ホッホシューレという、応用科学の分野を専門とするらしい大学で、CGを学んだマリウス・ヘルツォークさんが卒業製作の課題として、ご自分ひとりで取り組んだショート・アニメ「ザ・テイル・オブ・ミスター・リーヴァス」(The Tale Of Mr. Revus ＝“リーヴァスさんのお話”)をお楽しみください…！！、寓話のおとぎ話らしい体裁を整えるような格好で、冒頭と結末に語りのナレーションが入っていますが、それ以外の本編にセリフはなく、アニメの描写を目で追えば、自然と物語は理解できる構成となっています。
主人公のミスター・リーヴァスは、本当は心優しい人なのに、世間からは距離を置かれてしまった、錬金術師のような風変わりな科学者。そのミスター・リーヴァスが自分の孤独を癒す相手として…、ま、フツーにペットを飼えばいいと思うのですが、そういうカンタンな手段の代わりに、“生命の泉” とでも呼ぶべき壮大な装置を作り出し、自分の友人となる新たな生き物を創り出す研究に没頭しています…。しかし、今宵もまた実験に失敗したミスター・リーヴァスの軽はずみな行動が思いもかけない事態を招き、ミスター・リーヴァスは自分の手で収拾をつけなければならないことに…。
作品に趣を与えた、スケールの大きな音楽を作曲したのは、ニュルンベルク・アウグスブルク音楽大学の学生のシモン・シャーフさんです。約12分間と少し長い作品なのですが、マリウス・ヘルツォークさんの創造した、ちょっと不思議で、奇妙なファンタジーの世界に目を見張るうちに、すぐに終わってしまうと思います…！！









ちなみに、マリウス・ヘルツォークさんが勉強されたゲオルク・シモン・オーム・ホッホシューレの“ゲオルク・シモン・オーム”は有名な “オームの法則” の発見者のことですね！！、“ホッホシューレ”は“大学”という意味になるようです。





【注意】本文の二重使用・無断転載厳禁。引用は当ブログ名を明記し、リンクをお願いします。特に某映画サイトのライターは文章を丸々コピーしないこと！！