Movie News & Tidbits : ティムール・ベクマンベトフ監督がプロデュースしたSFホラー映画「アポロ18」の新しいポスター、ザック・スナイダー監督の新生スーパーマン映画「マン・オブ・スティール」に、ローレンス・フィッシュバーンが登場、and more …!!
by
Billy
2011年8月3日水曜日
大ヒット殺し屋映画「ウォンテッド」(2008年)に続く、自らの最新作「エイブラハム・リンカーン/ヴァンパイア・ハンター」(2012年6月22日全米公開)でも、タイトルどおりに吸血鬼を登場させるなど、ホラーづいているティムール・ベクマンベトフ監督が仕掛け人として製作総指揮をつとめたモッキュメンタリースタイルのSFホラー映画「アポロ18」の新しいポスターを、The Moviefone が独占リリースしてくれました!!、月面を舞台にしたSF版「パラノーマル・アクティビティ」?!とでもいった本作は、公式の歴史では打ち上げがキャンセルされたことになっているアポロ18号を、NASAと合衆国政府は極秘裏に打ち上げていた!!という都市伝説をテーマに、NASAの秘蔵映像をデッチあげて構成したウソのドキュメンタリー=モッキュメンタリーのSFホラー映画です!!、ポスターに書かれたコピーそのまんま、どうして、もう月面探索はしないのか?!という恐ろしい真実が暴露されることになります!!、ワインスタイン・カンパニー傘下のジャンル映画レーベル、ディメンションが製作した「アポロ18」の監督は、スペイン出身のゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ。出演者は、本当らしさを演出するモッキュメンタリーの主旨にそい、無名の俳優ばかりが起用されています。全米公開は9月2日から!!、予告編をまだ、ご覧でない方は下記の関連記事からチェックして下さい!!
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◆新生スーパーマン映画「マン・オブ・スティール」に、ローレンス・フィッシュバーンが登場!!
「バットマン」シリーズのクリス・ノーラン監督が製作総指揮をつとめて監修し、「サッカーパンチ」(2011年)のザック・スナイダー監督がメガホンをとる新しいスーパーマン映画の「マン・オブ・スティール」に、ローレンス・フィッシュバーンの出演が決定したことを、ロサンゼルス・タイムズの映画ジャーナリスト、ジェフ・バウチャーが伝えてくれました!!
「マトリックス」トリロジーや、「プレデターズ」(2010年)のほか、テレビシリーズ「CSI:科学捜査班」などの活躍で知られる名優のローレンス・フィッシュバーンが起用されること自体については、何ら問題なく歓迎されて然るべきはずですが、その役どころがスーパーマン=クラーク・ケントと、ヒロインのロイス・レインの上司にあたる新聞社デイリー・プラネットの編集長ペリー・ホワイトである…ということに関しては、そもそも同キャラクターの設定が名前のとおり?!白人であるだけに、反対の意見を今後、唱えられてしまう可能性がありそうです。
ブライアン・シンガー監督の「スーパーマン・リターンズ」(2006年)では、フランク・ランジェラ(「フロストVSニクソン」2008年)が演じ、故クリストファー・リーヴの「スーパーマン」シリーズではジャッキー・クーパーが配役されたペリー・ホワイトは、編集長らしく、部下に対して押しの強い上役といったイメージの人物だけに、人種の違いを除けば、骨太なローレンス・フィッシュバーンを当てはめるのは的を得ており、「マン・オブ・スティール」はすでに起用したラッセル・クロウや、ケビン・コスナー、ダイアン・レインらに引き続き、巧みなキャスティングをしていることになります。
また、「ソー」(2011)にイドリス・エルバが出演し、神々のひとりを演じたことについてのバッシングで、北欧の神話が題材なのに、黒人の神はいないだろうーがッ!!といったツッコミが可能だったのとは違い、現代のアメリカで黒人の新聞編集長が存在することに不思議はありません。
1938年に誕生したスーパーマンは、その当時の価値観により世界観が作られているため、主な登場人物が白人で占められ、それを現代の尺度で見直すとすれば、キャストの一部が白人以外の人種に置き換えられるのは現実の反映として、クリス・ノーラン監督とザック・スナイダー監督のコンビは当然のことをしているように思えます。
これまでは白人だけが演じたホワイトにローレンス・フィッシュバーンが扮し、スーパーマン映画の主要キャストに初めて、黒人が登場することについて、CIAリーダーのみなさんはどのように思われたでしょう…?!
ワーナー・ブラザース製作・配給の新生スーパーマン映画「マン・オブ・スティール」は、再来年2013年6月14日から全米公開です!!
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