************************************************* このCIA★こちら映画中央情報局ですは、2017年4月1日に、コチラの CIA Movie News に移転しました!! *************************************************


カーズ2」(全米大ヒット中)の内容が、あまりにも不評だったことから、「トイ・ストーリー」(1995年)で始まり、「トイ・ストーリー3」(2010年)で終わった…などと皮肉を言われてしまっているピクサーですが、「レミーのおいしいレストラン」(2007年)のブラッド・バード監督が「ミッション:インポッシブル-ゴースト・プロトコル」(12月16日全米公開)を手がけ、「WALL・E」(2008年)のアンドリュー・スタントン監督が本作を作った…といった傾向を踏まえると、確かにピクサーは時代の移り変わりを迎えようとしているのかもしれません…。








前述の「WALL・E」のほかに、「ファインディング・ニモ」(2003年)を発表したことでも人気のアンドリュー・スタントン監督が、実写映画に初挑戦したSF超大作「ジョン・カーター」の予告編を、製作・配給のディズニーが初公開したので、チェックしておいてください…!!
先月6月半ばにリリースされた本作のポスターを紹介するにあたり、アンドリュー・スタントン監督がメガホンをとり、ピクサー・アニメーション・スタジオが製作に関与していることから、“ピクサー初の実写映画” とお伝えしたものの、ディズニーからすれば、あくまでもディズニー映画のSF超大作であり、ピクサー作品ではない…ということになるらしい「ジョン・カーター」は、あの密林の王者ターザンの原作者として知られるSF作家エドガー・ライス・バローズの代表作「火星のプリンセス」を映画化したものです…!!
と、たった今、初めて書いたかのように引用しましたが、あの密林の…から、「火星のプリンセス」を映画化…までは、2009年秋に自分が書いた文章のコピペです。
その文章を書いたのは、ジェームズ・キャメロン監督の大ヒットSF-3D映画「アバター」(2009年)の元ネタが「火星」シリーズである…!!といった話題に便乗し、ひたすらパクリ映画を作ることを美徳としているZ級サイテー映画のプロダクション、アサイラムが、パブリックドメインとして、映画化に著作権の制約がない「火星のプリンセス」を映画化した同名作品の予告編を紹介するためだったわけですが…、


「ジョン・カーター」の予告編は、同じ原作の映画化だけに、ディズニー映画の超大作ながら、一部ではアサイラムのZ級映画と大して変わらない安っぽさが窺えなくもない点や、冒頭でジョン・カーターが死んだ…と伝えてしまっていることで、エドガー・ライス・バローズの火星はつまり、霊界である…といった、原作のさらに元ネタをエマヌエル・スウェーデンボルグの「霊界日記」にたどることができるのを示したことも、下手すれば短絡的に、あぁ、そういうことか…といった解釈を招き、観客の興味をそいでしまっているかもしれません…。

ディズニーとしては、そういう謎めいた要素を示し、どういう映画なのか?!、あえて、ちょっとわかりにくいような予告編の構成をすることで、関心を誘うのを狙った…と思うのですが、CIAリーダーのSF映画ファンのみなさんは、ついに初公開された「ジョン・カーター」の予告編を観て、どのような印象を持たれたでしょう…?!


アンドリュー・スタントン監督の「ジョン・カーター」の原作「火星のプリンセス」の邦訳本を出版する東京創元社の同書の紹介文によれば…、
“南軍大尉ジョン・カーターは、ある日忽然として火星に飛来した。そこでは4本腕の獰猛な緑色人、
地球人そっくりの赤色人などが戦争に明け暮れていた。
縦横無尽の活躍の果て、彼は絶世の美女デジャー・ソリスと結ばれるが……。”
…とのことで、南軍大尉のジョン・カーターを演じているのは、「X-Men オリジンズ: ウルヴァリン」(2009年)のミュータント、ガンビットことテイラー・キッチュ(↑)。ヒロインの絶世の美女デジャー・ソリスは、「X-Men オリジンズ: ウルヴァリン」のミュータント、シルバーフォックスことリン・コリンズです(↓)。


共演者として、本作には、「マイノリティ・リポート」(2002年)のサマンサ・モートン、「グリーン・ランタン」(2011年)のマーク・ストロング、テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストン、「イージーA」(2010年)のトーマス・ヘイデン・チャーチ、そして、「ファインディング・ニモ」のウィレム・デフォーといった人たちが出演していますが、上 ↑ の第1弾の予告編では、そうした豪華キャストがまるで紹介されていないので、ま、次の予告編で、もう少し詳しく映画本編の様子が披露されるのに期待するしかないですね…!!


ディズニーのSF超大作映画シリーズの第1弾となるらしい最新作「ジョン・カーター」は、来年2012年3月9日から全米公開です!!

From Academy Award(R)-winning filmmaker Andrew Stanton comes “John Carter”–a sweeping action-adventure set on the mysterious and exotic planet of Barsoom (Mars). “John Carter” is based on a classic novel by Edgar Rice Burroughs, whose highly imaginative adventures served as inspiration for many filmmakers, both past and present. The film tells the story of war-weary, former military captain John Carter (Taylor Kitsch), who is inexplicably transported to Mars where he becomes reluctantly embroiled in a conflict of epic proportions amongst the inhabitants of the planet, including Tars Tarkas (Willem Dafoe) and the captivating Princess Dejah Thoris (Lynn Collins). In a world on the brink of collapse, Carter rediscovers his humanity when he realizes that the survival of Barsoom and its people rests in his hands.

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