************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


モダンホラーの帝王 スティーヴン・キングの息子という素性をナイショにして隠したまま、ホラー作家として成功してしまった、親の七光りとは無縁なジョー・ヒルが原作者として物語を綴り、南米チリ出身のコミック・アーティスト、ガブリエル・ロドリゲスが作画を手がけた同名のホラー・ファンタジー・コミックを、「トランスフォーマー」シリーズや、「スター・トレック」(2009年)の人気脚本家コンビ、アレックス・カーツマンとロベルト・オーチーがプロデューサーをつとめて、スピルバーグ監督のドリームワークス・テレビがドラマ化しましたが…、出来上がったパイロット版を観た FOXテレビは予定していたシリーズ化をキャンセルし、没にしてしまいました…。FOXテレビがなぜ?!、「ロック&キー」は放送できない…と判断したのか?!、その決定的な理由は明らかにされてはいませんが、近代アメリカ映画の最高傑作の1本とされる「ワン・アワー・フォト」(2002年)や、カズオ・イシグロ原作の「わたしを離さないで」(2010年)を手がけた異才の本格派マーク・ロマネク監督はメガホンを取るにあたり、ホラーとは、つくづく怖いものだといった、トンデモないカン違いをしていたようで、FOXテレビとはジャンルの定義が異なっていたらしい…と憶測されています。









FOXテレビが没にしてしまい、その他のテレビ局も取り上げてくれそうにないことから、いずれ、DVDスルー映画のフリでもして登場するのか、どうか?!はわかりませんが、とりあえず現時点では、関係者以外は目の当たりにすることができない、幻の作品であるホラー・ドラマ「ロック&キー」のパイロット版の予告編が、何者かによって、オンライン上にリークされたので、ご覧になってください…!!

先月7月末に開催されたサンディエゴ・コミック・コンで、幸運な数百人だけが本編の特別上映を観ることができた「ロック&キー」のあらすじは…、「ロード・オブ・ザ・リング」トリロジーで有名なミランダ・オットーが演じるニナ・ロックは、夫のレンデルが惨殺された後、3人の子どもたちを連れて、かつて夫の家族の一族が暮らしていた“キーハウス”と呼ばれる、古い邸宅に移り住むことに…。しかし、キーハウスに秘められた過去の因縁があることを知らないニナと子どもたちは、迂闊にも屋敷にとり憑いた悪霊のドッジを呼びさましてしまう…!!といったもので、井戸の底から現れる貞子…ではなくて、ドッジに感応してしまった末っ子の男の子が人質に捕られてしまい、家族は禁断の別世界へと通じるドアの鍵を開かなければならなくなってしまうようです。


本作の出演者は、万人が失敗だった…と思っている「ターミネーター3」(2003年)のジョン・コナーこと、ニック・スタール。メアリー・ハロン監督(「アメリカン・サイコ」2000年)の新作のヴァンパイア・ホラー「ザ・モス・ダイアリーズ」に出演しているサラ・ボルジャー、そして、「ドラゴン・タトゥーの女」(12月21日全米公開)のリスベットが井戸に落ちて、そのまま助かることがなく、貞子になったように見える…と、この予告編を観た大勢の人たちからツッコまれている悪霊のドッジに扮しているのは、「ブラック・スワン」(2010年)の中で、ナタリー・ポートマンにプリマの座を奪われてしまうライバルを演じていたクセニア・ソロです。この「ロック&キー」も陽の目を見ることがなく、気の毒な人ですね…!!

前述のコミコンでの試写は、人数が少ないのと、ほとんどの観客がジョー・ヒルや、原作コミックのファンだろう…と思われることから、伝えられている絶賛評はあまり、アテにはできないのですが、それにしても、この予告編を観るかぎりでは、このパイロット版はとりあえず、時間を割いて観てみる価値のある作品のように思えます。
CIAリーダーのジョー・ヒルのファンの方や、キング・マニアのみなさんはどのように思われたでしょう…?!

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