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テレンス・マリック監督がブラッド・ピットを主演に起用し、先月5月に開催された第64回カンヌ国際映画祭で、見事に大賞のパルムドールを獲得した「ザ・ツリー・オブ・ライフ」を上映するコネチカット州スタンフォードの映画館 エイボン・シアターが館内のロビーに張り出した注意書きの掲示物を、映画評論家のクリストファー・タプリーが紹介してくれました。どうやら、映画祭でグランプリ!!の話題と、ブラッド・ピット主演作のスターの名前にだけ釣られたのか?!、「ザ・ツリー・オブ・ライフ」を単純に家族の絆を描いたファミリードラマだとカン違いしたらしい観客が…、


つまらない…意味がわからない…と上映中に退屈して席を立ち、ゾロゾロと帰宅してしまうにあたり、“金返せ!!”、“後日、別の映画を観せろ!!” といったトラブルも頻発してしまうようで…、あらかじめ、同映画が従来の映画らしい起承転結の綴り方で、物語を描くのではなく、具象抽象の様々なイメージを羅列する特殊な映像表現の哲学的な語り口で、万物の生命の源の探求を目指した深遠な芸術映画であることを、掲示物は説明し、買ったチケットの払い戻しは絶対にしませんよ!!と警告しています。

言わば、現代の「2001年宇宙の旅」?!とでも言った「ザ・ツリー・オブ・ライフ」について、テレンス・マリック監督の映画の熱心なファンからも、見た目にすごい映画なのは認めるが、気持ちが入り込めない…といった、映画の存在と観客との間の遠い距離感に困惑する声が伝えられる一方、10年いや20年に1本の稀代の名作!!といった絶賛の意見もあるなど、評価が極端にわかれる作品なので、上映開始時には満席でも、館内にやがて、人がいなくなる映画館側としては、こうした配慮が必要なのかもしれませんね…。ブラッド・ピットとショーン・ペンの2大スターが共演した最新作「ザ・ツリー・オブ・ライフ」はどのような映画なのか?!、その一部を動画でご覧ください。



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